映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』に学ぶ、過去の後悔を解消する秘訣

【相談者:30代男性】
好きな人に告白をしましたが、うまくいきませんでした。「過去に戻ってやり直したい……」そんな後悔を忘れられる映画を紹介してください。


みなさん映画は観てますか? 恋愛jpで映画のアドバイスを担当しております利根川です。担当といっても映画を勧めるのが僕の仕事で、お悩みと同じような経験をしている映画や1シーンをお勧めし、少しでも答えのヒントになればと思いご紹介させていただきますね。

さて、“過去に戻ってやり直したい!”というのは、誰もが1度は思い描く願望かもしれませんね。「あのときあんなことを言わなければ!」「あのとき○○しておけば……!」

結果がうまくいかなければいかないほど、そんな後悔を引きずるのが人の常なのかもしれませんね。今回は、そんな後悔を引きずる方のお悩みですが、1つとっておきの映画をご紹介しますね。さすがに、過去にタイムスリップする方法……とはいきませんよ。そんなことはエメットブラウン博士にでも聞いてください。

未来に向けて歩き出す1つのきっかけになるかもしれませんね。

『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』発売元/NBCユニバーサル・エンターテイメント

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発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
発売日:2015年04月24日DVD発売中
税抜価格:3,400円+税
(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

ストーリー

人生の宝物は生きてきた日々そのもの! なにげない1日が、かけがえのない時間だったと気づく。

イギリス南西部コーンウォールに住む青年ティムは、両親と妹、そして伯父の5人家族。どんな天気でも、海辺でピクニックをし、週末は野外映画上映を楽しむ、風変りだけど仲良しな家族。しかし、自分に自信のないティムは、年頃になっても彼女ができずにいた。

そして迎えた21歳の誕生日、一家に生まれた男たちには、代々タイムトラベル能力があることを父から知らされる。そんな能力に驚きつつも、恋人ゲットのためにタイムトラベルを繰り返すようになる……。


『ラブ・アクチュアリー』『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』など、数々の名ラブストーリーを手掛けた天才脚本家/監督、リチャード・カーティスの最新作です。『ラブ・アクチュアリー』好きのそこのロマンチック女子、あなたのための映画だよ(笑)。

この監督ね、残念ながらこの作品を最後に監督業からは引退するみたいなんですよ……残念。まさに、キャッチー過ぎる、最高のラブストーリーですねぇ。

今回はね、“タイムスリップをする”というSF要素も組み込まれておりますが、まぁ心温まるからね~、本当に素敵なお話になっています。

主演は、『ハリー・ポッター』のビル・ウィーズリー役で注目を集めたドーナル・グリーソン(ティム)。この人、年末公開予定の『STW7(スターウォーズ7)』にも出演されています。共演に『きみに読む物語』、これも最高だったなぁ~、レイチェル・マクアダムス(メアリー)、本当に素敵な笑顔♪

主演のティムがね、「タイムスリップをして恋人をつくりたい!」って奔走するんですわ。うまくいかなかったらやり直し……ってね(笑)。「もしタイムスリップできるなら、こんな風にやり直します」……ってことで、ティムの恋模様をご紹介しますね。

タイムスリップして恋をやり直せ Before・After(1)~ティム/シャーロット~

まずご紹介するのが、ティムが意中の友人シャーロットに、浜辺でオイルを塗ってくれと頼まれるシーン。

Before

シャーロット:「ジム背中塗ってくれる?」
ジム:「もちろんいいよ!」※嬉しそうに走って近寄る
シャーロット:「慌てないでね(笑)」
⇒蓋が飛んで炸裂、失敗。

After

シャーロット:「ジム背中塗ってくれる?」
ジム:「いいよ、ちょっとだけ待ってて……ふぅ……」
※区切りの良いところまで本を読み、ゆっくり堂々と近寄る
シャーロット:「ありがとう……上手なのね」
ジム:「まぁ、慣れてるからね~」

