ブスが多い!? “セミナージプシー”になる人の特徴と自分の変え方

【相談者:30代女性】
自分に自信がなく、いつも人と比べてしまいます。あるセミナーに参加してすごく感動し、「これで私も変わる」と思いました。でも変われなくて、また別のセミナーに参加してみました。初めはいろいろ効果があるんです。こんな私が変わるためのセミナーはありますか?

a “学び”とは、“知る”じゃなくて“自分でできるようになる”ことです。

こんにちは。菊乃です。

私は独立前に、交流会やセミナーにいろいろ参加していました。会社員生活ではあまり会わないような、“代表取締役”という肩書の方々と名刺交換をして、その場に参加していることで自分のステイタスも上がったように錯覚したこともありました。セミナーという学びの場にいることで、「社外でも学んでいる私はすごい」と酔ってきます。

そのときに、何人か「これから独立するの」という人に会いました。幸い、私は仕事の業績も上がって本の出版も決まり独立したのでした。あのころ「これから独立する」と言っていた人で、連絡を取り合っている人はほぼいません。会社を辞めて独立したけれども、また会社員に戻った人のことも人づてに聞いたことがあります。

その人たちは私よりずっと真面目で、私よりいろんなセミナーに参加しているのです。目的があってセミナーに参加するわけじゃなくて、セミナーに参加することが目的になってしまう方を、後に“セミナージプシー”と揶揄した呼び方があるのを知りました。

今回は、セミナー・研修プロデューサーの原佳弘さんに、自信がない質問者さんに向けて“自分が変わるためのセミナー”があるかどうかインタビューしました。

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自分が変わるためのセミナーはあるのか

原:「そんなセミナーは、ありそうでないのです」
菊:「やっぱり」
原:「変わるとは自分を知ることなので、人から変えてもらうことではありません。でも、変えてもらえそうだと過剰に期待させているセミナーはあります」

セミナージプシーになりやすい人は3タイプ

(1)会社で居場所がないと感じている人
(2)“自分探し”をずっと続けていて、そのことが好きな人
(3)いつか独立すると思っているが、具体的に行動できていない人

質問者さんは、インタビューしてみたら(1)タイプでした。「何かをして相手にどう思われるか」が気になって、社内で不満や意見を言えなかった。セミナーに参加することで新たな仲間に会えるし、勉強している感覚がある。承認欲求が満たされる。

自分は気が付いていないケースがほとんどですが、寂しさを埋めるためにセミナー依存に陥るのです。そして、依存しがちな寂しがりや向けに、セミナーから卒業できないように仕組まれているセミナーも世の中にはあります。

セミナージプシーがハマってしまいがちなセミナーの特徴

(a)参加者が泣いたり、感動したりする仕掛けがある。たとえば、参加者が自分の悲しい体験を話してみんなで共感し合うなど。

(b)講師や参加者同士のボディータッチが多いセミナー。肩を組む、ハグをする、一緒に踊るなど。

(c)講師が派手なアクションやパフォーマンスをしている。かぶり物、派手な格好などで興味を引く。特別感を演出していることもある。

(d)セミナー会場では、音楽や照明などで過度な演出がされている。

(e)セミナーの案内サイト(ランディングページ)には、徹底的に自分の弱い点・課題と感じている点が脅し文句のようにこれでもかとつづってある。ジプシーさんは、「あ! これって私のことだ」とすっかり盲目的に信じる。

(f)セミナー講師のファンクラブのようなものがあり、セミナー参加回数によってランク付けされる。講師との距離間や参加費に差がつけられている。

(g)そのセミナーのコアな参加者から、「また次回も一緒に参加しよう」「また来れば、変われるよ!」と誘われる。講師だけでなく、参加者もグルになってしまっている。

音楽のライブやコンサートのように、参加者の気持ちが高揚し、一体感を得られる内容になっている。ファンクラブがあるところや、派手なアクションなどまるでアーティスト。コンサートであれば、参加者は初めからストレス発散、非日常感、感動などを目的に参加するでしょう。

セミナーの場合、参加者は“学び”“成長”を目的として参加します。会社に居場所がない人が、目的がぼんやりしたままこの手のセミナーに参加すると、依存してしまうことになりかねない。

セミナージプシーな人の特徴

第三者から見るとセミナージプシーはよく分かる。ブスが多い。元の顔立ちということではなくて、太っていたり、化粧っ気がなかったりする女性が多い。服も毛玉が付いていたり、サイズが合っていなかったり、靴がすり減っていたり、口ひげが生えていたりする。

優柔不断で要・不要の決断ができないため、職場のデスクが汚かったり、カバンが大きく中がぐちゃぐちゃになったりしている人も多い。学生時代から同じようなテイストの幼い服を30代でも着ていることが多い。

身だしなみにすら気を使えない女性は、周囲から軽く扱われても仕方がない。なぜなら、普通の人にしたら身だしなみって相手への気遣いというマナーであり、それができていないということは、その人がマナー違反をおかしているからです。中には何十万、何百万もセミナーに払っているのに、裾が擦り切れた服を平気で着ている人がいるのだ。まず、セミナーの前に外見に投資したほうが効率的だと思うのだが。

残念ながら、セミナーに参加するような意識が高い周囲の大人はまずそんなことを指摘しない。そして、依存させている講師がセミナージプシーを金づるだと思っているのか分からないが、変わる覚悟がない人を不快な思いにさせるような指摘はしないだろう。自分の行動に期限をつけることができない人は、どのセミナーに参加しても変わらない。あなたはいつ咲くのだろうか?

【取材協力/『株式会社Brew』代表取締役・原佳弘】
中小企業診断士、セミナー・研修プロデューサー。セミナーや研修の企画設計、販促マーケティングを行う。東洋経済オンラインのコラムニストとしても活躍。著書に『研修・セミナー講師が企業・研修会社から選ばれる力』がある。

●ライター/菊乃(彼氏づくり専門家)

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