夏の電車内がすっぱい臭いになる原因とは?

【相談者:20代女性】
電車通勤をしているのですが、夏が憂鬱です。電車内がとにかく臭くて気分が悪くなります。すっぱい臭いがしたり、腋臭でもない普通の汗でもない臭さがあったりと私自身も臭いのでは? と不安になることさえあります。あの臭いは何でしょうか?

a 臭いの原因は、疲労と間違ったスタミナ作り!?

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

ご相談ありがとうございます。ただでさえ暑い中の通勤はストレスになるのに、不快な臭いがすると憂鬱になってしまいますよね。最近、強い香りの柔軟剤などによる香害も問題になっていますが、体臭をごまかすための化学香料の強い臭いが混ざったりすると、本当に気分が悪くなってしまう人もいる事でしょう。

今回は、その原因と対策をご紹介したいと思います。

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すっぱい臭いの原因は、疲労物質『乳酸』

(1)激しい運動

激しい運動をすると、体内の糖質をエネルギーに変える時、大量の乳酸が発生します。

体内を漂う乳酸は酸素と反応し、二酸化炭素と水に代謝されます。しかし、二酸化炭素と水になるスピードは遅く、運動が長時間続くと乳酸が体内にどんどん蓄積されていきます。代謝されず蓄積されてしまった乳酸が皮膚の上に排出され、皮脂や皮膚の常在菌と混ざって酸っぱい臭いを出します。皮脂が多い人の方がすっぱい臭いになりやすくなってしまいます。

(2)疲労やストレス

もう一つの原因は、疲労やストレス。

心や体の疲労を溜めこむと自律神経のバランスが崩れ、体に様々な不調が現れます。その不調のひとつが、汗を作る機能の低下。本来なら、汗の中身は水と塩分だけ。しかし、自律神経が乱れると、ミネラルや乳酸を含む汗が作られてしまうのです。

対策としては、タオルなどの吸水性のいいものを持ち歩き、乳酸を含む汗が皮脂と混ざる前に拭き取る事や激しい運動の後はすぐにシャワーを浴びる、出来るだけ疲れを溜めないように十分な睡眠をとるよう心掛けたり、食事のバランスに気を付けたりすることが大切でしょう。

間違ったスタミナ食による臭い

「夏だ!」「ビールだ!」「焼肉だ!」とスタミナをつけようとする人が多いと思いますが、実はこれ、スタミナがつくどころか消化に多くのエネルギーを必要とする為、疲労を溜め込んでしまうだけでなく、体臭の原因になってしまうこともあるのです。

まず、肉食に偏ることで大量のタンパク質が細菌で分解されると、アンモニア、硫化水素、インドール、スカトール、揮発性アミン等が発生します。これらは全て、強烈な“臭い成分”なのです。また、日本人が好きなカルビなどに多く含まれる脂肪が分解されると、揮発性の脂肪酸になり、これも汗の臭いのもととなります。

実は、炭水化物は主にビフィズス菌等の善玉菌が分解し、タンパク質や脂肪は主にウエルシュ菌等の悪玉菌が分解するという役割分担があるのです。肉食に偏ると悪玉菌が増え、腸内環境が悪化します。その結果、アンモニア等の臭いの原因物質が分解されきれず血液に入り汗と混ざって排泄され、『疲労臭』とも呼ばれるツンとくるような嫌な臭いを発生させます。

そこにアルコールの過剰摂取が加わる事で肝機能が低下し、更にアンモニア等の有害物質の分解が十分できなくなり、さらに強い臭いを放つようになってしまいます。


夏だからと言ってお肉をたくさん食べる必要もなく、やはりバランスのいい食事と十分な休息、ストレスコントロールが一番なのではないでしょうか。

強いて言うなら、肝臓でアンモニアを分解する際、欠かせないオルニチンを多く含むシジミやキハダマグロ、チーズやヒラメを意識して食べたり、疲労の解消を手助けしてくれるクエン酸を多く含む梅干しやかんきつ類を多く摂ったりするといいでしょう。

●ライター/SAYURI(生活心理専門家)

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