映画『カサブランカ』に学ぶ、映画のようなカッコイイ別れ方

【相談者:20代男性】
カッコイイ別れ方ってありますか?


みなさん映画は観てますか? 恋愛jpで映画のアドバイスを担当しております利根川です。担当といっても映画を薦めるのが僕の仕事で、お悩みと同じような経験をしている映画や1シーンをお勧めし、少しでも答えのヒントになればと思いご紹介させていただきますね。

さて、カッコイイ別れ方ですか……まぁ、別れ際に人の人間性って露骨に出ますからね。そもそも、あなたがカッコイイ人間性なのかどうかってことのような(笑)。

それは別の問題として、では、とても素敵な別れ際を披露した、最高の1本をご紹介しますね。「これ、何で今まで紹介しなかったの?」と言われるくらいのとっておきの1本です。逆に、最近の若い方は観たことがない人も多いかもしれませんね。是非これを機に観てみてください。


『カサブランカ』発売元/ワーナーエンターテイメントジャパン株式会社ワーナー・ホームビデオ

『カサブランカ』 発売日:2010年04月21日 発売中/レンタル中 希望小売価格:1,429円+税 発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ (C)1943 Turner Entertainment Co.A Time Warner Company.All rights reserved

『カサブランカ』
発売日:2010年04月21日 発売中/レンタル中
希望小売価格:1,429円+税
発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
(C)1943 Turner Entertainment Co.A Time Warner Company.All rights reserved

ストーリー

時代背景は第二次世界大戦の最中(1941年)、舞台はフランス領モロッコのカサブランカです。そこで酒場を経営しているアメリカ人のリック(ボガート)は、ナチス兵やフランス兵とうまくやりながら過ごしていました。そんなある日、パリで付き合っていた元恋人イルザ(バーグマン)に出会います。しかし、彼女は、反ナチスの活動家ラズロの妻だったのです。様々な感情が交差する中、ラズロ(夫)とイルザはナチスに追われ、アメリカへの国外逃亡を企てますが、チケット(ビザ)が手に入らない……。そんなある日、リックの手元にアメリカへ出国できるビザが。リックは昔の忘れられない恋人を手に入れるために使うのか、それとも……。


『君の瞳に乾杯』をはじめ、数々の名セリフと名場面で、今もハリウッドを代表する作品として、世界中にファンを持つ『カサブランカ』。老練マイケル・カーチス監督が描いたラブ・ストーリー。1943年度のアカデミー賞(R)では、作品賞・監督賞・脚本賞を受賞。主題歌『時の過ぎゆくまま』は、今も歌い継がれている名曲である。

正直、説明不要、映画史上屈指の名作ですね。僕も10代の頃に初めて観ましたが、衝撃。今は亡き、淀川長治さんに、ある著作で、『男と女の洒落た会話の洪水』とまで言わしめた名言の辞書のような作品なんですね。

1943年、第16回のアカデミー作品賞、監督賞、脚本賞、更に1989年AFIアメリカ映画100周年を記念して発表された『アメリカ映画BEST100』の第2位、1999年映画スター男性部門にリック役のハンフリー・ボガードが第2位、女性部門でイルザ役のイングリッド・バーグマンが第4位と、アメリカ映画業界の中では20世紀を代表するラブストーリー。俳優陣のまさに名作中の名作にあたるわけです。

だからね、モノクロなんですよ。白黒ね。主演は、先にも挙げました、リック役にハンフリー・ボガード、イルザ役のイングリッド・バーグマン。まさに銀幕のスターですね。スターって今死語なの?

最近だと、映画スターってとても身近に感じますが(メディア露出がね)、この時代の映画スターは、まさに別世界の人間、手の届かない銀幕のスターだったわけですね。とにかくね、本当に素敵な映画らしい映画なんですよ。

さて、そこで今回は、色男リックの別れ際の名言をご紹介します。

映画スター流別れ際の名セリフ(1)~リック編~

※酒場でとある女性をふるシーン。

女性:「夕べはどこにいたの?」
リック:「そんな昔のことは覚えてないよ」
女性:「今夜、私と会ってくれる?」
リック:「そんな先のことはわからない」

映画スター流別れ際の名セリフ(2)~リック/イルザ編~

※最後の飛行場のシーンね、ナチスに追われる2人(ラズロとイルザ)に命がけでチケットを渡す別れ際の会話。

リック:「俺はここに残る、君たちはアメリカへ行くんだ!」
イルザ:「(私がアメリカに行ってしまったら)あなたはどうなるの?」
リック:「僕には、君と幸せだったパリの想い出がある」
イルザ:「あなたとはもう離れないと昨夜約束したわ」
リック:「忘れないよ、だが俺には仕事がある、君がいたらできないんだ。俺はこんな男だが狂った世界を黙って見ちゃいられない……いつか君にもわかるはずだ。“君の瞳に乾杯”」


いかがでしたでしょうか、「君の瞳に乾杯」ですよ。聞いたことあるでしょ(笑)。コレです、映画史に残る名言中の名言。

いつ使えばいいんでしょうか(笑)。ちなみに、劇中には4回ほど出てきていますが、いまいち使い方がわからーん。しかし、よく思いつきましたよね。

この作品の脚本家は当時、7、8名いたようですが、「君の瞳に乾杯」って誰が最初に言ったんでしょうかね、その発想が凄いよねー。そりゃアカデミー賞も獲るわ。

さて、名シーンですが、あのね、全部、もう全部なんですよね(笑)。今観ると突っ込みどころ満載なんですよ、正直。でもね、あそこが○○だの……って屁理屈はいらないわけです。一流に屁理屈はいらないんですね。そんなもん取っ払って是非観て欲しいですね。

映画観た後、屁理屈をいつもぼやいているそこのあなた、今だからこそ、是非素直な心で受け入れて観て欲しいですね。そんな、名場面、名セリフが詰まった1本です。

あとは映画観て笑って、泣いて、感じて、きっとヒントがあると思いますよ。

ハッピーエンド目指して……。

現実は映画よりも映画っぽい。

利根川でした。

●ライター/利根川建一(映画専門家)

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