練習で強くなるはウソ!? お酒が飲めない人の体質と飲み会を乗り切るコツ

【相談者:20代女性】
私は体質的にお酒がまったく飲めません。カクテルを1杯飲んだだけでも頭痛や吐き気がしてしまうのです。友達から飲み会や合コンに誘われると、いつも憂うつな気持ちになります。

断ることができず、仕方なく参加することもあるのですが、「お酒を飲めない」と言うとあからさまに嫌な顔をする異性もいます。

こんな私が飲みの席で楽しくする方法はあるでしょうか? できることならば、その場をシラケさせたくないのです。

a 酔っ払っている人に合わせつつ、自分も無理をしすぎない

ご質問ありがとうございます。コラムニストのLISAです。

お酒を飲める人の中には、「飲まないから飲めなくなるんだよ」「飲んでいるうちに強くなるから」などむちゃくちゃなことを言う人もいますが、相談者様のように体質的にお酒が飲めない人もいます。

実際、私の家庭でも、私と父はお酒好きなのですが、母と弟はノンアルコールのカクテルを飲んだだけでも気分が悪くなり、体中に赤い湿疹のようなものが出てきます。

体質的にお酒が合わないという人からすれば、飲みの席でそれを理解してもらえないことはつらいですよね。

でも、ご安心ください! お酒が一滴も飲めなくても、飲み会をシラケさせない方法があります

その方法を教えてくれたのが、キャバ嬢歴7年のMさん(26歳)。実は彼女、お酒がまったく飲めないのです。

それでも毎日、お酒を飲むお客様を楽しませているMさんから、下戸の人でも飲み会をシラケさせない方法を聞いてきました。

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(1)ひたすら聞き手に徹する

『お酒を飲むと、ほとんどの人はいつも以上にお喋りになります。自分が話したいがあまりに他人の話を真剣に聞かないなんて人も珍しくありません。そういうときこそ、お酒を飲んでいない人が活躍するチャンス! 酔っ払った人の話をひたすら聞いてあげる側に回れば、相手にも喜んでもらえます』

確かに、私も酔っ払うといつも以上にお喋りになる気が……。でも、そういうときに自分の話を笑顔で聞いてくれる子がいると、とてもうれしいんですよね。

(2)追加の飲み物を聞いて回る

『グラスが空になりそうな人がいたら、追加の飲み物を聞いてさりげなく気の利く女子をアピール。ただ、あまりにも露骨に「私って気が利くでしょ?」といった振る舞いをすると反感を買ってしまいます。その人の近くまで行って、「何か頼みます?」と小声で聞くくらいのさりげなさがベストです』

さり気なく追加の飲み物を聞くことで、気が利く女子をアピールできるのと同時に、意中の相手の近くに行って会話をするきっかけを作ることもできます

(3)ノンアルコールのドリンクを飲む

『私がウーロン茶を頼むと、「ありえない」とシラケてしまう自分勝手な人もいます。正直イラッとします(笑)。そういう人がいるときは、ノンアルコールのドリンクを飲むようにします。“シャーリー・テンプル”や“シンデレラ”を頼んで、かわいいカクテルを飲んでいると思わせるのです』

飲んべえって、自分が飲まないからノンアルコールカクテルについては詳しくないのですよね。

面倒くさい人がいたら、カクテルっぽい名前のものを頼んで、お酒を飲んでいるフリをして乗り切りましょう。

(4)いつも以上にテンションを上げる

『お酒を飲まないのが嫌なのではなく、みんなが酔って浮かれている場で一人冷静な子がいるのが嫌だという人もいます。私は飲みの席では、酔っ払っている人よりもテンションを上げるように心がけています。むりやりテンションを上げるので疲れることもありますが、周りの人が笑顔になってくれるのでうれしさの方が大きいですね』

お酒を飲む人と飲まない人がいると、お互いのテンションの違いに気を使ってしまう場合もあります。

一緒のテンションで話してくれると、お酒を飲んでいる人も安心して飲むことができるのです。

(5)ウーロン茶を「ウーロンハイ」と言いきって飲む

『それでもむりやりお酒を飲まそうとしたり、あからさまに嫌な顔をしたりする人がいたら、ウーロン茶を「ウーロンハイ」と言いきって飲みます(笑)。相手に一口飲まれて「ウーロン茶じゃん」と言われても、「薄めのウーロンハイを頼んだの」と言って乗り切ります』

