印象がガラリと変わる! ネガティブ思考から抜け出す秘訣2つ

【相談者:20代女性】
私はすぐネガティブなことを口にしてしまいます。彼氏と一緒にいても、「このお店おいしくなさそう」とか「この映画きっとつまんないよ」とか水を差すようなことばかり言ってしまうのです。

彼氏にも、「お前はネガティブ発言多すぎ」なんて言われますが、そうすると「どうせ私なんて……」と返してしまうので全然抜け出せません。

ポジティブ人間になりたいなんて無理なことは言いませんが、少なくとも彼氏の前であまりネガティブにならないようにするにはどうしたらいいでしょうか。

a 内部対話と流れを変える言葉で無理なくポジティブになりましょう。

日常の迷宮脱出ガイド、心理分析士の咲坂好宥です。

ご質問の、「ポジティブ人間になりたいなんて無理なことは言いませんが」というフレーズがもう完全にネガティブ入っていますね(笑)。

たしかに世間ではネガティブな思考は良くない、ポジティブ思考サイコー……みたいなムードがあります。

でも、必ずしもそうでないと主張する人たちもいます。そんな意見も押さえながら、とりあえず彼氏の前でニュートラルっぽく見せるためのポイントをご紹介していきましょう。

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ポジティブが善でネガティブが悪?

必ずしもポジティブである必要はないと説く人の中に、心理学者の植木理恵さんがいらっしゃいます。

植木さんは著書『ネガティブな自分をゆるす本―ポジティブ・シンキングのとらわれをはずそう!』の中で、無理にポジティブでいようと必死になって頑張り続けると、かえって心身ともに疲れ果ててしまうと指摘されています。

植木さんによると、人は無理に自分を明るく強くシフトしようとするより、むしろ自分の暗さや弱さとしっかり向き合う方が健全だとのこと。

そして、ものの見方や解釈を変えていけば、無理をしなくても好転していくそうです。植木さんだけでなく、ネガティブであることの良い点を指摘する人は数多くいます。

ただ、まさにあなたの彼がそうであるように、相手を楽しませることがなかなかできないとか、相手が影響を受けて前向きな行動を取りにくくなるというように、問題点があるのも事実でしょう。

失望やショックを恐れるからネガティブになる?

米UCLAアンダーソン経営大学院のコリーン・ベンダースキー准教授の研究によると、集団での共同作業において、ネガティブな人のほうが熱心に働くという評価を受けました。

その理由は、ネガティブな人は、仲間を失望させることをすごく恐れる傾向にあるからだそうです。これは、自分に対しても同じような恐れを持っていると言えるのではないでしょうか。

つまり、ネガティブな人は、何かに対して無防備に手放しで期待して、その期待を裏切られたときに自分が受ける失望やショックを非常に恐れている、ということです。

無防備度合いでいったら、ヨロイを脱ぎ捨てているときにボコボコにやっつけられるようなものです(苦笑)。もちろん、そんなつらい思いはしたくないですよね。

だから、「こんな悪いことがあるんじゃないか……」と前もって予防線を張っているわけです。これがネガティブ思考の最大のメリットかもしれません。

その証拠に、実際に悪いことが起きてしまうと「ほら、やっぱり」なんてことを言います。これ、予想しているからこそのセリフですよね。

あなたの印象を180度変える、2つの秘訣

では、少なくとも彼氏の前でネガティブ発言を減らすようにするにはどうしたらいいのかということですが、そのためのコツを2つお伝えしますね。

(1)自分への質問を変える

僕らはいつも、自分の内面に対して心の中で質問をしています。これはNLPなどでは『内部対話』と呼ばれています。

たとえば、「なんであんなことしちゃったんだろう」とか「どうしてうまくいかないんだろう」とか、そんな質問が頭の中で繰り返されますよね。

人間は質問されたら答えを探す生き物。だから、「なんであんなことしちゃったんだろう」とか「どうしてうまくいかないんだろう」なんて質問が頭の中で繰り返されたら、ずーっとそんなことばかり考えてしまうのです。

それならこの特性をうまく利用しようっていうのが1つ目のコツです。

「なんで」「なぜ」「どうして」というような質問はネガティブになりやすいので、もしそれらが頭を駆け巡っていることに気づいたら、質問を変えるのです。

具体的には、「どうしたら」に変えてみてください。たとえば、「どうしてうまくいかないんだろう」は「どうしたらうまくいくだろう」になりますよね。かなりポジティブな印象に変わりませんか?

しかも脳ってかなり単純ですから、その答えを本当に探し出しますよ。

(2)ネガティブなことを言ってしまったら、「でも」

そうは言ってもついネガティブな言葉が口をついて出てしまうこともあるでしょう。そんなときは、その言葉自体を打ち消しても手遅れ。そうではなくて、そのあとに「でも……」と真逆のムードの言葉を続けるのです。

「このお店おいしくなさそう。でも、体に良さそうだね」という感じですね。「でも」は逆接の言葉ですから、ネガティブの後に使った以上ポジティブな話を続けざるを得ないのです。

人間は、後に聞いた言葉のほうの印象が強く残る生き物です。たとえば、次の文章の印象を考えてみればわかりますよね。

「オレの夢はバカでかいけど、でもお金はないよ」
「オレお金ないけど、でも夢はバカでかいよ」

もしも彼の前でネガティブな言葉を言ってしまったら、すぐ「でも……」で切り返しましょう。

これでもう彼にネガティブ発言多すぎなんて言われなくなりますよ。日頃から練習しておけば効果大です。ぜひ取り組んでみてくださいね。彼のあなたを見る目が変わりますように!

【参考文献】
・『ネガティブな自分をゆるす本―ポジティブ・シンキングのとらわれをはずそう!』植木理恵・著

●ライター/咲坂好宥(心理分析士)

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