野原ひろしに学ぶ! 娘の交際を反対する父親のホンネと説得方法

【相談者:20代女性】
3か月前に彼ができたのですが、彼は平日休みが多い仕事をしているため、会える日は限られています。そこで先日、彼が私に合わせて休みを取ってくれ、彼の家に1泊しました。すごく幸せで楽しい時間でした。でも、この外泊がきっかけで、父が彼との交際を反対しています。

いつもは帰りの時間を気にかけてくれて、どんなに疲れていても家まで送り届けてくれる優しい彼です。父も彼に会えば分かってくれると思うのですが、「あいさつにも来ない上、付き合いが浅いうちから外泊させるような男はロクなやつじゃない」と言って、会おうともしません。

私はもう大人だし、父に干渉されたくない気持ちもありますが、できることなら認めてもらって彼と付き合っていきたいと思っています。どうしたら父に彼を理解してもらえるでしょうか?

a 日常的にオープンな会話を増やして、お父様にあなた自身を知ってもらうことからはじめましょう。

笑顔になれる恋愛を応援する、笑顔づくり専門家の千葉こころです。

せっかく彼と楽しい時間を過ごせても、お父様との関係が悪くなってしまっては、後味がよくないですよね。「父に認めてもらって交際を続けたい」というあなたの気持ちから、父親思いのステキな娘さんなのだとお察しします。そんな大好きなお父様であっても、「干渉されたくない」という思いの裏には、ひとりの大人としてお父様に認めてもらいたいお気持ちもあることでしょう。

ただ、“大人の女性”とは、年齢や就職だけでなれるものではありません。周囲への気遣い、自身のとった言動への責任、そして、相手の立場を考えられる思慮深さ。それらを伴ってはじめて、大人の仲間入りが果たせるのではないかと思います。大人として対処するのであれば、まずはお父様の心情を理解してから、今後を考えてみてはいかがでしょうか。

150526chiba2

どんなダメオヤジでも、“親父力(おやぢから)”で家族を守るのが父親

アニメ『クレヨンしんちゃん』で、主人公『しんのすけ』の父親である『野原ひろし』は、家族思いの父親として描かれています。そんなひろしの名言を収録した『野原ひろしの名言「クレヨンしんちゃん」に学ぶ幸せの作り方』、『野原ひろしの超名言 「クレヨンしんちゃん」に学ぶ家族愛』の著者であり、ひとり娘の父親でもある大山くまおさんに、父親の心境について伺いました。

―娘を思う父親の気持ちとは、具体的にどのようなものなのですか?

『クレヨンしんちゃん』に登場する父親・野原ひろしは、基本的には、グータラでスケベで安月給で足が異常に臭い、ダメダメな父ちゃんですが、家族を守るためなら何だってする“弱いけど強い”父ちゃんです。今、ひろしは“理想の父親”として若い人たちから絶大な人気を集めています。

たとえば、ひろしは妻が1か月分の給料をなくしてしまったときも、

『オレ、みさえとしんのすけさえ無事なら、あとはどうってことねぇって思うもん』

と平然としている男なのです。これは、世の中のたくさんの父親の気持ちを代弁していると思います。とにかく、父親は我が子のことがものすごく心配なのです。息子でも、娘でも、関係ありません。なんとかして守ってやりたいと思っています。

『この体が! どうなろうと! 家族は、オレが! 守る~~!』

これは、ひろしが映画『逆襲のロボとーちゃん』の予告で絶叫していた言葉です。これぐらいのことは、この相談者の娘さんの父親も思っていると思います。一見、グータラでダメダメなようでも、みんなが思っているよりずっと親父力(おやぢから)って強いものなのです。

―そんな愛する娘の幸せなのに、交際を反対する父親の本心とは?

