なぜ“同性愛”と聞くと、リアルな想像をしてしまうの?

【相談者:20代男性】
先週、僕と同じ職場の男性がゲイ(同性愛者)とカミングアウトしました。僕の偏見かもしれませんが、同性愛と聞くとどうしてもリアルに想像してしまうのですが、これはどうしてでしょうか。教えてください。

理由はさまざまだと思いますが、まず同性愛のライフスタイルが想像できないからではないでしょうか。

初めまして。ライターの雪見かおるです。ご質問ありがとうございます。

どうして同性愛と聞くと、露骨なイメージに結びついてしまうのか、というご質問ですね。たしかに、私もヘテロの友人と話している時に、同じような話題が出たことがあります。同性愛とカミングアウトされると、性的なイメージが先行してしまって、性に対して軽いイメージが持たれてしまう、と。

もちろん、私の友人も質問者さんも悪意があって言っているわけではないと分かりますが……。それはどうしてかというと、おそらく同性愛のイメージが異性愛者(ヘテロ、ノンケ)のように一般的に確立されていないからではないかな、と私は思います。

たとえば、一般の男女関係であれば、自分たちは異性が好き、ということをわざわざカミングアウトしませんが、同性愛者の場合はカミングアウトしないと「自分たちは同性が好き」ということが目に見えない存在です。

よって、自分は同性愛者だ、と公言することで、カミングアウトをされた相手方には、あたかも恋愛の告白をされたかのように受け取られてしまう、ということ。

また、同性愛についてのライフスタイルが一般的に想像しづらく、異性愛者が普段当たり前にしている男女間の交際(食事や買い物、旅行など)が同性同士になった途端、イメージができなくなってしまう。だからこそ余計に世間の関心は質問者さんの言うところの同性愛と聞くと、リアルなイメージに結びついてしまう所以と言えるのではないでしょうか。

同性愛が世間に抱かれるイメージはさまざまですが、あくまでもそれは世間の偏ったイメージであって、好きになる相手が異性であれ、同性であれ、恋愛の仕方に異性愛も同性愛も一切関係ありません。

このほかにも、何か質問したいことがありましたら、遠慮なくご相談くださいね。お待ちしております。

●ライター/雪見かおる(セクシャリティ専門家)

【参考】
・風間孝 川口和也著『同性愛と異性愛』(岩波書店)

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