3食昼寝付きはウソ!? “専業主夫”の実情と世間のイメージ

【相談者:10代男性】
将来は専業主夫になりたいと思っています。家事なら自分のことはだいたい自分でできます。子どもも好きなので親戚の子が来たときはよく相手をしていますし(おむつも普通に替えられます)、世話は苦にならないと思います。でも、専業主夫の人がまわりにいないので、どうやったらなれるのか想像がつきません。

a 専業主夫になるには、相手の状況をよく見て判断する必要があります。

こんにちは、ライターの佐原チハルです。

最近では、「専業主夫になりたい」という男性の声が少しずつ大きくなってきているように感じられますね。少し前までとは違い“稼げない男性”や“稼げる女性”が増えてきているように感じられることも、その理由のひとつかもしれません。それにもかかわらず、“専業主夫”の数がなかなか増えないのはどうしてなのでしょう。

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専業主夫になるのが難しい一番の理由は“収入の差”

男性と女性とでは、多くの場合は男性の方が収入が高くなるようになってしまっているのが現状です。厚生労働省の『賃金構造基本統計調査』によると、10年前、女性は平均的に男性の60%程度しか稼ぐことができませんでした。10年たって“女性経営者”や“女性役員”の話題なども多く聞かれるようになり、状況は改善したかのように思われていますが、実は現在でも、女性は男性の67%程度しか稼ぐことができていないのです。

このような収入の差がある以上、家庭内では、「男性が外仕事をした方が効率がいい」という判断がされることになってしまいます。男女間での収入差が縮まれば、「専業主夫になりたい」という男性の思いも実現しやすくなるでしょう。

なお、もう20年ほど前から専業主婦(主夫)世帯の数よりも共働き世帯の数の方が多くなっています。現代では“専業主婦”になることも簡単ではないのです。

“専業主夫”へのイメージって実際どうなの?

『ぐるなびウエディング』が行った「今のご時世“専業主夫”はアリ!? ナシ!?」というアンケート調査によると、“専業主夫”自体へのイメージはそれほど悪いものではありませんでした。「あまりいい印象はない」と答えている割合はおよそ32%で、残りは「いい印象がある」「特に何も思わない」となっています。

一番多かったのは、「特に何も思わない」という層です。家事・育児・仕事などを行う割合は、たしかにそれぞれの夫婦が決めればよい問題ですものね。この結果を見る限りでは、収入の問題さえ解決できれば男性が専業主夫を望んでも「特に何も思われない」のだと安心してよいかと思います。

“主婦(主夫)=3食昼寝付き”のイメージなら、やめておくのが無難です

“主婦(主夫)”を描写する言葉として、“3食昼寝付き”というものがあります。もし、この言葉のイメージを信用してしまっているせいで主夫に憧れているのであれば、少し踏みとどまって考え直してみてもよいかもしれません。

たとえば、日本は仕事をしている女性の睡眠時間が圧倒的に短いことで有名ですが、専業主婦の睡眠時間も、実は仕事をしている男性のものとほとんど変わりがないのです。6時間未満しか睡眠をとれていない人の割合は、会社員よりも専業主婦の方が多いというデータもあるほどです。

夫婦の役割分担はそれぞれの希望だけでなく、置かれた状況によって総合的に判断して決めることになります。お互いの、そして社会の状況をよく見て、しっかりと話し合って判断できるとよいですね。個人的には、専業主夫ができる男性はとてもステキだと思っています。応援していますよ!

【参考リンク】
なかなか縮まらない我が国の男女間賃金格差 | 厚生労働省(PDF)

●ライター/佐原チハル(自由形恋愛専門家)

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