一方的に婚約破棄された場合に損害賠償請求するノウハウ

【相談者:30代女性】
今年は、友人の結婚ラッシュです。ご祝儀貧乏です。自分が結婚するとき、果たして友人はお祝いしてくれるのでしょうか……なんてふと思う日々ですが、つい最近、友人が婚約破棄をしました。結婚式の招待状ももらっていたので驚きです。こんなこと本当にあるんですね。

「婚姻届に判を押すまでが勝負!」との心構えで私は婚活に励みますが、万が一婚約破棄になってしまった場合、知っておくべき知識があれば教えてください。

a 不当に婚約を破棄された場合には、損害賠償請求が可能です。

ご相談ありがとうございます。アディーレ法律事務所弁護士の島田さくらです。

婚約して、式場の手配を含め、着々と準備を進めていたけど……直前になって、「やっぱりこの人じゃない!」というのもよくある話です。お互いに納得して婚約を解消すれば問題ないのですが、正当な理由もなく一方的に婚約を破棄された場合には、『損害賠償請求』の話になります。

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婚約の成立と不当破棄

婚約は2人きりの口約束でも成立しますが、相手がそもそも婚約なんてしていないと言い出して、裁判で争っていくことになった場合には、様々な事情を総合して、結婚の成立に向けた真摯な合意があったかどうかを判断することになります。

具体的には、結納、婚約指輪の交換、親族への結婚挨拶、結婚式の準備(式場の予約など)、同居の準備(新居の契約や家具家電の購入など)があったかということがポイントとなっています。

また、損害賠償を請求するには、婚約が不当に破棄されたと言える必要があります。“相手が浮気をしていた”とか、“相手から暴力を振るわれていた”というのであれば正当な理由となりますので、婚約破棄をしたとしても損害賠償請求はされませんが、“性格が合わない”“なんとなく”という理由であれば『不当破棄』にあたるので、損害賠償請求の対象となります。

どこまでが損害として認められるか

婚約の不当破棄にあたるとなった場合、どこまでが損害として認められるのでしょうか。判例によると、

・ウエディングドレスの購入・レンタル費用
・式場の予約・キャンセル料
・結婚準備のためにかかった原告と両親の交通費
・ミシン、冷蔵庫、寝具、台所用品、カーテンなどの購入費用
・勤務先を退職しなければもらえたはずの給料
・慰謝料
・弁護士費用

などの全部、又は一部が損害として認められています。

後悔のない決断を

婚約した後、一方的に婚約を破棄するとなれば、相手を深く傷つけることにもなりますし、様々な費用を負担しなければならないことにもなります。だからといって、流されるまま結婚してしまうと、今度は一方的に別れることさえ難しくなってしまいます。

婚約する前に、よく考えて後悔のない決断をしましょう!

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●ライター/島田さくら(アディーレ法律事務所:東京弁護士会所属)

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