治る確率はどのくらい? 「DVを乗り越えた」3つの体験談と克服方法

【相談者:20代女性】
結婚を半年後に控えている彼氏がいます。

結婚を控え同棲をしたのをきっかけに、彼氏が喧嘩のさいに暴力をふるうようになりました。

私が頭を5針縫うケガをしたのをきっかけに彼氏も猛反省しDVをしていると認め、治すことを約束してくれました。

本人がDVを自覚しているので治る可能性はあるように思います。

この場合、DVは治りますか?

a 治らないとは言い切れません。しかし治る可能性は極めて低いです

ご相談ありがとうございます、ライターのリュイです。

筆者もDV経験者であり、DV離婚をしています。

そして「DVって治らないのですか?」との質問をたまに受けることがあるのですが、「治る可能性は極めて低いです」としかお答えできないのが厳しくも現実です。

DV経験者のコミュニティに参加したり、DVの本質について専門家さんの意見を伺ったりしてきたのですが、一言で暴力と表現されるものの、DVのメカニズムって単純ではないのです。

他の要因で起こっている場合もあるのですが、ほとんどの場合でDV加害者の心の問題、認識、いままでの状況や環境などに起因しています。

つまり根っこが複雑でとても深いのですね。

それでもごくごく稀に、「DVを乗り越えた」というケースも耳にしてきました。

今回はいくつか寄せられた相談から、DVが治る可能性について探っていってみようと思います。

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(1)DV加害者の受け止め方

『繰り返される暴力を親が見かねて注意。けれど主人はDV行為を認めないので平行線にとなり離婚に踏み切りました』(30代女性/シングルマザー)

まずDV加害者に、その行為はDVであることを自覚させられるか。これが最初でそして最大の難関になると思います。

「あなたの行っている行為はDVなのよ」と、加害者に伝えることができる被害者は少ないです。

そんなことを言ったら、また暴力をされるかもしれないと考える被害者が多いからです。

そして伝えることができたとしても、本人がそれを受け入れられるかどうかはまた別の話となってきます。

ごく一部のDV加害者の中には、DVをしている自分を理解し自責の念に駆られている人もなかにはいます。

そういった人なら自分の行為を治す気持ちがある場合もあるので、DVを治すことができる数少ない人に含まれるでしょう。

しかしそういった人は稀でして、DV加害者の多くは「暴力をさせるほうが悪い」という偏った考えを持っているので、その考えを改めさせてDVを自覚させることは難しいと思います。

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(2)第三原因が引き金となっているケース

『彼氏はいわゆる酒乱です。お酒を呑むと暴れて警察沙汰にもなったことがあり、いまはカウンセリングに通っていますが治るまでは会わない約束です』(20代女性/大学院生)

引き金が別にある場合には、また違った対応方法もあります。

DV加害者のなかには、暴力の引き金となる原因が別のところに存在している場合もあります。

たとえば飲酒・薬物・精神疾患等によるものなどです。

飲酒や薬物などがきっかけとなる場合には、原因となるお酒を控えたり、薬物を絶つことで改善されるケースが報告されています。

また精神疾患が暴力の引き金となっている場合には、メンタルクリニックなどで治療していくことで改善されるケースもあります。

原因が暴力とは別にあり、その原因を取り除くことで改善できるケースですね。

この場合にはDVが治る可能性が少ないなりにもあると思います。

パートナーが禁酒などや通院できる環境にもっていくことが、DVを治すことにつながっていくと思います。

この場合にもDV治療は一進一退を繰り返すので、気が遠くなるほどの忍耐力を求められると思います。

(3)DV治療は一方だけの治療ではうまくいかない

『友人の勧めで、わたしも一緒にDV治療をはじめて2年が経過しました。まだ裏切られるときもあるのですが、諦めずに続けていこうと思います』(30代女性/パート主婦)

必ず自分も一緒に治療していくことが大事ですね。

DVから抜け出せない大きな要因に「共依存」があります。

暴力で支配する側と、される側。実はどちらも相手に依存をしていて、そこから抜け出すことができないのです。

相手から離れることができれば、被害者側は抜け出せることが可能ですが。

それでは加害者側は……治ることなくそのままです。

そして加害者側がカウンセリング等で治療できたとしても被害者側が同じであれば、あっという間に治療前の状況に戻ってしまいます。

実はDVを治すことが難しいといわれている最大の理由が、共依存の解消です。

お互いに相手に依存している状態の解消を、離れることなくしていくのは至難の業になります。

まず依存体質をお互いに治していくことが、課題になっていくと思います。

そして付き合い方そのものも大幅に見直して、変えていかなければなりません。

書くのは簡単なのですが、想像を絶する労力が要ります。

ゆえにDV加害者と被害者は、離れることが確実な方法とされているのですね。

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いかがでしたか?

DVが治る確率はゼロではないのですが、かなり特殊で稀なケースだと思います。

特に被害者側は、今までに受けた傷に塩を塗るかのような苦痛をともなう治療になっていくと思います。

わずかな可能性にかけることは、悪いことではないはずなのですが。

DV治療については、たとえ経験者であっても閉口してしまうほどに繊細な問題であると思います。

まずDV問題についてよく知ること、その後に自分のできる範囲を間違えないように判断してほしいと思います。

●ライター/リュイ(DV男撃退アドバイザー)

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