負のスパイラルに? “都合のいい女”が生まれる理由と泥沼からの脱出法

【相談者:30代女性】
私は今まで男性と正式にお付き合いすることが少なく、よく友達から、「それって都合のいい女だよ?」と言われます。自分でもよくないかもということはわかっているのですが、そのことを相手の男性に切り出すと、今の関係が壊れそうで怖くて言えません。なぜ自分でもそんな“都合のいい女”になったのかわかりません。なりやすいタイプなどはあるのでしょうか。男性の本音や同性の意見も気になります。

a “都合のいい女”はあなたにとっても都合がいい。脱出するなら覚悟を持って“拒む”。

ご質問ありがとうございます。放送作家の坂上小豆堂です。

都合のいい女という言葉の前には、もちろん“男性にとって”という言葉が付くのが一般的です。しかし相談者さんが、「関係が壊れるのが怖い」とおっしゃる様に、厳しく言うと“男性にとって”ということだけではなく“本人にとっても”都合のいい選択の結果の“都合のいい女”ということが言えるのではないかと思うのです。

ただし、意図せぬままその泥沼にはまってしまうのですが……。

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男女別“都合のいい女”の特徴

男性に聞く“都合のいい女”ってどんな女性?

都合のいい女について、まず僕の周りにいる男性(20~40代/20人)に聞きました。

彼らが自身の経験やイメージも含めて出てきたキーワードは、

・呼んだらすぐに来てくれる
・体だけのつながりでもOK
・束縛しない
・浮気を怒らない
・おごってくれる
・会いたいと言わない
・結婚願望がない

なかなか都合のいい言葉のオンパレードですね。心当たりのある言葉はありますか?

女性が思う“都合のいい女”の特徴や傾向は?

一方、女性たち(20~30代/10人/複数回答あり)に「都合のいい女になる人の特徴や傾向はありますか?」と聞くと、

・1位……自分に自信がない
・2位……寂しがりや
・3位……押しに弱い

アンケートにも答えてくれた20代女性の方が、「3位の押しに弱いや、2位の寂しがりやというのも全部入れて、自分に自信がないということかもしれませんね」と解説してくれました。

そして、“自信のない人”にとって都合のいい女というポジションは、実は自らを納得させる、楽なポジションではないかと思うのです。

“自信のない人”は都合のいい女になりやすい?

以前心理学者に聞いた話を思い出しました。「自己評価が低いと、恋愛のハードルも低くなる」心理学ではそれを『自尊理論』と呼ぶそうです。

・自己評価の高い人=相手にも高い水準を求めるため「ハードルの高い女」に
・自己評価の低い人=「こんな私を好きになってくれるなんて」と“ハードルの低い女”に

自己評価の低い人は、相手から受ける愛情や好意に対して感謝し、相手を魅力的に感じるのだそうです。つまり、「自信がない」→「そんな私に接してくれる」→「感謝」→「相手からの無理な要求にも応じやすくなる」という心理作用が働くそうです。

これが“自信のない人”が都合のいい女になる流れです。

“都合のいい女”が“都合のいい女”で終わる理由

誰でも必要とされることに幸せを感じます。特に、自信のない人にとっては……。しかし、冒頭で述べたように“自信がない人”が得た“幸せ”は“泥沼への入口”になりかねません。こんな心理学の理論があるからです。

それはアメリカの心理学者らが唱えた『認知不協和理論』です。これは有名な理論で、簡単に言うと、「心の中にある矛盾を解消しようとする心理作用」のこと。都合のいい女の場合、どんなにひどい目に合おうとも、「私がこんなに彼のために頑張っているのは、私は彼のことが好きだから!(と思い込まなければやってられない)」という心理です。

そうすると先ほどの「自信がない」→「そんな私に接してくれる」→「感謝」→「相手からの無理な要求にも応じやすくなる」にプラスして→「私が頑張るのは彼が好きだから」という考えになるのです。

無理な要求に応えている自分を納得させる理由を自分で作るのです。

都合のいい女だからこそフラれる

さらにそんな恋は長続きしないことが多い、と言われています。

心理学で『相互依存』と呼ばれる有名な人間関係の話なのですが、様々な実験で、「ギブアンドテイクが公平なカップルほど長続きする」という結果が出ています。つまり一方が尽くし過ぎたり、逆に支配しすぎたりしている関係はバランスが取れず崩壊します。

・「私がこんなに尽くしているのだから、きっと彼は好きになってくれるはず」
・「彼が私を本当に好きになってくれないのは、まだ私が尽くし足りないからだ」

そう考えたことのある人は少なくないと思います。しかし、一方にその気持ちが強いほど、もう一方は「相手を避ける傾向にある」という実験結果が出ているそうです。

ということは、こんなスパイラルに!?

「自信がない」→「そんな私に接してくれる」→「感謝」→「相手からの無理な要求にも応じやすくなる」→「私が頑張るのは彼が好きだから」→「相手に避けられ、関係が終わる」→「自信がなくなる」

最悪、相手は変わりながらも、ずっと“都合のいい女”で居続けることもあるわけです。

都合のいい女スパイラルを抜け出す方法

女性の意見を参考にすると“自信をつける”ということかもしれませんが、なかなかそれは難しいですよね。よく、「自分を好きになれ!」「自分を認めてあげる」「経験を積め」というような解決法も聞きますが……。

そこで参考にして欲しいのが、僕が前述の20人の男性たちに聞いた意見です。

質問「都合のいい女にならないためにはどうすればいい?」
回答「簡単に体を許さない」

男性たちの意見によると“都合のいい女”になりやすい人の特徴は、「出会ってから深い関係になるまでが早い」「付き合っていないのに深い関係を許す」など、男性の性的な欲望にたいして“都合のいい”ことが多いという意見でした。

相談者さんがどうかはわかりません。他の方でも、「関係を断ると嫌われるかもしれない」「ノリでなんとなく」そんなことも思うかもしれませんが、“都合のいい女”が続いている場合は、一度交際をスタートするまで深い関係を持たないと決めて頑張ってみるのはどうでしょうか。

●ライター/坂上小豆堂(放送作家)

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