禁断の恋に燃えてしまう『ロミオとジュリエット効果』とは

【相談者:20代女性】
好きな人がいるのですが、その人には彼女がいます。彼女がいる人を好きになってはいけないと分かっています。周りにも反対されているのですが、反対されればされるほど、彼を好きになってしまうのです。好きになっちゃダメだと思うと、余計好きになってしまうのはどうしてなのでしょうか?

a 禁断の恋ほど魅力的で、反対されると反発したくなるのが人の性(さが)。

ご相談ありがとうございます。恋ゴコロ専門家のNINOです。

禁断の恋は刺激的で、背徳感がより2人の関係を加速させます。今年7月にスタートしたドラマ『昼顔』や『同窓生』も、不倫を描いたストーリーが話題になっていますし、ドロドロした不倫ドラマにハマってしまう人も多いのではないでしょうか。

それにしても、周囲に反対されると余計燃えてしまう、この厄介な心理は一体何なのでしょうか? それは、心理学で言う『ロミオとジュリエット効果』と『心理的リアクタンス』が関係しています。

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禁断の恋にハマる理由2つ

(1)『ロミオとジュリエット効果』

『ロミオとジュリエット』と言えば、敵対する両家に生まれた恋人同士が、禁断の愛を貫き、残酷な運命によって悲劇的な最後を遂げる、というシェイクスピアの有名な戯曲です。

心理学者のドリスコールが、140組のカップルを対象に調査したところ、親の反対などの障害度が高ければ高いほど、カップル同士の恋愛感情が強まり、熱愛度が高まることが明らかになったのです。つまり、“障害があればあるほど恋愛が盛り上がる”という心理です。

ドリスコールが、この心理を『ロミオとジュリエット』にちなんで、『ロミオとジュリエット効果』と名付けました。

(2)『心理的リアクタンス』

心理学者ジャック・ブレームが提唱した、「人は自由を制限されると激しく抵抗し、自由を回復しようとする」という理論です。「○○しちゃダメ」や「○○禁止」と言われると、なぜかやりたくなってしまいますよね。人は、「ダメ」と言われれば言われるほど、禁止されたものに対して興味が湧き、反発したくなってしまうのです。

あなたの場合、“彼女がいる人を好きになってはいけない”という状況が、『心理的リアクタンス』を高め、周りから反対されればされるほど、彼への想いが燃え上がってしまっているのです。

不倫や駆け落ちをしてしまう人の心理も同じです。“好きになってはいけない”という状況によって、『心理的リアクタンス』が煽られ、「私たちってまるで運命によって引き裂かれたロミオとジュリエットね!」と言わんばかりに禁断の恋に酔って、のめり込んでしまうのです。

自分の気持ちと向き合ってみる

「恋は盲目」と言いますが、今はまさにその状態です。手が届かないからこそ憧れは強くなり、何としてでも手に入れようとしてしまうのです。あなたの恋を“勘違い”と決めつけたくはありませんが、“彼女がいる”という障害が、彼を必要以上に魅力的に見せているだけかもしれませんよ。

『ロミオとジュリエット効果』や『心理的リアクタンス』で互いが盛り上がり、障害を乗り越えて付き合ったカップルが、その後気持ちが冷めてしまい、別れてしまったというケースも少なくありません。

色々な障害がある恋の方がドラマチックで魅力的かもしれませんが、その恋は長続きするでしょうか? 好きな人に彼女がいなかったとしても、あなたはその人を好きになったでしょうか? 冷静になって、じっくり自分の気持ちと向き合って考えてみてください。

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●ライター/NINO(恋ゴコロ専門家)

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