相手が何か言ってきても、「酔っ払っているからウーロン茶とウーロンハイの味の区別がつかないんだよ」と無理やり言いきってしまえば大丈夫かもしれません。


お酒を飲めない人の中には、飲み会や合コンといったお酒の席が苦手で楽しめないという人もいるはず。

でも、お酒を飲まないことを責めたり、それが原因でシラケたりしてしまうという人とは、飲みの席以外でも仲良くできないはず

そんな人とは、無理をして関係を続ける必要はないと思います。

これからも付き合っていきたいと思える人であれば、お酒を飲んでいるかどうかなんて関係なくその場を楽しむことができるのではないでしょうか。

●ライター/LISA(女ゴコロ専門家)

編集部追記

今回のコラムでは、お酒を飲めない人の対策として、「聞き役にまわって、ノンアルコールドリンクをのみ、テンションを上げて乗り切りましょう」という視点でアドバイスをいただきました。

「お酒を飲めない」ことについて、一般的にはどう言われているのか、編集部でまとめてみました。

お酒を“飲める人”と“飲めない人”の違い

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(1)ALDHの働き

お酒を飲んだあと、アルコールは『アセトアルデヒド』という有害な物質に変わります。

アセトアルデヒドは、肝細胞に存在する『ALDH(アセトアルデヒド脱水素酵素)』という酵素によって体に害を及ぼさない酢酸に分解され、最終的に水と二酸化炭素に分解されるのです。

このALDHはALDH1とALDH2に分けられますが、ALDH2の働きが弱いとアセトアルデヒドが分解できないため、お酒を少し飲んだだけで酔ってしまうということになります。

ALDH2はさらに活性型・低活性型・非活性型の3つの型に分けられ、低活性型は分解が遅く、非活性型は分解を全くすることができません。

日本人で活性型のALDH2を持つ人は、およそ半数しかいないと言われています。

(2)体格

体の大きな人の方が肝臓が大きいため、代謝速度が速くなり、お酒に強いと考えられます。

また、血液や筋肉などの量も多いため、他の人と同じようにお酒を飲んでも血中のアルコール濃度が低く保たれ、酔いにくいという傾向があります。

お酒を飲めるかどうかの体質チェック法

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お酒の強さはアルコールによるパッチテストで調べることができます。

まず、消毒用のアルコールをガーゼや絆創膏に含ませ、それを上腕の内側(柔らかい部分)に貼りつけて7分待ちます。

この時点で皮膚が赤くなっていれば不活性型となります。

変化が見られない場合には剥がして10分待ちます。

皮膚が赤く変化すれば低活性型、まったく変化が見られなければ活性型で比較的お酒に強い体質ということになるでしょう。

「訓練すればお酒に強くなる」は本当?

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お酒が苦手という人に対し、「飲めば強くなるから」「練習しないからだよ」などと声をかける人も多いのではないでしょうか。

アセトアルデヒドはALDHという酵素で分解されるという話をしましたが、実はこれ以外に『MEOS(ミクロソームエタノール酸化系酵素)』という酵素によって分解することもできるのです。

そしてこのMEOSは、負荷をかけることでその働きを強化することができます。つまり、“飲むことでお酒に強くなる”ということが可能ということ。

しかし、MEOSはあくまでアルコールを分解する酵素であり、体に有害なアセトアルデヒドを分解することはできないため、不活性型のALDH2を持つ人はいくら練習しようとお酒に強くなることはありません

しかもこの効果は一時的なもので、数週間で元に戻ってしまうと言われています。

MEOSの使い過ぎは肝機能障害を引き起こしやすくなるということも言われているため、もともとお酒を飲めない人が練習をして飲めるようになるということは危険であると認識する必要があります。

お酒を飲めない人たちの意見と周りの本音

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飲めない人の声

『一口飲んだだけで真っ赤になってしまうので、恥ずかしくて飲み会の席が憂鬱です。「飲めないのか!」と言われるのも嫌だし、「気にしないで」と言われるのも気を使われているみたいで嫌です』(20代女性/会社受付)

