体の関係から始まった大人の“付き合う”という言葉の意味とは?

【相談者:20代女性】
私はSNSサイトで、ひと回り年上の会社経営をしている男性と知り合いました。毎日ではありませんが、メールをしたり電話をしたりと、私は友達感覚で連絡を取り合っていました。知り合って1か月ほど経った頃、初めて会いに行った日に深い関係を持ちました。

それから彼と月に1回会う関係が始まり、5回目に会った時のことです。いつものように話をしながら食事をしていた時、私がふと、「何か、付き合ってるみたいだね!」と言ったら、彼は「え? お付き合いしてると俺は思ってるけど」と不思議そうに言うのです。私とは遊びのつもりだろうと思っていたし、「付き合おう」などの言葉があったわけではないし、私は彼女じゃないと割り切っていたので、その言葉を聞いた時ショックでした。

正直、都合の良い女だと最近は感じています。この状態が付き合っているとはどうしても思えません。大人の付き合いには、「付き合おう」などの言葉がないのが当たり前なのでしょうか? もしくは彼が特殊で、素直に彼の彼女だと考えていいのでしょうか?

a「付き合う」「彼氏」「彼女」の捉え方は、人によって違う。「恋人の定義」を確認し合いましょう。

こんにちは! 火消し探偵の山木です。

今回の質問は、結論を先に言ってしまうと「考え方は人それぞれ」となってしまいます。お互いが納得する“付き合う”という定義そのものを、二人で創ることが良い関係を続けるコツだと思います。

20代の質問者様の一回り年上とのことなので、相手の方は30代後半から40代だとは思うのですが、これは年が離れているための感覚の違いではなく、仮に20代であっても、付き合うという感覚には人によってずれが生じるものだと思った方が良いでしょう。

質問者様や相手の方がどう感じているのかは分かりませんが、最初に体を重ねた日から5回、6回と続けて関係を持ったのであれば、その関係は“付き合っている”と言っても特別変なことではないのではないでしょうか。

アメリカ人と付き合うと良く分かるのですが、英語に“assume”という単語があります。『当然〜〜だと思う。決めてかかる。思いこむ。』という意味なのですが、アメリカ人の男女関係はこの単語そのもの。

映画に何回か行ったり、一緒に食事するのを何度かしていると、自分たちは付き合っている関係だとassumeします。好意を持っていない相手と映画に行ったり、食事したりするわけはないという前提のもと、何度もデートをしている内に、その関係は「付き合おう」という言葉がなくても恋人関係だとassumeされます。

日本よりも海外の方が文化の違いで、家族や友達、フォーマルな場をカップルで参加する機会が多いせいか、「一緒に過ごす時間が増える=恋人」だと周りにも認知されやすいというのもあるのかもしれません。

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貴方の恋人の定義とは?

昨今、日本では多くの男女が「付き合おう」という言葉の前や、“付き合う”という事柄の前に深い関係を持ちます。大人の関係になってから恋人という関係になるというのも、別に不思議なことではなくなりました。コミュニケーションの1つとして考えるなら、体の相性なども付き合っていく上でも重要ですし、付き合う前にパートナーとしての適性判断する手段として有効だとは思います。

上記のような人は何度かの『お試し期間』を過ぎて、この人とだったら恋人として付き合って行けるなと感じた時、深い関係がある仲の良い人から、恋人にランクアップする場合もあります。つまり、「付き合おう」という言葉自体にあまり意味はなく、逢う頻度や価値観のすり合わせなど、“付き合う”という定義を二人で創るその行為こそが意味があると考えるタイプです。

その一方で、「付き合おう」という言葉を挨拶と同じような感覚で使う人もいます。キープしたいために「付き合おう」という人もいる。

月に1度会う&食事後に宿泊する関係が半年ほど続けば、それは誰が何と言おうと親密な男女の関係です。第一、会社経営している多忙な人間であれば、同棲でもしない限り、月に1度会うくらいしか時間が取れないというのもさほど珍しいことでもありません。

私が感じる限り、相手の男性の感覚に特殊なことはありませんし、本当に質問者様と付き合っていると思っているとしても、月1回の遊び相手だと思っていたとしても、「付き合っていると思っているよ」と彼は言っているのですから、この問題で重要な部分なのは“付き合う”という二人の感覚の違いなのでしょう。

ちゃんと“付き合う”意思を確認し合った人とは、終わりも納得の行くものになるでしょうが、“付き合う”意思確認を怠ると終わりも有耶無耶にフェードアウトされることが多い

人によっては、改めて言葉で確認することを「野暮なこと」と感じるかもしれませんが、ケジメをつける意味でも、「私たち付き合っているんだよね? 他に相手はいないんだよね?」とハッキリと聞いてみたら如何でしょうか?