一生家族や我が子を守っていたいと思っているのが父親です。でも、父親は結局、子どもより先に死にます。我が子より長生きしたいと考えている父親は、この世に1人もいないと言ってもいい。つまり、父親は娘を一生守ってやることはできないんです。

『自分の子どもに“くたばれ”って言う親がどこにいる!? 親は子どもに“生き抜け”って言うもんだろがーっ!』

ひろしのこの言葉のとおり、父親は子どもになんとか生き抜いてほしいと願っています。そのために生きる知恵を授けたり、稼ぐ力をつけてやろうとしたりしているのです。

この相談者の父娘の場合、父親は娘さんに“いい男を選ぶ目”を持ってほしいと思っているのでしょう。いくら優しくても、うわべだけかもしれない。欲望のためには順序を踏まず、女子を外泊させるような男なんてロクなものじゃない! ……ただ、悲しいかな、親と子では時代も違えば、価値観も違います。こと恋愛に関しては、父親の言っていることがすべて正しいとは限りません。

『押しつけることがしつけじゃねぇんだ!! 自分からやらなきゃ意味がねぇんだよ!』

と、ひろしも語っているように、親の価値観や考え方を押しつけたって、あまり意味がないということは父親もどこかでわかっているはずです。

―では、どうすれば父親に交際を認めてもらうことができますか?

まず、父親は子どものことをめちゃめちゃ心配しているということを理解してあげてください。

『しんのすけのいない世界に未練なんてあるか!?』

しんのすけが行方不明になったとき、ひろしが咄嗟に吐いたセリフです。これぐらいのことは思っているものなのです。子どもを守るため、育てるために何十年もあくせくと働き、下げたくない頭も下げ、少ないお小遣いにもガマンして生きてきたのが父親という存在です。一方で、子どもの好きなように生きてもらいたいと思っているのも、また父親の本心です。

『木の上に立って見ると書いて“親”という文字!』

ひろしはこんなことも言っています。親は死ぬまで一生、子どもの親です。子どもの好きなようにさせている一方で、子どものことをしっかりと見ていたいと考えています。

しかし、年頃の娘さんは、父親に対して本心を打ち明けなかったり、姿を見せなくなったりするものだと思います。ならば、日ごろから自分の情報をオープンにし、自分の考え方や生活スタイル、恋愛観や人生の目標なんかを伝えておくのはいかがでしょうか?

普段は何事も隠しているのに、都合のいいところだけ理解してほしい、というのはちょっと難しい。娘さん自身がしっかりしていると継続的に父親に認識してもらえれば、娘さんが選んだ彼氏に対しても広い心をもって接してもらえるのではないでしょうか。

相談者の方は、交際に際して父親の許可が必要だと考えている、父親思い、家族思いの娘さんだと思います。彼氏も父親も、みんな家族として一緒に笑いながら過ごしていきたいと思っている。ならば、それほど難しいことではないでしょう。

『人生山あり谷あり! 何かあったら助け合うのが家族だろ?』

とひろしも言っています。心を常にオープンにして、普段から何でも家族で話し合ってみてください。そうすれば、自然にお父様はあなたと彼氏のことを理解してくれるようになると思います。

父親だからこそ反対もしてくれる

父親に紹介しても恥ずかしくない彼を選んだあなたなら、お父様の娘を思う気持ちも薄々気づいているのではないでしょうか? お父様も、はじめから交際自体を反対していたわけではないはず。同性としてみた彼の行動が、愛する娘を思う父親という立場から受け入れることができなかったのでしょう。でも、娘の幸せを願う気持ちがあるからこそ、その結論に至るまで人知れずの葛藤もあったことと思います。

大山さんのアドバイスを参考にして、まずはあなたから心を開いて、お父様に歩み寄ってみてはいかがでしょうか?

150526chiba

【取材協力/大山くまお】
ライター・編集。1972年愛知県名古屋市生まれ。著書に『野原ひろしの超名言 「クレヨンしんちゃん」に学ぶ家族愛』『野原ひろしの名言 「クレヨンしんちゃん」に学ぶ幸せの作り方』(双葉社)のほか、『名言力 人生を変えるためのすごい言葉』(ソフトバンク新書)、『中日ドラゴンズあるある』シリーズ(TOブックス)など。

【関連コラム】
【恋愛神ヨッピーの恋愛相談】バツイチの彼氏とナカムラさん
今すぐ実家を出ろ! 反抗期のなかったいい子は幸せな恋愛ができないワケ
結婚に反対の両親を説得するコツ3つ

●ライター/千葉こころ(笑顔づくり専門家)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

このコラム読んでどう思う?

  • いいね (3)
  • うーん (1)
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

恋愛jpをフォローする