自分勝手な彼氏への不満を消すための視点2つ

【相談者:20代女性】
彼にもっと大切にしてもらいたいのですが、彼が自由すぎて困っています。メールしても返事が来なかったり、せっかくの休みに連絡もなく友達と遊びに行ってしまったりという感じで自分勝手なのです。

別に友達と遊びに行くのが悪いわけではありませんが、土日しか休みがないんだからせめて事前に連絡とかしてくれたらいいのに、と思ってしまいます。彼のそういうところを直してもらうにはどうしたらいいでしょうか。

a 相手を変えようとせず、自分の本当の思いと向き合いましょう。

日常の迷宮脱出ガイド、心理分析士の咲坂好宥です。

せっかくの休みなのに、事前の連絡もなく友達と遊びに行かれたら寂しいですよね。ただ、それは彼があなたのことを軽く見て、ないがしろにしているからとは限りませんよ。人間の価値観って、一見すると同じように感じられても、よく見てみると全然違ったりするものですから。

つまり、彼がそのように振る舞うことが、あなたの価値観から見れば自由すぎて自分勝手ということになるのですが、彼の価値観から見ると違う可能性があるのです。まずは、このことを頭に入れておいてくださいね。

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彼を変えようとすることの意味

あなたのご相談内容で少し気になったことがあります。それは、彼のそういうところを“直したい”という発想です。人間関係って千差万別ですから、ぼくらは時には、「この人がこう変わってくれたらもっといいのに」と考えがちですよね。

このような心の状態を、心理学では『外的コントロール』と呼びます。外的コントロールについて、心理カウンセラーの渡辺奈都子さんは、著書『人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論』(2012年、ディスカヴァー・トゥエンティワン)で次のように説明されています。

『「外的コントロール」という言葉は初めて耳にされる方が多いと思います。これは、簡単に言うと「相手を外側から変えようとすること」です。私たちは誰かにコントロールされることを好みません。自分はコントロールされたくないのに、相手に対しては「こうなってほしい」「あんな風に変わってほしい」と願い、ついつい自分の思うようにコントロールしようとして「何か良い方法はないか?」と思い巡らせているのです』

まさに、今のあなたの心の状態を的確に表現しているのではないでしょうか。そこで、もう少しこのコントロールについて掘り下げてみましょう。

コントロールは自己防衛

外的コントロールが厄介なのは、一見相手のため、ぼくらのためになるように感じられてしまうところではないでしょうか。「良かれと思って」という言葉がありますが、まさにそんな感じですよね。

ただ、深層心理にまで掘り下げていくと、相手をコントロールするのは相手のためでもみんなのためでもなく、自分にとって都合のいい人にしようとするコトを意味しています。

それは、過去に感じた痛みを2度と味わわなくていいように無自覚に行っている自己防衛に過ぎないのです。過去の痛みというのは、誰かに裏切られたような感覚だったり寂しい思いだったりした経験かもしれません。いずれにしてもコントロールというのは、自分が傷つかないための予防線なのです。

でも、コントロールされる側はたまったものではありません。ですから多くの場合、人間関係が悪化することもあるのではないでしょうか。そこで、この外的コントロールではない方法であなたの不満を解消することについて考えてみましょう。

表面的な不満の下にある気持ちは何ですか

まず大切なのは、「ぼくらが“こうあるべきだ”と思うことは、いつも必ず正しいわけではない」ということです。

たとえば、「知り合いに会ったら自分から挨拶をすべきである」というルールは素晴らしいものですよね。でも、繁華街で見かけた上司が隣の課の女性とホテル街の方に腕を組んで歩いているのを見かけたとしたらどうでしょう。そこで、「課長―、お疲れさまです!」なんて声をかけるのは野暮ってもんじゃないですか(苦笑)。

あなたのこうあるべきだという“マイルール”は、いつでも誰にでも必ず当てはまるものではありません。ほとんどの場合、例外があるのです。

あなたにとって大切なのは、「友達とどこかに行くときは事前に連絡をすべき」というルールを彼が守ることそのものではなくて、彼との関係でつらい思いを減らしてあなたのココロを軽やかにすることですよね。

そこで、そのように本当の気持ちから逆算してどうしたらいいか考える、という習慣を持つことをおすすめします。具体的に必要な視点をご説明しますね。

STEP1:本当の気持ちはなにか考えてみましょう

今回のあなたの場合なら、友達とどこかに行くなら事前に連絡してほしいというのが表面的な欲求です。でも、その欲求の下にある本当の気持ちは、別のところにありませんか?

たとえば、なんだか軽く見られたとか自分のことを忘れられたとかいう風に感じられたので寂しかった……とか。この際、カッコつけることなく、がっつり本音と向き合いましょう。

STEP2:相手を変えようとせずにその本音を満たせないか考えてみましょう

先程の続きで言うなら、あなたのことを大切に扱ってもらう方法について考えてみるのです。何も友達とどこかに行くときだけに限定して考える必要はありません。たとえば、「こういうときに大切にされている気がするなぁ」ということがあるなら、そんな機会を増やすのも手ですよね。


必要な視点はこの2つです。これらが整理できたら、彼の価値観や事情は尊重した上で、こういう気持ちを味わわせてほしいというお願いをしてみてはいかがでしょうか。そこで2人が話し合えたら、見逃していた解決策やお互いのステキな妥協点が見つかるかもしれません。

カッコつけずにあなたの本音の不安を打ち明けてみたら、彼の心も動くかもしれませんね。

今までと同じやり方なら、たぶん同じ結果。でも、違うやり方をしてみれば違う結果になる可能性は高くなります。ぜひ、がっつりご自分の本心と向き合ってみてくださいね。

あなたと彼がもっとうまく行きますように!

【参考文献】
・『人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論』渡辺奈都子・著

●ライター/咲坂好宥(心理分析士)

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