彼に嫌われるかも!? 恋人への過度な依存から抜け出す3ステップ

【相談者:20代女性】
私はいつも彼にべったり頼ってしまいます。なるべく一緒にいてくれないと不安だし、彼が私のことを気づかって色々してくれないと悲しくなったり暗くなったりしてしまいます。自分でもちょっと度が過ぎて異常だと思います。このままでは彼の負担になるような気がして何とかしたいのですが、どうしたらいいかわかりません。何かヒントはあるでしょうか。

a 本当に求めているものを理解した上で意識を彼に向けてみましょう。

人生の迷宮脱出ガイド、心理分析士の咲坂好宥です。

いつでもあなたのことを見ていて、何かしてあげ続けないといけないとなると、たしかにあなたが心配されている通り、彼もキツイかもしれませんね。

でも、あなたはこのことを彼に聞いてみましたか? 意外なことに、たとえ負担が大きくてもべったり頼られることが喜びだと感じる方もかなりいるんです。もしも彼氏が今の状態に大満足なら、このままべったり頼りきっても特に問題ないのかもしれませんよ。

ただ、それはそれとして、あなた自身が変わりたいとお感じなら、まずは今のあなたのココロの状態をよく理解した上で、先に進んで行きましょう。

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依存のメカニズム

まず、今のあなたのような状態を、心理学では『依存』と呼びます。社会学者の加藤諦三さんは、著書『「自信が持てない人」の心理学』の中で、依存心の強い人の特徴を次のように述べられています。

『依存心の強い人は、関係そのものを楽しめないから、相手が自分に「役立つ」ことを求めるのである。(中略)家庭そのものが楽しければ、それ以上は妻子に求めない。しかし、家庭そのものを楽しめないから、妻や子供も自分の金儲けに役に立つか、自分の社会的体面を維持するのに役立つかしなければ彼には妻子も意味がない。要するに、依存心の強い人は、友達も、妻子も、上役も、部下も、恋人も、ありのままに受け入れていないのである』

依存というのは誰にでもあるものですが、度が過ぎた依存は、「あれもして、これもして」と際限なく要求して、お望み通りにならないと悲しんだり傷ついたりという形で、いわば相手を“脅迫”するようなものです。

このような状態って、何かに似ていませんか? ……そう、幼い子どもです。心理学では、『依存』は幼児のころにルーツがあると言われています。

赤ちゃんは泣きさえすれば食事やトイレをはじめ、衣食住なんでもやってもらえますよね。これが究極の依存状態です。でも、一般的にはそれから“しつけのステージ”に移っていき、成長と共に“自立”していくわけです。

ところが、大人になってからも極端に依存的な人は、この幼いころのいわば“依存のステージ”を卒業できていない人が多いと言われています。たとえば、幼児期に十分甘えさせてもらえなかったとか、その後の“しつけのステージ”でひどく傷ついたとか、様々な理由で“依存し放題”だった幼児期に執着しているのかもしれないのです。いわば幼児期の“やり直し”みたいなものですね。

あなたが本当に求めているものは何か

彼にべったり頼りきってしまう原因が、もしも幼児期のやり直しだとしたら、あなたが本当に求めているのは彼があれこれ“してくれたこと”の内容そのものではないですよね。むしろ、泣きさえすれば何でもしてもらえたあのころの甘美な感覚(笑)を味わいたいだけなのかもしれません。

厄介なことに、この場合はほしいものを手に入れるコトそのものが目的でなく、幼児期に味わいたかった感覚の埋め合わせをしているだけなので、せっかくの愛情を受け取らない傾向があるのです。

もし彼が、精一杯尽くしているのにあなたはすぐに悲しんだり傷ついたりして、愛情を受け取ってもらえないと感じているとしたら、どうでしょう。きっと彼は疲れ果ててしまいますよね。

もちろん、あなたにとっても、悲しんだり傷ついたりするのはつらいことです。でも、あなたのやっていることは結局、わざわざ自分が悲しんだり傷ついたりするように仕向けているようなもの。

では、このパターンから脱出するにはどうしたらいいでしょうか。

過度な依存パターンから脱出するためには

過度な依存というのは、決してあなたの本質というわけではなく、ただいつもそうしているパターンに過ぎません。だから、パターンを変えて新しいクセをつけていけば、必ずパターンは変わります。

では、どうやって新しいクセをつけるか、ですが、彼にべったり依存したくなったときに、次の3つのステップを試してみてください。

STEP1

自分に向いている意識の矢印を、彼に向けてみる。

STEP2

ココロの中でこう宣言してみる。「彼は親ではない!」

STEP3

もし彼にも依存したい気持ちがあるなら、自分は何をしてあげられるか想像してみる。


意識の矢印を彼に向けるだけで、見えている世界が変わってきますので、ぜひ試してみてくださいね。

一方的にべったり依存するのは不自然な関係ですが、お互いが必要なときに依存し合えるのなら、それは素晴らしいパートナーシップではないでしょうか。

彼とそんな関係が築けますように!

【参考文献】
・『「自信が持てない人」の心理学』加藤諦三・著

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●ライター/咲坂好宥(心理分析士)

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