そして自分にとっての“付き合う”とは、「どのくらいの頻度で会ったり連絡をとることなのか?」など、“恋人の定義”を二人で話あってみると誤解が解けるかもしれません。

また、質問者様は割り切った関係を希望なら、波風立てずに自然消滅して行く準備をした方がいいかも。

深い関係が始まった瞬間から、もう、以前のような友達関係を求めることは都合の良すぎる話ですから。

●ライター/山木陽介(探偵専門家)

編集部追記

今回のコラムでは、体の関係から始まった付き合いに関して、「恋人の定義を確認し合いましょう」という視点でアドバイスをいただきました。

「体の関係(大人の関係)」について、一般的にはどう言われているのか、編集部でまとめてみました。

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体の関係はあるのに「付き合おう」「好き」と言ってこない男の心理

定期的に会ってはいるけれど、付き合ってはいない。会う場所もいつもホテルばかりで、デートらしいデートはしたことがない……。

ハッキリ振られるのが怖いと「私たちって付き合ってるよね?」とは聞けませんが、彼がどういうつもりでこんな関係を続けているのか、本音を知りたいですよね。

そこで、体の関係はあるのに「付き合おう」と言わない男性の心理をいくつか挙げてみました。

はじめから遊び相手

普段から遊び慣れていて、きれいな女性がいれば口説くのがマナー。ホテルまで着いてきてくれたらラッキー、と思っているタイプの男性です。

深い関係であっても付き合っているわけではないので、そういった相手が何人いても浮気にはなりません。女性に「こんな関係はやめたい」と言われれば他の女性と会う回数を増やすまでです。

付き合う前に体の相性を知りたい

女性は付き合ってからじゃないと関係を持ちたくないと考えている方が圧倒的に多いです。しかし、男性の場合は違います。

したいと思わないような相手とは付き合いたいとも思わない、という女性とは正反対の順序で考えている人もいるほどです。ですので、付き合う前に体の関係を持つことに不自然さを感じていない可能性もあります。

また、もし体の相性が悪かったら付き合う前にさよならできるので、その方が面倒くさくないという考えもあるようです。女性も同じ考えならいいかもしれませんが、そうでない場合は女性側のリスクを考えると危険です。

弾みで関係を持ってしまった(恋愛感情はない)

ボディタッチや体の距離が近く勘違いしてしまった、肌を露出しているのでムラムラしてしまった、など、女性好きではじめから体目当てで近づいたのではなく弾みで誘ってしまうことがあるようです。

曖昧な関係を続けてしまう女性の心理

「付き合ってからじゃないと体を許したくない」と思っているにもかかわらず、女性が曖昧な関係を続けてしまうのはなぜでしょうか。

関係がなくなってしまうのが怖い

相手の男性のことを本気で好きだと思っているほど、彼を失うのが怖くなってしまいます。できることなら正式に付き合いたい気持ちはやまやまですが、「私たちってどういう関係?」と聞いて関係が終わってしまう方がつらいと感じてしまいます。

「付き合おう」と言ってくれないということは遊びだと思われている可能性が高いのではないか、とネガティブに考えてしまう気持ちもわかります。どうしても惚れた方が弱くなってしまうということですね。

「付き合おう」と言わせるのがかわいそう

相手の気持ちを察して、相手のために関係を維持する方もいます。相手が告白するときの負担を考えて、自分の付き合いたい気持ちを我慢しているのです。

年上の女性が年下の男性に対して、「付き合おう」と言ったら結婚しなくてはいけないと思っているのではないか、そこまで思いつめさせてしまうのはかわいそう、と優しさで曖昧な関係を受け入れているという可能性もあります。

その優しさがいつか彼に届くのか、それとも気付かれないまま裏切られてしまうのかはわかりませんが……。

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付き合う前に体の関係を持つメリット

体の相性を確かめられる

夜の営みがなくなったことが原因で離婚する夫婦は少なくありません。結婚前でも、付き合ってみたら体の相性が悪いとわかり、愛情が冷めて別れるということはあるでしょう。

その点、付き合う前に相性がいいかどうかわかれば離婚や別れの不安要素が1つ減ります。心身ともに相性がいい相手を見つけるためには、もしかしたら効率がいい方法なのかもしれません。

