発がん性のリスクは? ラウリル硫酸Na入りシャンプーの安全性

【相談者:20代女性】
ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naが入っているシャンプーは髪の毛に悪い、と言われました。でもそもそもこの2つって、どんなものなんですか? もしも髪の毛に悪いものだとしたら、どこが、どういう風に悪いんですか? この2つの特徴と、デメリットについて教えてください!

a ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naには、メリットもデメリットもあります。

こんにちは、美容ライターの大塚朝香です。

髪の毛をきれいにするためにシャンプーを使うのですから、安全性が高く、かつ効果のあるものを使いたいものですよね。そこで疑問として浮かんでくるのが、“このシャンプーに入っている成分は良いのか、悪いのか”という問題です。

ここでは、よく取り上げられている“ラウリル硫酸Na”と“ラウレス硫酸Na”について見ていきます。

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ラウリル硫酸Naの安全性と危惧、ラウレス硫酸Naとの違い

ラウリル硫酸Naは、界面活性剤のうちの1つです。泡立ちを良くする効果があり、医療の分野から洗剤の分野まで、幅広く活躍をしています。

しかし、この成分は、飲み込むと体に有害です。また、高い濃度のものを皮膚につけっぱなしにしていると、皮膚炎などが起こる可能性がある、と指摘されています。また、目などに入った場合は、強い刺激をもたらすので、即座に洗い流す必要があります。

このラウリル硫酸Naは、旧表示指定成分として1980年に位置づけられたという経緯があります。この指定は、“その成分によって、アレルギーやガンなどが起こる可能性があるもの”に対してなされるものです。

このため、ラウリル硫酸Naについて、「ガンになるのでは」「遺伝子毒として残るのでは」という疑惑がありました。しかし、これらは、現在ではあらゆるデータから否定されています。アレルギーが起こる可能性は否定できませんが、それはラウリル硫酸Naに限ったことではありません。

ちなみに、ラウレス硫酸Naはラウリル硫酸Naの分子を大きくしたものであり、安全性を高めたものと言えます。

ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naの魅力と付き合い方

ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naには、強い洗浄力があり、殺菌効果が非常に強いものです。これは、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naの大きな魅力の1つです。また、安価であるため、購入しやすいというメリットもあります。

ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naには、デメリットもあればメリットもありますが、現状では、“発がん性などのように、大きな健康リスクはない。しかし肌の弱い人が使えば、肌が荒れる可能性がある。洗浄作用を求めるのであれば味方になる”という見方がもっとも正しいと言えるでしょう。

ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naも、それだけが“絶対に悪い”というものではありません。これらの特徴を踏まえた上で、付き合っていくことが大切なのです。

●ライター/大塚朝香(フードアナリスト)

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