文学青年はやっぱり詩的な恋愛を好むもの? 彼らの本心と思惑

【相談者:20代女性】
私の好きな人は文学が好きで詩を書くのが趣味です。彼の思考回路はやはり詩的なのでしょうか。「人を深く好きになった事がない」「人を愛する事ができるのだろうか」などと言ったりします。そして、「自分から告白した事がない」とも言います。それなりに恋愛経験はあるようです。「愛なんて突然壊れるもの。そしたらどうする?」と抽象的な質問を唐突に投げかけてきたり、つかみどころのない人で読めません。

たえなかさんは短歌がお好きらしいので、彼のような詩人の気持ちがおわかりかと思います。教えてください。

a フィルターをかけて見ないで。彼は普通の男性です。

こんにちは。ライターのたえなかすずです。

彼は詩人の肩書きなのでしょうが、普通の男性だと思います。貴女は、「詩人」というフィルターをかけて彼を見ているのですね。

詩を趣味にしていると言われると霞を食べ禁欲的で、暮らしからすべて詩のようなロマンチックな気持ちに支配されて生きているような想像をしがちですが、そんなことないですよ。私は自分でロマンチストだと思っていますが、それは創作上でのことであって実生活では非常に現実的な考えです。

彼もきっと普通の男性です。過去にもそれなりに彼女がいたみたいですしね。

まず彼の、「人を深く好きになった事がない」はどういう状況で言ったのでしょうか。それによって変わってきます。友人たちとの雑談で言った場合は、きっと詩人モードでしょう。哲学的な事を言う自分スゴイみたいな。そういう話で盛り上がりたいときはあります。「ここから詩が生まれるかな?」みたいな創作の手段のときもありますし。特に趣味の仲間のあいだなら、こういう話題は盛り上がるでしょう。趣味外の人たちとはそんな話は大勢でしません。変わり者と思われるからです。

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貴女と二人きりのときに言った言葉で、たとえば、恋愛の話をしていて、「ひどい失恋をしてもう恋愛ができない」「モトカノが忘れられない」「女性不信なんだ」の言葉が出てきたら……遠まわしの、「貴女と付き合えない理由」かもしれません。

よく考えてみたらわかります。この子ちょっといいなと思う女性の前でわざわざそんな事言いませんよね。付き合えない理由はそれぞれ。友達ならいいけど彼女にしたくない。付き合うと言う束縛された関係がイヤ。などです。

「愛なんて突然壊れるもの。そしたら君はどうする?」ロマンチックですね。言われた貴女はちょっとキュンとしませんか? でもこれって、「付き合えたとしても長く続かないけど」の意味に思えます。長続きしないけど君はどうすると貴女に聞いています。自分が壊すかもしれないということ。予告かもしれないですね。もしくは今現在恋愛をしていて上手くいっていない。具体的な悩みを抱えているけれど、はっきり言えないのですりかえて話しているとか。

この質問を読んで、言いたい事を詩的な表現に変えて伝えれば、恋愛経験の少ない夢見がちな女性は簡単に落とせるなあ、と思いました。現実社会にはあんまり詩人はいませんし、めずらしいですもんね。ガンガン来る肉食系男子に慣れてしまっていると、こういう男性が妙に新鮮に映り惹かれたりします。なんだかよくわからない台詞に、ドキドキして恋に落ちてしまう。詩人は草食系とイメージで思い込んでいると、とんでもない目に遭うことも。肉食系の詩人だっています。と言うより欲とロマンチックは全然関係ありませんから。

“抒情”は“抒情”、“本能”は“本能”で別モノです。

・詩が純粋に好きだから詩を書いている
・モテる事を前提に詩を書いている

両方存在していますから、よく観察してみてくださいね。そして、作品の内容と実生活は違うと言う事を心にとめておきましょう。

確かに文学を創作する人には草食系が多いような気がします。いわゆる、「感受性が強い」ので恋に落ちたりする頻度は多いのかもしれません。でも傷つくのがイヤで、嫌われるくらいなら好きな気持ちを知られたくないと思っています。

彼は、「自分から告白した事がない」のですね。こんな事を言われると、「シャイなのね! 私から告白しないと!」と思い女性側からウッカリ告白してしまいます。それを狙う草食系は存在しますよ。受けの姿勢ですね。傷つくのが嫌い。だから女性を好きにさせる。それで、告白させる。こういう戦略なんじゃないかな、と思いますね。男性は自分の能力を認められたい生き物ですし、周りに自分に好意を持つ女性を置いておくことで能力があると思え、自尊心が高まるのです。

それと勝手な主観ですが文学青年は二種類にわかれるような気がします。

・自己愛が強く、作品に投影し自己陶酔している
・劣等感が強い

「自己愛が強い男」は自分に自信があるのでわりあいモテるようです。相談の彼はこちらでしょうか。なら彼が、「告白した事がないんだよね」と言ったら貴女も、「私も告白した事がないの」と意味深発言をする。そうしたらどうなるか。「なにがなんでも告白させなければ!」と思って接近してくるはず。「初めて人を好きになるかも」とかなんとか言って。「私も人を好きになるかも」ここで貴女が少し接近する。そして次は少し離れる。こうやってだんだん相手のテンションをあげていく方法がベストだと思います。

「劣等感が強い男」は半数以上だと思います。

・スポーツができない → でも文学なら
・ダサい → 文学青年ならそれもアリ
・暗い、面白い事も言えないしモテなかった → 創作で晴らす

みたいな感じですね。

このような男性にはコンプレックスには決して触らず、「気にしてない。中身が大事」と励ましてあげるといいかもしれません。常識を気にするタイプが多いので、「愛する存在が身近にいたほうがいい」や、「そろそろきちんとしないと」と周りの人に言われるとそうなのかな? と思い始めます。

その際には近くにいる自分のよき理解者を選ぶので、彼の近くで励ましてあげることができる、ほっとできる存在でいることが大事だと思います。

●ライター/たえなかすず(恋愛短歌専門家)

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