お互いに利用し合える

一方的に都合よくされるのではなく、お互いに都合のいい相手と割り切っている場合、付き合わずに欲を満たしてくれる相手がいることはメリットと言えるでしょう。

恋人候補のキープか、ただの遊び相手か、どちらの場合もあり得ると思います。恋人がいながら婚活をするという感覚に近いのかもしれません。

「もっといい人がいるかも」と思い、今の相手で満足していいものか決めかねているのです。“もっといい人”が現れたときにはフリーの方が都合がいいに決まっています。

本気の恋に発展する可能性がある

先ほども述べたように、男性は体の関係を持ちたいと思える女性と付き合いたいと思うようです。逆に考えれば、性的に魅力を感じられているということは、付き合える可能性もゼロではないということです。

都合よくされてしまえばそれまでですが、女性の駆け引きの腕によっては相手をゲットすることも可能でしょう。

付き合う前に体の関係を持つデメリット

万が一の事態がある

ゴムやピルで避妊をしていても、その日がちょうど安全日だったとしても、リスクがないわけではありません。流れで一夜を共にしたから避妊はしていなかった、なんてときは言うまでもありません。

また、初対面の相手や会ってから日が浅い相手で信頼関係がないまま体を許してしまい、病気をもらってしまったらやり切れませんよね。

この点から考えれば、付き合う前に体の関係を持つことは女性にとって1つもメリットはないでしょう。

軽い女だと思われる

自分から誘っておいたくせに、「こんな誘いに乗るなんて軽い女だ」「軽い女は彼女にはできない」と思われてしまう可能性があります。自分の軽率な行動に罪悪感を感じていても、それと付き合うかどうかは別なのです。

また、運よく付き合えることになったとしても、一度彼の軽率な行動を許してしまったがゆえに彼の方が上の立場になってしまいます。大切にしてもらえず、何でも言うことを聞かなければならない立場になってしまうかもしれません。

都合のいい女にされる

好きな相手なら都合のいい女でもいい、と思っていたとしても、いつまでもその関係を続けていけるでしょうか? いつ相手から切られるかわからないですし、結婚にあせったり本気の交際を望んだりして、自分から関係を終わらせたくなるかもしれません。

都合のいい遊び相手としては重宝してもらえるかもしれませんが、それ以上の関係になりたいとは思ってはもらえないのです。一時的な欲が満たされそのときは幸せを感じるかもしれませんが、お互いの関係は進まないまま、時間だけが過ぎていきます。

気持ちが冷める

女性は体の関係を持つことで相手により愛情を感じるのに対し、男性は気持ちが冷めてしまうと言います。そんな、ひどすぎる! と思うかもしれませんが、これには男性の狩猟本能が関わっています。

体の関係が持てたら、付き合っていようがいまいがもうその女性は手に入れたと同じこと。次の獲物へと興味が移ってしまうのです。

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体だけの関係から恋人になる方法

体以外の魅力を知ってもらう

現段階では彼は体だけを求めてきているかもしれません。それなら、体以外にも魅力があることを積極的に知ってもらうようにしましょう。

そのためには、会ってすぐホテルへ直行、ではなく、デートする機会を設ける必要があります。しかし、その機会を設けるのがむずかしいですよね。

いきなり「今日は食事に行かない?」と誘ったら、相手も身構えてしまいます。「行きたいお店があるんだけど、一緒に行けそうな相手がいないからどう?」「映画のチケットを2枚もらったのだけど、ちょうどいい相手がいないから、たまには行ってみない?」と、相手が誘いに乗りやすい理由をつけましょう。

そこで内面の魅力に気付いてもらえるように努めます。精神的なつながりも強めていくのです。相手を気遣う優しさを示し、「彼女なら付き合ってもいいかな」と思わせることができたらしめたものです。

しばらく連絡を控える

いつもの関係を続けていたら、そのうち最初はあったかもしれない罪悪感もなくなり、体だけの関係が当然のことになってしまいます。彼が関係性を見なおそうとするきっかけはいつまで経っても訪れません。

そこで、思い切って連絡を取るのをやめましょう。「付き合ってるよね?」と尋ねるのも怖いような方にとっては不安かもしれませんが、関係性を変えるためには何かアクションを起こすしかないのです。

