毛が生える仕組みと体毛の役割3つ

【相談者:20代女性】
毎年この時期になると、ムダ毛の処理に悩んでしまいます。手とか足とかの毛は必要ないのにどうして生えるんですか? あと、今は剃ってるんですけど、毛抜きで抜いたほうがいいですか?

a 本来、ムダ毛は無駄じゃなかった。

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

ご相談ありがとうございます。露出が増えるこの時期、ムダ毛処理に悩む人は多いようですね。しかし、そのムダ毛、髪を含む体毛があるのには、それなりの役割があるからなのです。まず、その辺りから考えていきましょう。

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体毛の役割

(1)肌の保護

体毛は私達の体が他の物と接触した時に、その衝撃や摩擦から身を守るという働きをしてくれます。

猿から進化したばかりの人類は、まだ全身が体毛に覆われていました。しかし進化とともに衣服を身につけるようになった事で、外界からの刺激や衝撃を直接受けなくなり、体毛は退化して薄くなっていきました。

しかし、まだ残っている体毛は、ちゃんとそれなりの役割を持っています。

頭髪は、外界の衝撃や紫外線から身を守る役割をしています。また、眉毛は汗やほこりが目に入るのを防ぐ役割、鼻毛は空気中のゴミやチリを吸い込まないためのフィルターであると同時に、呼吸するときに空気を温めて体内に取り入れる働きもしています。さらに、陰毛は生殖器官を守り、腋毛は汗を発散させる働きと、皮膚の摩擦から保護する働きをしています。

(2)感覚機能

体毛は『感覚器官』としての働きもしています。

何かが体に直接触れる前に、体毛に触れることで僅かな感触をキャッチしてくれているのです。この体毛の触覚機能は人類の進化の過程で、かなり退化してきてしまっていますが、人間の体毛で、触覚機能が最も残っているのが髪の毛でしょう。

直接、頭に触れられなくても髪に触れられただけで、分かりますよね?

(3)体温の維持

人間の体には『ホメオスタシス』といって、内部環境を一定の状態に保とうとするシステムがあります。

体温の維持もその一つで体毛はそもそも、この体温の維持に欠かせないものであり、もとはそれが体毛の第一の役割でした。しかし、これも人類が衣服を身につけ始めたことによって、この役目は不要となりつつあり、体毛が“ムダ毛”と呼ばれるようになったのです。

体毛のメカニズム

体毛は皮膚から外に出ている『毛幹』と、皮膚の中にある『毛根』の2つの部分で構成されています。

毛根の根本は『毛球』といって、植物でいうなら根の部分にです。その底にあるくぼみを『毛乳頭』と言い、体毛の発生源である『毛母細胞』に必要な栄養素を送り込む役割をしています。毛乳頭と毛母細胞はセットになって働いています。

毛細血管から栄養分を取り入れた毛母細胞は、分裂を繰り返して成長したあと、体毛となって伸び、皮膚の表面(皮脂腺の開口部)から顔を出します。毛の発生源は、この毛母細胞にあるわけで、ここが破壊されない限り、毛は剃っても抜いてもまた生えてくるので、毎年ムダ毛処理に悩まされるワケですよね。


体毛がある理由とメカニズムが分かったところで、次回は処理についてお話したいと思います。

【参考リンク】
髪の基礎知識「頭皮と毛根の構造」| デミ コスメティクス

【関連コラム】
・(後編)ムダ毛処理の方法3つとそのリスク

●ライター/SAYURI(生活心理専門家)

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