『すぐ気持ち悪くなってしまうのはもちろん、味もおいしいと感じないしソフトドリンクより値段も高いし良いことなんて一つもない。それなのにムリに飲ませようとしてくる人は本当に嫌悪感を抱きますね』(30代女性/事務)

『入社の面接で「お酒は飲めますか?」って聞かれたから嫌な予感はしていましたが、案の定、仕事の付き合いで飲まなければならない場面が多くあります。社内の人にはお酒が弱いことを伝えてありますが、そんなことはおかまいなしに飲ませられます。あの人たちを尊敬することはないでしょうね』(20代男性/営業)

『無理やり飲ませてくる人がいないのであれば飲み会の席も楽しめるんだけど。あと、「私は飲まないのに割り勘か……」と思ってしまうことはどうしてもあります』(40代女性/専業主婦)

『付き合いが悪いとか人生損してるとか、人間性を否定してくるやつって何なの?』(20代男性/大学生)

『本当に飲めないのに、「男の前でブリッ子してるだけでしょ?」って言われるとめちゃくちゃ腹が立つ』(30代女性/編集者)

いまだに無理やり飲ませるという人は存在しているようです。飲めない人からすると、高いしマズいし気持ち悪くなるしと悪い部分しかないように思えるお酒

多少飲める人であれば円滑なコミュニケーションの手助けになることもあるでしょうが、全く飲めない人がいるということも頭に入れておいてほしいものです。

飲めない人に対する声

『飲めないんだったら、最低限飲んでる人に合わせてテンションを上げてほしい。こっちの酒までまずくなるんだよ』(40代男性/建設業)

『経済的にも健康的にも飲めない人がうらやましい! まぁ、どっちを選ぶかと言われたら断然飲める方がいいと思うけどね』(30代男性/自営業)

『普段の外食で飲まないのはまだ許せるけど、ちょっと良いお店に連れて行って「ウーロン茶」とか言われるとこっちの肩身が狭くなるというか……。正直、恥ずかしいと思ってしまいますね』(40代男性/商社)

『全然オッケーじゃない? 彼氏が飲めなくても平気。むしろ2人で出かけても運転を頼めるからうれしいぐらい』(20代女性/大学生)

お酒を飲めない人に対して否定的な感情を持つ人は、やはり少なくないようです。

飲めない人の気持ちを飲める人に伝えるのは非常に難しいことなのかもしれません。

お酒を飲めない&飲まない芸能人

サンドウィッチマン

高校時代はアメフトをしていたという2人。

コワモテの顔にがっしりとした体型といういかにも飲みそうな見た目ではありますが、実はまったくお酒が飲めないそうです。

的場浩司

ワイルドな風貌とは裏腹に、大の甘党で知られる的場浩司さん。

もとからお酒が飲めなかったというわけではなく、規則正しい生活スタイルを続けるようになったことですっかり飲めなくなってしまったのだとか。

毎晩のように飲み歩いていたときは、MEOS酵素の方を酷使していたのかもしれませんね。

ユースケ・サンタマリア

アルコール類をまったく飲むことができず、飲み会の席ではオレンジジュースで乾杯するというユースケさん。

ただし、飲み会自体は好きなようで、積極的に参加し場を盛り上げることは欠かさないそうです。

高倉健

もともとお酒に弱いということはなかったようですが、酔っぱらった際にタクシーの運転手を殴ってしまったことがあり、それから飲まなくなったようです。

お酒を飲まなくなってからはコーヒーを好んで飲むようになったそうで、1日に50杯飲むこともあったとか。

まとめ

「お酒を飲めるかどうかの体質チェック法」や「飲めない人たちの本音」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

本来お酒を飲むというのは、楽しみを助長させるためのものであったはずです。

体質的に受け付けないという人に無理やり飲ませ、嫌な思いをさせてしまうというということは本末転倒ではないでしょうか。

飲めない人も飲める人も、お互いが笑顔で交流を深められるような飲み方をしてほしいものですね。

●追記/恋愛jp編集部

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