連絡が来なくなれば、相手は「どうしたのかな?」と気になるはずです。そこでやっと今後の関係性を考えてくれるでしょう。

その答えが「付き合いたい」なのか、「もう会ってくれないならそれまで」なのかはわかりません。しかし、いつまでも体だけの関係を続けるわけにもいかないのですから、答えが出るというだけでもアクションを起こす価値はあるでしょう。

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体の関係を持つタイミング

付き合う前に体の関係を持つのに罪悪感や不安を覚える方は多いと思いますが、だからといって唯一の正しいタイミングがあるわけではありません

みなさん自分なりのタイミングがあるようですので、それぞれのタイミングとその理由を見ていきましょう。

付き合う前

・そういう流れになったら
・出会ったその日
・付き合いたいと思ったとき

付き合う前に関係を持つ人は、「とりあえず試してみて、ダメだったらもう会わなければいい」という考え方のようです。合理的と言えば合理的です。

付き合ってから

・付き合ったその日
・付き合って○か月後
・結婚を意識したとき

付き合ってからという人がやはり圧倒的に多いのですが、その中でもタイミングはそれぞれです。付き合ったその日に、早めに体の相性を確かめておきたいという人もいれば、付き合ってしばらく経ってからでないと飽きられてしまう、信頼関係を築いてからがいい、と考えている人もいます。

また、「結婚を意識してから」という方もいました。たしかに、もしものことがあったときに、付き合っていたとしても結婚したくない相手だったり、まだ結婚したいタイミングではなかったときはショックですよね。

結婚してから

古い考え方、頭が固いなどと思われるかもしれませんが、それでも自分の身は自分で守るしかありません。考え方を理解してくれる男性でなければうまくいかないかもしれません。しかし、それでもいいと言ってくれる男性なら将来も安心です。

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付き合う前に体の関係を求められたときの対処法

「なんかいいかも」と好きになりかけている男性に体の関係を求められたら、もしくは、大好きな男性にいきなり「今夜うちに来ない?」と誘われたら、はっきり断ることができるでしょうか?

断ったら次はないかも、ワンナイトで終わらせないようにすればチャンスもあるし、と自分に言い訳をして一度でも関係を持ってしまったら後戻りはできません。一度築いた関係を後から変えるのは困難です。

では、気になる相手に体の関係を求められた場合、場の空気を悪くせずに断るにはどのようにしたらいいのでしょうか?

「一度そういうことをすると、本気で好きになっちゃうから」

付き合う前に関係を持つなんて非常識、と正論を振りかざして断ることもできますが、それではそこで関係が終わってしまう可能性があります。

そこで、論点をズラして断るのです。「本気で好きになっちゃう」と言うことで、相手のことを悪く思っていない、むしろ好意を持っているということを伝えることもできます。うまくいけば、「それなら付き合おう」と告白してもらえるかもしれません。

「本当に好きだったら、そういうのは付き合ってからにして」

「好きだから誘っているんだ」というスタンスで誘ってくる男性に対しては、上記の言葉で反論しましょう。男性側に少しでも好意がある場合は、この言葉で考えなおしてくれるかもしれません。

この言葉に嫌な顔をするような男性は、はじめから遊びのつもりでしかないので早めに離れるのが正解です。

大人の関係とは

付き合わずに体の関係になることをお互いに受け入れていることもあります。関係をはっきりさせようとせず、お互いのメリットのために体だけの関係を続けるのを“大人の関係”と言うことがあります。

付き合わずに欲を満たしたいという関係ばかりではなく、愛情がありつつもお互いの社会的な立場を守るために体の関係だけにとどめているということもあります。

また、こういった意味以外にも、お互いに干渉しすぎない恋愛を指す場合もあります。言葉や態度による愛情表現をしつこく求めたり、過剰に嫉妬したり不安になったりといったことをしない、落ち着いた関係は、たしかに若いときの恋愛とはひと味違う、“大人”の関係と言えますよね。


「曖昧な関係を続けてしまう女性の心理」や「体だけの関係から恋人になる方法」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

付き合う前に体の関係を持つことは女性にとって不利だとわかっていても、なりゆきでうまくいかないこともあるかもしれません。

誰とどんな関係を持っていようが本人の勝手ですが、自分が体だけの関係を受け入れてしまえば相手のせいにすることはできません。恋愛を楽しみつつも、一人の大人として自分の行動に責任があるのだということは忘れないようにしましょう。

【関連コラム】
「付き合う」という意味が分からないあなたへ5つの真意

(恋愛jp編集部/佐藤)

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