失敗の予行演習? ネガティブな想像で不安を解消する心理テクニック

こんにちは。女優&ライターのmamiです。

「恋人ができて幸せいっぱいのはずなのに不安なんです」なんておっしゃる方が多くいます。過去のつらい恋が原因ということもありますが、失恋経験のない方でもそうなんです。

つまり、心配性はあなただけじゃないってこと。恋以外でも、試験に落ちるかも……仕事をクビになっちゃうかも……。人って生きている限り悩みはつきません

それもうまくいっているときに限って、なんだか不安になるから厄介ですよね。

一時期、『引き寄せの法則』についての本がはやりました。

ここで詳しくは書きませんが、その中に、ネガティブなことを想像して心配ばかりしていると、そういった結果を引き寄せてしまう、というような法則がありました。

確かに真実の一端を突いているとは思うのですが、実は全く反対の考え方もできるのです。

精神科医ゆうきゆう先生の著書『こっそり使える恋愛心理術』を参考に、“ネガティブな想像で不安を乗り越える”逆説的テクニックをご紹介したいと思います。

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恐怖体験がプラスになった!

テストや受験が近づいて緊張したり不安になったりした経験、ありますよね? アメリカのある心理学者が、その治療法として画期的な実験をした例をお話ししましょう。

彼は、期末テスト間近の学生たちを3つのグループに分け、それぞれに以下の“テープ”を聞かせたのです。

(1)「なんだよこの問題、全然解けないじゃないか! くそっ、もっと勉強しておくべきだった〜」

試験中に苦しむ学生の声。

(2)「どうしてあなたってそんなにできないの! 追試もだめだったら、進学はあきらめるしかないってことね」

試験に失敗した学生に悲しむ親の声。

(3)「ギャッ、何これ? ベッドに虫がいる!? ぎゃああ、つぶしちゃった〜」

試験とは何の関係もない叫び声。


結果は、(1)と(2)のテープを聞いた学生は実力以上、または実力通りの良い成績を収めたのに対し、(3)を聞いた学生は強い緊張から実力を発揮できなかったというものでした。

この実験から心理学者は、人間は前もって今恐れている恐怖をリアルに体験しておくと、その後は恐怖が減っていき、リラックスした状態で本番に向かえるという結論を導き出しました。

“ネガティブな想像”は予行演習になる

この実験結果を、不安で仕方がないときを乗り越えるテクニックとして応用することができます。

心配でたまらなくなったとき、目を閉じてその“恐れている恐怖”を前もって想像してしまうんです。

大好きな彼に振られる瞬間……受験に失敗してしまったショック……リストラされて職を失った自分……。なるべくリアルに、集中して想像してみましょう。

恐怖や悲しみで涙があふれるかもしれません。でも考えてみてください。1度想像して疑似体験したわけですから、万一その状況になってしまったとしても、それは“2度目の体験”。

そう考えると、初めて体験するよりは恐怖が和らがないでしょうか?

同時に、「あんな気持ちになるくらいなら!」と腹がくくれて、恋人に聞けなかった疑問を問いただしてみよう! とか、とりあえず教科書を読もう、仕事の企画を提出してみよう、なんて勇気が湧いてきます。

また、最悪の場合の対策や打開策を考えることもあるでしょう。つまり、“ネガティブな想像”は予行演習になるってことなんです。


悪い結果を「考えちゃいけない」と言われれば言われるほど想像しちゃうのが人間のサガ!

それならいっそ、恐れていることをしっかり想像して、真正面から見つめてみると、逆に恐怖が薄れていくこともあるんです。

その上で、“どうすれば避けられるか”をじっくり、前向きに考えてみればいいんです。

見えない恐怖に震えているよりも、うんと心は楽になると思いますので、試してみてはいかがでしょうか?

【参考文献】
・『こっそり使える恋愛心理術』ゆうきゆう・著

●ライター/mami(女優&ライター)

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