タイムスリップして恋をやり直せ Before・After(2)~ティム/シャーロット~

Before

ティム:「今日は最後の夜だ、1つ聞きたい。君へのLOVEの話だ」
シャーロット:「本当にうれしい、ありがとう……でももっと早く聞けなくて残念よ、時間は沢山あったのに。最後の夜の告白は最悪よ」

After

ティム:「君がきてまだ1か月、気づいてるとは思うけど君に恋してるんだ。愛さずにはいられない、君は僕にとって女神だよ。美しい顔、なめらかな髪、もし君が綺麗でなくても大好きなんだ」
シャーロット:「嬉しい、ありがとう。であれば、この夏を一緒に過ごして最後の夜にもう一度言って。最後の夜に言ってほしいの」

※あのね、タイムスリップしてもダメなものはダメなのさ(笑)。1か月目に告白しようが、最終日に告白しようがね。

タイムスリップして恋をやり直せ Before・After(3)~ティム/メアリー~

最後は、初対面のメアリーへの誘い文句ね。大事なのは相手が興味をもっていること(好きなこと)をただ話すのではなく……。

Before

ティム:「いきなりで申し訳ないけど、ご一緒しませんか? 僕は1人で寂しいし、僕はねケイト・モスの大ファンだから」
メアリー:「本当に? 彼女の魅力には歴史があるわ、素朴なころの写真と今の写真を比べてみて、最新ファッションを着ても浜辺の少女のままでしょ、あなたにわかる?」
ティム:「……そうだねその意見には大賛成だよ。君彼氏はいるの?」
メアリー:「いるわ……いなそうに見える? あなたって失礼ね」

After

ティム:「いきなりで失礼だけど、このパーティーが地獄だと顔に書いてあるよ。良かったら2人で抜け出して何か食べにいかない? いきなり過ぎる? じゃ、2人でケイト・モスの話でもしない?」
メアリー:「え? 私大ファンなの!」
ティム:「本当に? それは良かった。彼女の魅力には歴史があるんだ、素朴な時代も最新のファッションの今でも、彼女の内面は変わっていないんだ。浜辺の少女そのままなんだ」
メアリー:「私も全く同じ意見。いいわ一緒に食事に出ましょ」


いかがでしたでしょうか。ティム、奔走しましたね、何とか恋人をつくるために(笑)。でもね、タイムスリップしていいことを言ったり悪いことを取り消したりしてもね、大事なのはそこではないようです。

ティムの出した結論はね、『タイムトラベルで愛は手に入らない』

冷静に、相手に対して真摯に、ありのままの自分を出せばいいんですね。本来の自分を見てもらえるようトライすればいいんです、できるまでね。それでもダメなら仕方ないんです、あとは相手が決めることだからね。恋は1人でするもんではないですからね。

しかし、いい映画だったなぁ。僕が好きなシーンはね、“嵐の中の結婚式のシーン”と“お父さんと浜辺で遊んでるシーン”。もうね、ここはグッときたぁー。

このお父さん役のビル・ナイ、『ラブ・アクチュアリー』では年配のロックスター役をしてましたが、いい役者さんですね……。本当、不覚にも、僕も亡くなった自分の父親との思い出を思い出しちゃいましたよ(笑)。まぁ色々あるわね……。

では、最後にタイムトラベルを経験したティムの“人生を幸せに生きる秘訣”で締めたいと思います。

『この日を楽しむために、自分は未来から来て、今日を最後だと思って生きている。つまずいて、転んで、今の僕があるんだ。君と出会って人生が始まった。ここにいる僕が本当の自分なんだ。“今”の僕は最高にラッキー。“今”を精一杯生きて。素晴らしい日々をかみしめよう』

あとは映画観て笑って、泣いて、感じて、きっとヒントがあると思いますよ。

ハッピーエンド目指して……。

現実は映画よりも映画っぽい。

利根川でした。

●ライター/利根川建一(映画専門家)

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