ウディ・アレンの映画『アニー・ホール』に学ぶ、倦怠期の男女がダメになる理由のヒント

【相談者:20代女性】
倦怠期の男女がダメになる理由ってなんでしょうか?


みなさん映画は観てますか? 恋愛jpで映画のアドバイスを担当しております利根川です。担当といっても映画を薦めるのが僕の仕事で、お悩みと同じような経験をしている映画や1シーンをお勧めし、少しでも答えのヒントになればと思いご紹介させていただきますね。

さて、倦怠期の男女がダメになる理由ですか。まあ、色々ありますね。同性(友情)がダメになる理由も沢山あるように、男女間も十人十色と色々あるでしょう。

男女の関係ならではのダメになる理由のヒントとして、1つ参考になりそうな作品をご紹介いたします。こちらも前回の『カサブランカ』同様、少し古い作品なのですが、名作中の名作ですね。


『アニー・ホール』発売元/20世紀フォックス ホームエンターテイメントジャパン

anniehall-BH1212-WA_SD_J
『アニー・ホール』
希望小売価格:1,419円+税
品番:MGBNG-16026
(C)2012 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.

ストーリー

NYで優雅な独身生活を送っていた、ナイトクラブの芸人アルビーは、歌手志望のアニーと出逢い、“自由な交際”という約束で彼女と付き合い始める。なんとなくうまくいっていた二人だが、人気歌手トニーからハリウッド行きを勧められたアニーは、引きとめるアルビーも虚しく、旅立つ決意を固める……。


ウディ・アレンの名作中の名作ラブストーリーですね。1977年度のアカデミー賞4部門(作品賞/監督賞/脚本賞/主演女優賞)も受賞した作品です。

ウディ・アレン、皆さん、名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。このおじさん、ただのメガネおじさんじゃなくてね、監督、脚本、そして、自ら主演してしまう天才おじさんで、しかも、創る作品がまた独特で、自由でお洒落なんですね。人の心情を自然に映像化する、そのセリフがまた素晴らしい! アカデミー賞も常連さんなんです。

今回の『アニー・ホール』はまさに、男女が出会い、恋をし、倦怠期を迎え別れる……という皆さんも経験のある単純明快な物語です。

冒頭、アルビー役のウディ・アレンが、別れたアニー(ダイアン・キートン)との想いを語るところから始まります。そのため、ネタなんて始めからバレバレなのね(笑)。どんな出会いをし、どんな付き合い方をし、倦怠期を迎え、どんな別れ方をするか、そこを見せることにテーマを置いています。

そんな、よくある男女の恋のお話を、得意のコメディタッチに哲学的に、回りくど~く描いてます。それがとてもユニークで独特なんですよ。そんなウディ・アレンおじさんの素敵な名作から、いくつか名言をご紹介しますね。

ウディ・アレン名言(1):~アルビーの母親~

※幼少時代、アルビーに友達ができない理由について。

母親:「お前はね、いつも人のアラばかり探して屁理屈ばかり言うから友達ができなかったんだよ」

ウディ・アレン名言(2):~アルビー~

アルビー:「ただのラブでは言葉が弱い、“ラァーブ”だ!」

ウディ・アレン名言(3):~アルビー~

アルビー:「恋とはサメのようなものだ、常に前進してないと死んでしまう」

※サメ(遊泳性)は常に動き続けないと呼吸ができなくて死んでしまうようです。恋も同じだよ……っていう例えね。


いかがでしたでしょうか。なぜ倦怠期を迎えるのか、迎えたのか、その理由は渦中の本人たちにはなかなかわからないんでしょうけど、自分が前進していないという不安や不満は感じるようです。そんな自分への不満が相手への不満となり、“環境を変えることを望むようになる=別れ”となってしまうんでしょうかね。

まさに、サメの例えの名言は、わかりやすいわけです。みんなサメなんですよ(笑)。

この作品の主人公アルビー、アニーは、随所に本音と建前の表現をしています(相手に伝える建前の言葉と、心の声を同時に表現しています)。面白い表現方法ですね。

出演者が、視聴者に問いかけるシーンもいくつかあり、そんな独特の表現方法、人間臭い心情の描き方がウディ作品の骨頂と言えるかもしれません。

しかしね、倦怠期、相手の気持ちを全て察することは難しいですよね。察しようとする想いや、それをしなくなったときから、倦怠期は始まる気がします。恋愛に限らずね。みなさんお気をつけください(笑)。

あとは映画観て笑って、泣いて、感じて、きっとヒントがあると思いますよ。

ハッピーエンド目指して……。

現実は映画よりも映画っぽい。

利根川でした。

●ライター/利根川建一(映画専門家)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

このコラム読んでどう思う?

  • いいね (1)
  • うーん (0)
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

恋愛jpをフォローする