映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』に学ぶ、暗号のような恋の駆け引きを解明するコツ

【相談者:20代男性】
“恋の駆け引き”とよく言いますが、意味がわかりません。参考になるような映画をご紹介してもらえませんか?


みなさん映画は観てますか? 恋愛jpで映画のアドバイスを担当しております利根川です。担当といっても映画を勧めるのが僕の仕事で、お悩みと同じような経験をしている映画や1シーンをお勧めし、少しでも答えのヒントになればと思いご紹介させていただきますね。

さて、“恋の駆け引き”、よく言いますよね(笑)。いわゆる、押したり引いたり、気があるそぶりを見せて口説かせたり、相手の意図をくみ取って話しかけたり……とまぁ、一言でいうと“空気を読む”ってことじゃないでしょうかね……たぶん。空気読むの苦手な人っていますよね~、僕は比較的、得意なんだけど。何でしょ、何を気にして、何を見たら身につくんだろね……知らんわ(笑)。

とりあえず、とっておきの映画を1本ご紹介しますね。最近、話題になったある天才のお話ですね。

『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』発売元/ギャガ

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『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
発売日:2015年10月2日
価格:3,800円+税
発売元:ギャガ
販売元:ギャガ
(c)2014 BBP IMITATION, LLC

ストーリー

第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った世界最強の暗号<エニグマ>。世界の運命は、解読不可能と言われた暗号解読に挑んだ、一人の天才数学者アラン・チューリングに託された。英国政府が50年間隠し続けた、一人の天才の真実の物語。時代に翻弄された男の秘密と数奇な人生とは?


はい、本年度のアカデミー脚色賞を受賞した名作ですねー。本当、面白かったー。ちなみに実話だよ。主演はベネディクト・カンバーバッチ(アラン・チューリング)。この人の天才役……すごいわ(笑)。こんな感じで人と接してたら天才風に見えるのかなぁ。

共演にキーラ・ナイトレイ(ジョーン・クラーク)。この人を見ると『ラブ・アクチュアリー』が観たくなるんだよなー。10月ですし、そろそろそんな時期ですよね(笑)。

舞台はね、第二次大戦中のイギリス。ナチスの解読不能な暗号、通称『エニグマ』は、当時最強の暗号でした。解読するための組み合わせはなんと15京9000兆通り。数学のお偉い先生10人がかりで24時間、働き続けても2,000万年かかるというような暗号なんだって……スゲー。

エニグマは人間には解読できないから、それを解読してくれる機械(クリストファー)を主役のアランがつくるわけなんだけどね。ちなみにこの機械(クリストファー)が現代のコンピューターの先祖みたいなもんなんだって。アランが今生きてたら、世界屈指のIT会社の社長をやってたかもね。

さて、このアランは空気を読むことが大の苦手。天才で物事の道理はよくわかるんだけど、人の心情をくみ取るのが苦手だったり、くみ取ることの必要性がわからなかったりする人なんだね。それとは真逆の、彼のチームメイトのヒュー。この人は頭がいいんだけど、空気を読むのもうまい。頭の回転がとてもいいんでしょうね。“恋の駆け引き”とアランの名言をご紹介しますので、ぜひ参考に。

“恋の駆け引き”暗号を解くコツ(1)~アラン~

アラン:「みんな僕を変わり者という。だけど、時として誰も想像しないような人物が、想像できない偉業を成し遂げる」

“恋の駆け引き”暗号を解くコツ(2)~ジョーン~

友人:「素敵な指輪ね……」
ジョーン:「普通じゃないけど……普通じゃつまらない」

“恋の駆け引き”暗号を解くコツ(3)~ヘレン/ヒュー~

ヘレン:「アランの友達って何ていう人?」
ジョーン:「ヒューよ、紹介する?」
ヘレン:「いいえ、彼の方から来るわ。15分前に彼に微笑み無視してるから」

ヒュー:「あの子誰だ?」
アラン:「ん? ヘレン。ジョーンの友人だよ」
ヒュー:「僕を待ってる……僕に微笑んだ後無視してる。女は、親友の恋人より、ハンサムなその友人に惹かれるのさ」

※ヒューとヘレン、一瞬目が合う

ヒュー:「では、彼女が待ってる……行こうか」


いかがでしたでしょうか。映画の主人公はアランなんだけど、“恋の駆け引き”はヒューでした(笑)。空気を読んで人とうまくやることはとても大切。

でも、アランが言うように、頭がいいけど変人扱いされるような人が、まさに時代の一端をつくってきたのかもしれません。ヒューの駆け引き、これは玄人でした(笑)。相手も玄人でしたね。

声をかけることが“口説くこと”……と勘違いしている人が多いけど、声をかけることが目的じゃないからね。親密になるための一声目ですから。そりゃあ、空気読まないとねー(笑)。その辺はメンズ諸君、もっと海外の映画のスマートさを参考にしないとね……。いつまでもKidsのclub流じゃ格好つかないでしょー。ぜひ、ヒューをご参考に。

最後は、この映画の重要なやりとり……アランの“イミテーション・ゲーム”のくだりをご紹介して締めましょ。

アラン:「マシンは人間のように考えたりはしない、マシンは人間とは違う。違う風に考える。人間に違いがあることは誰もが認める。なぜ違いが生じるのか、それはそれぞれの脳が違う風に働いて、違う考えをするからだ。人間がそうなら、ワイヤーや鋼でできた脳も同じことが言える。

ゲームをやってみるか? イミテーション・ゲーム。答える相手がマシンか人間かを判定するテスト……やり方は、審判と対象がいる。審判が質問し、対象の答えによって相手が人間かマシンかを判定する。(省略)さて、判定しろ……僕は人か? マシーンか?」

あとは映画観て笑って、泣いて、感じて、きっとヒントがあると思いますよ。

ハッピーエンド目指して……。

現実は映画よりも映画っぽい。

利根川でした。

●ライター/利根川建一(映画専門家)

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