映画『ウォールフラワー』に学ぶ、内気で内向的なメンズが殻を破るコツ

【相談者:20代男性】
内向的でなかなか女性に声をかけることができません。参考になる映画を紹介してください。


みなさん映画は観てますか? 恋愛jpで映画のアドバイスを担当しております利根川です。担当といっても映画を薦めるのが僕の仕事で、お悩みと同じような経験をしている映画や1シーンをお勧めし、少しでも答えのヒントになればと思いご紹介させていただきますね。

さて、内向的なんですね、俗に言う“草食系男子”ですか(笑)。内向外交って政治家じゃあるまいし、性格の問題ですからね。ま、無理に「羊に肉を喰え」とは言いませんが、「草と肉、どっちが食べたいの?」とは質問できますね。簡単に言えば、自分に素直になりなさいな……勇気を出しなさいなってことなんだけどね。

どうしましょ? とりあえず、国籍をイタリア人にしてみるとか、財布に100万くらい入れておいて気持ちだけでかくしてみるとか(笑)。それはいかんね。せっかくなので、とっておきの作品をご紹介しましょう。


『ウォールフラワー』発売元/ギャガ

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『ウォールフラワー』
DVD発売元:ギャガ
価格:3,900(4,212/税込)
発売日:2014年06月03日
Copyright(C)2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

ストーリー

壁際が定位置だった僕は、自由な君たちと出逢い、笑い、恋をして、傷みを知った。最旬若手キャスト集結! 青春映画の新たなる金字塔が誕生!

チャーリー(ローガン・ラーマン)は、小説家を志望する16歳の少年。高校入学初日にスクールカースト最下層に位置付けられ、ひっそりと息を潜めて日々をやり過ごすことに注力していた。ところが、彼の生活は、陽気でクレイジーなパトリック(エズラ・ミラー)、美しく奔放なサム(エマ・ワトソン)という兄妹との出逢いにより、一変する。初めて知る“友情”、そして“恋”。世界は無限に広がっていくように思えたが、チャーリーがひた隠しにする、過去のある事件をきっかけに、彼らの青春の日々は思わぬ方向へ転がり始める。


2012年のアメリカ映画ですね、原作はベストセラー小説『The Perks of Being a Wallflower』。『ライ麦畑でつかまえて』の再来なんて騒がれてましたけど、そこまでじゃないかな(笑)。ちなみに、この原作者が自分で監督やってます。

主演にチャーリー(ローガン・ラーマン)、共演にサム(エマ・ワトソン)、ハリーポッターシリーズの女の子ね。そして、パトリック(エズラ・ミラー)、この人の女性ファン多いんだよねー(笑)。

この作品ね、僕がとても好きなタイプの映画なんですよ。題材が青春とか若気とかだからってことじゃなくて、人間臭いというか、繊細というか。壊れやすくて切なくて、バカみたいなハッピーエンドじゃないんだよね。また音楽(サントラ)もとてもGOOD! またまた出てきちゃった『David Bowie』! この前の『Life』のときも出てきてたけど、この人が映画に入ってくると何でこう……瞬間芸術みたいに映像の質が上がるように見えるんだろ(笑)。

ではね、音速の青春を駆け抜ける内気なチャーリーが、友情・恋をきっかけに殻を破る素敵な作品の名言をクローズアップしてみましょ。ちなみに『ウォールフラワー』(壁の花)とは、パーティーやクラブで、壁に張り付いたまま動けないメンバーのことを言うみたいですよん。「ドキッ!」(笑)。

“壁の花たち”に贈る名言(1)~パトリック~

※バカ男に色目を使い一緒に踊るサムを見て。

パトリック:「気に入る男ができたら、付き合うためにバカな振りを……。それじゃ、誰も救われない」

“壁の花たち”に贈る名言(2)~チャーリー/先生~

チャーリー:「先生、なぜ優しい人は間違った相手(ダメ男)を好きになるの?」
先生:「自分に見合うと勝手に思い込んでしまうからだ」

“壁の花たち”に贈る名言(3)~チャーリー/サム~

サム:「なぜ、私を誘わなかったの?」
チャーリー:「君が望んでいないと思ったから」
サム:「あなたは優しいけど、人の人生(想い)を優先して、愛と呼ぶのはおかしい……」

“壁の花たち”に贈る名言(4)~チャーリー~

チャーリー:「どこから来るのかを選ぶことはできないけど、そこからどこへ行くか、は選ぶことができる」


いかがでしたでしょうか、非常にメッセージ性の強い、繊細な映画でした。また、出演者が本当にイメージとぴったり、まさに適役! ま、少々若い世代が題材(テーマ)なのですが、ただ青春映画という終わり方ではなく、非常にデリケートな題材も扱っており、すんなりは終わらないんだよね。そこがいいんだけど。

結局、殻を破るのは自身の“勇気”でしたが、きっかけは、大切な仲間、友情だったりするんですね。だから、1人で背負い込む必要もないのかもしれません。

さて、今回の名シーンですが、やはりあそこでしょ。サム(エマ・ワトソン)がね、車の荷台に立って風を感じながら、トンネルから抜けるあの開放感を全身で感じてるシーン。しかも、爆音でかかってる音楽はDavid Bowieの『Heroes』。最高過ぎでしょ(笑)。

ここでのポイントはね、ただ好きな音楽を爆音でかけて風を感じるのではなくて、トンネルから抜けるあの瞬間を感じるわけですよ。この監督の表現を使うと、「トンネルを抜けたときの胸いっぱいの感情」なんだって。なかなか変態だねぇ~。

さらに、それを見たチャーリーの一言がまた最高過ぎ。

チャーリー:「無限を感じる」

あとは映画観て笑って、泣いて、感じて、きっとヒントがあると思いますよ。

ハッピーエンド目指して……。

現実は映画よりも映画っぽい。

利根川でした。

●ライター/利根川建一(映画専門家)

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