恋人に別れ話をしたら「デート代とプレゼントを返せ」と言われた時の対処法

【相談者:20代女性】
先日、2年ほど付き合った彼氏と別れました。理由は私に他に好きな人が出来たからなのですが、そのことは伝えていません。問題は別れ話をしたら、別れるのは構わないけど、使ったデート代の半分を返せと言われました。信じられません。無理やり払わせた訳ではないのに……デート代を返さないと駄目なのでしょうか?

a フラれた男の行き場のない感情でしょう。法律的には返す必要はありません。

こんにちは! 火消し探偵の山木です。

この「別れるならデート代を返せ」というのは、割と多くの女性が経験されていることのようです。今回の質問者様以外にも、弊社に相談に来る方やブログを通じて相談に来る方もいて、世の中、そんなに子供みたいなことを言い出す男性が多いのかと溜め息が出てしまいます。

この「別れるならデート代を返金しろ。プレゼントを返せ。」の発言は、圧倒的に男性がします。世の大前提として「デート代は男が払うのが当然」という風潮があり、多くの男女がそれを疑問に持ちません。

男の方が収入が多いのだから当然。
男は女を楽しませなきゃならない。
彼女のために色々するのは当然。

こんな感じの考えが一般的には浸透していますよね。

それを本当は疑問や不満に思いながらも、彼女に「金払え」というのはカッコ悪い気がするから言えず、無理をする。その無理が、別れ話が出た時に感情が爆発するのでしょう。

別れ話の時は、人の隠れていた本性が出ます。「オマエに今まで使った金返せ!」というのは、彼の本性。心根では彼だって「こんなこと言うのはカッコ悪い……」と思っているのでしょうが、フラれてしまっているということも加味されていて、もう感情が止まらない。

ちなみに「別れるならデート代返せ」の発言、彼が別れ話を切り出す側だったら、まず言わないでしょう。フラれるというのは、フル側はどんな正論だったとしても、フラれた側からすると理不尽なものです。加えて、自分にはどうにも出来ない不可逆性のものでもある。

つまり、フラれた側の行き場のない感情が金という分かりやすいものに具現化され、半ば当て付けや嫌がらせのようにぶつけられていると思って構いません。そう思うと、質問者様の彼氏は全額でなく半分と言ってきているだけ良心的ではありますね。

しかし、この問題は多くの男女の間で起きることであり、本当に裁判沙汰にしてしまう人もいるので、法律的にはどうなっているのか? というのを併せて書いておきます。

デート代について

まず、デート代というのは二人で楽しんだデートに対して掛かった金額です。どちらが払ったにせよ、二人で楽しんだ事は二人のもの。そこに発生した金額を後になって払えというのは通りません!

「結婚するつもりだったからお金を払った」と言われても気にする必要はないです。実際に婚約して結納まで交わしていれば話は別ですが、口で言っているだけなら何も無かったのと一緒。小難しい法律用語もあるのですが、それは割愛します。

結論を書いてしまうと、別れ話をしたら「デート代を払え」と言われても、一切応じる必要はありません。今まで使った分の領収書を出されたり、事細かにノートに記載してあることを根拠に請求書を出されても無視でいいです。

ここまでやる相手は気持ちに行き場がないし、引っ込めることも出来ないので「訴訟だ!」と騒いでくるかもしれませんが、取り合うこともありません。第一、こんな案件を引き受ける弁護士などいませんし、いたとしても裁判を維持出来ない。

唯一の例外は、質問者様が彼氏に結婚をちらつかせてお金や物品を巻き上げていた場合です。これは今回の趣旨とはずれるので触れません。

貰ったプレゼントの返品について

次に、一緒になって良く請求されるのが「今まで渡したプレゼントを返せ」ですね。あげたプレゼントを返却された所でどうするんだ? と思うのですが、これも気持ちの行き場がないから言ってきているだけでしょう。貰ったプレゼントも貴女がいらないなら返せば良いでしょうけど、必要な物なら返すことはありません。

プレゼントというのは、民法でいうところの贈与契約になります。つまり、質問者様に贈与してしまった物品は彼氏のものではない。ゆえに、返却を求められても返す義務はないのです。

繰り返し書きますが、「デート代を返せ」「プレゼントを返せ」というのは気持ちに行き場がないから言ってきているだけです。つまり、どんな返答をしても……それこそ、相手の言う通りにプレゼントを返して請求してきた金額を払ったとしても、相手の気持ちが充足出来るわけではありません。下手にやり取りを繰り返してしまうと相手の行き場のない感情がいつまでも向けられ続けるので、私は貰い物で返せるものだけ宅急便で送ってしまって、後は無視がベターじゃないのかなと感じます。


余談になってしまいますが、私の知り合いでデート代は全て男持ち。食事や旅行……何もかもを小額でも相手の女性に支払わせない男がいます。しかも、誕生日やクリスマスのプレゼントを自分はあげても自分は貰わない。しつこく受け取ってと渡されたら、使わないで箱のまま取っておくという徹底ぶり。

当然別れる時に「あれ返せ、これ返せ」と言われるのを避けるためにしていることなのですが、この知人はとある女性と別れ話をした際に「私の時間と気持ちを奪ったんだから、慰謝料を寄こせ」と言われました。一切相手にお金を使わせなくても気持ちに行き場がないなら、フラれた女性は“あれこれ理由を金にして請求してきた”という実例です。

当然、こんな請求も訴訟にはなりません。なりませんが、言われた方は疲労して行きますし、相手も口火を切ってしまった以上、直ぐには終われない。

「縁を切りたいならば、金をくれ」

相手がこう言ってくるかどうかは別れ際まで分からないもの。

後々面倒なことにならないように、恋人選びの段階でしっかり見極めたいものですね。

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●ライター/山木陽介(探偵専門家)

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