スリルが心に火をつける!? つらい恋ほどなぜかハマってしまう心理5つ

こんにちは。ライターのティッシュまみれ子です。

これまで公私ともに、さまざまな恋のお悩みを聞いてまいりました。特に多いのが浮気や不倫、デートDVなど困難な恋愛のご相談。みなさん、悩みながらも厄介な相手から逃れることができないでいるようです。なぜ人は、困難な、めんどくさい、将来性のない恋愛にハマってしまうのでしょうか。今回は心理学や精神医学、脳科学の視点から考えてみました。自分のつらい恋を客観視して、いったん冷静になりましょう!

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あの人に惹かれた理由とは。4つの心理学と1つの精神医学

(1)吊り橋効果

言わずと知れた恋愛心理学のテッパン。1974年カナダで実験・発表されてからというもの、長年に渡り支持されています。不倫や浮気などは、それだけでもスリル満点。怖さからくるドキドキを恋愛のドキドキとカンチガイしてしまっているのかも。こうしたカンチガイのことを、心理学用語で『錯誤帰属』と言います。

(2)ロミオとジュリエット効果

ロミオとジュリエットのように、障害があることでよりいっそう惹かれあう、という心理状態を引き起こす効果のこと。障害が大きく、またたくさんあればあるほど燃えるので、かなり厄介ですね。不倫は言わずもがなですが、相手が犯罪者など、周囲に認められない恋愛も障害要素は満点! いとも簡単に燃えてしまいます。

(3)ツァイガルニク効果

人は達成できたことよりもできなかったことに対して執着を持ちます。目標達成プロセスの中では、緊張感も持続。しかし、達成したとたん緊張感は解消され、心がたるむというもの。ドイツの心理学者クルト・レヴィン氏から、リトアニア出身のツァイガルニクさんに受け継がれ実証された現象です。彼氏になってくれない相手との体だけの恋愛や、半永久的に未完成であろう不倫は、ツァイガルニク効果抜群ですね!

(4)戦友体験効果

社会学博士の榊博文さんは、著書『社会心理学がとってもよくわかる本』の中で、『過酷な体験を他者と協力して乗り越えると、相手に対する好意が高まる』と仰っています。恐怖を感じているとき、人は誰かと一緒にいたいと思うもの。デート中に恐怖体験に近い心理を経験している人は要注意です。

(5)番外編:ストックホルム症候群

1978年ストックホルムで、銀行強盗の犯人と人質が結婚したことから名づけられました。人は死の恐怖にさらされたとき、無意識に生存戦略を図ります。心が心を操作する、セルフマインドコントロール状態ですね。デートDVの相手を受け入れてしまうのはこうした心理が働いているのかもしれません。

緊張、不安、恐怖。人に恋愛をさせる三大要素

PEA

ドーパミン濃度を高めるのは『PEA(フェニルエチルアミン)』というホルモンです。これは俗に恋愛ホルモンと呼ばれますが、本来は緊張や不安によって分泌されるもの。ところが、PEAが分泌されることでドーパミン濃度が増すため、脳が「これは恋!」とカンチガイするケースが多々あります。

ドーパミン

神経伝達物質『ドーパミン』は、私たちに快感をもたらします。中毒性はないのですが、ドーパミンによる快感を求めることは人間の行動原理のひとつ。いわゆる“動機”となっています。

普段からドーパミン分泌量を高めておこう

ドーパミン合成メカニズムを解明した須藤伝悦さんは、著書『モーツァルトが求め続けた「脳内物質」』の中で、『ストレスの苦痛を和らげるために、脳が少しでも楽しい気分を引き出そうとして働き、快感物質であるドーパミンの合成を高め』るのだと仰っています。不倫や浮気、DVをしてくる相手との恋愛は、不安感や緊張感のあるもの。通常の恋愛よりもドーパミン濃度が上昇して、快感を導きだしてしまうのですね。

また、『ドーパミン分泌量の違いが、多種多様な能力や性格の違いをつくりだして』もいるのだそう。もともと脳内のドーパミン分泌量が少ない人にとっては、快感が珍しく、影響を受けやすいのかもしれません。「つらい恋をやめたいけれどやめられない!」という人は、普段からドーパミンを増やすために自分が夢中になれることを見つけたり、爽快感を味わえるタイプの音楽を聴いたりしてみてください。

【参考文献】
・『社会心理学がとってもよくわかる本』榊博文・著
・『モーツァルトが求め続けた「脳内物質」』須藤伝悦・著

●ライター/ティッシュまみれ子(ライター)

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