妊娠にもリスクが! “女性はタバコを吸わないほうがいい”医学的な理由

【相談者:20代女性】
婚約している彼がいます。将来は子どもも欲しいね、という話になったときに、「じゃあお前そろそろ禁煙しなきゃな」と言われました。彼も私も、両方とも喫煙者です。

よく、「タバコ吸ってる女は無理」みたいなことを言う男性がいますが、彼ももしかしてそのタイプだったのでは、と不安になってしまいました。どうして女性ばかりがタバコのことで文句を言われなければいけないのでしょうか。

a 妊娠後もやめられない可能性があるため、パートナーと共に禁煙を!

こんにちは、ライターの佐原チハルです。

ファッションや“モテ”的な意味で、「タバコを吸っている女性はちょっと……」と言っている男性の声は、多々聞かれますね。そうした声に対しては、「ほっとけよ!」と言っていいかと思いますが、医学的な面からの喫煙への注意喚起には耳を傾ける価値がありますね。

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基本的には、性別に関わらずタバコは健康を害します

喫煙は、その量が多かれ少なかれ健康によくない影響を及ぼします。『ファイザー株式会社』の『すぐ禁煙.jp』によれば、タバコによって引き起こされる病気は多岐に渡ります。

おそらく真っ先にイメージされるであろう“肺がん”のほかにも、がんだけでも“口腔/喉頭がん”“食道がん”“胃がん”“膵臓がん”“膀胱がん”などがあります。そのほかにも、脳卒中、喘息、心筋梗塞、胃潰瘍、骨粗しょう症、メタボリックシンドローム、バセドウ病など、疾患の出る場所は全身とされていますし、うつ病やストレスの原因にさえなると言われています。

寿命に関しても、当然、非喫煙者よりも短くなりがちであるとのデータが出ています。これらに男女差はありません。

“女性だけに影響がある”部分もあります

喫煙が及ぼす健康上の悪影響の中には、女性特有と言えるものもあります。子宮頸がんです。現在、若い女性のあいだで発症する人が増えている子宮頸がんのリスクもまた、喫煙することで上がると言われているのです。

また、女性の場合は“妊娠”についても考えておく必要があります。厚生労働省によると、喫煙は『妊娠する能力の低下・早期破水・前置胎盤・胎盤異常・早産や妊娠期間の短縮、胎児の成長が制限されたり低出生体重の原因』となるとされています。

つわりの際は、“煙の残り香だけで吐いてしまう”人もいる一方で、“結局やめられなかった”という人もいます。タバコは中毒性の高いものですから、いざ妊娠してからやめられないとなっては問題がありますし、女性自身、とても苦労することになるでしょう。また、そもそも妊娠しにくくなるそうなので、妊娠を希望している人の場合は“妊娠してから禁煙すればいい”とも言い切れないようです。

“女が吸わなければそれでいい”のか?

近年では、副流煙のリスクについても知られてきていますね。女性自身がタバコを吸わなくても、煙を吸ってしまう環境にいたのでは意味が薄れてしまいます。また、パートナーが妊娠しているような場合は、煙だけでなく服についた臭いにも気を使うべきですし、男性側も禁煙をするのが筋でしょう。

ちなみに男性の場合も、喫煙によって夫婦生活を行うこと自体が困難になってしまうこともあると言われています。そう考えれば、子どもを望んでいる場合は女性だけでなく、やはり男性も吸わずにいる方がよさそうですね。


喫煙は、リスクを理解し他の人を害さないで楽しむ分にはとがめられるものではありません。ただし、リスクの甘読みは後悔のもとです。タバコは自分の意思ひとつですぐに止められるものではありませんので、少しでも不安があるのなら、本気の禁煙を試みてもいいのかもしれませんよ。

【参考リンク】
タバコの害と禁煙効果について – すぐ禁煙.jp | ファイザー株式会社
タバコにはどんな害があるの?「喫煙者は長生きできない!?」- すぐ禁煙.jp | ファイザー株式会社
e-ヘルスネット

●ライター/佐原チハル(自由形恋愛専門家)

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