映画『LIFE』に学ぶ、妄想癖のある男性が“妄想を糧”に現実の世界で頑張るコツ

【相談者:20代女性】
私の彼は妄想癖があります。自分の世界や、ゲーム、ネットの世界で満足しています。なかなか仕事もうまくいかないので、どう説得すれば良いかわかりません。参考になる映画を紹介してください。


みなさん映画は観てますか? 恋愛jpで映画のアドバイスを担当しております利根川です。担当といっても映画を薦めるのが僕の仕事で、お悩みと同じような経験をしている映画や1シーンをお勧めし、少しでも答えのヒントになればと思いご紹介させていただきますね。

さて、妄想癖ですか。ま、僕も妄想家ですよ。ジョンレノンもそんなこと言ってたし(笑)。ただ、そこに満足しちゃ危ないですよねぇー。結局妄想はいいけど、生きてるのは現実世界ですからね、リアルで頑張らないとね。

ではね、そんなあなたにとっておきの最高の映画をご紹介しますね。


『LIFE』発売元/20世紀フォックス ホームエンターテイメントジャパン

『LIFE!/ライフ』 希望小売価格:2枚組 3,324円+税 品番:FXBA-56538 (C)2014 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

『LIFE!/ライフ』
希望小売価格:2枚組 3,324円+税
品番:FXBA-56538
(C)2014 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

ストーリー

地下鉄に乗って、雑誌『LIFE』の写真管理部に通勤しているウォルターは、何ひとつ変わりばえのない日々を繰り返している。彼の唯一の趣味は、虚しい現実から逃避して突飛な空想に浸ること。ある日、ライフ誌最終号の表紙を飾る大切な写真のネガがないことに気づいた彼は、一大決心をしてカメラマンを探す旅に出発する。そのありえないほど波瀾万丈の冒険の道のりは、彼の人生を一変させていくのだった……。


皆さんお待たせしました(笑)。今回ご紹介するのは、『LIFE』。観られた方も多いでしょ。僕も映画館で終始笑顔だった印象。最高な映画ですよね。

原作は、1939年アメリカの作家、ジェイムズ・サーバーが、雑誌『ニューヨーカー』のために書いた短編『The Secret Life of Walter Mitty(虹をつかむ男)』です。

1947年に『虹を掴む男』として映画化されていますので、そのリメイク版ということになるでしょうか。雑誌も『LIFE誌』に変わってますしね。

監督/主演は、ご存じベン・スティラー、この男が最高なんですね。凄いイケメンでもないし、ジャッキーみたいなアクション俳優でもないし、人間臭さがまた最高なんですね(笑)。

ストーリーはね、妄想の世界で冒険をしていた主人公ウォルターが、現実の世界で大きな選択を迫られます。いつもなら妄想ばかりしていたウォルターが、現実の世界で冒険をすることになり、その中で大切なことに気づいていく……という素敵な話なんだぞ(笑)。

本当にね、動きたいけど動けないそこのあなた! 向き。誰だって、ぬくぬくした世界からなかなか抜け出せないんですよ。でも、勇気を出してそこから抜け出せば……、「意外と……悪くないなぁ」的な映画なんです。

でね、忘れちゃいけないのが、ショーン(カメラマン)役のショーン・ペン! そのまま! この人の存在感凄いですね、なんなんですか! この目線、痺れてしまったぁ~! さすがマドンナの元旦那、関係ないけど(笑)。人間力が凄まじいわけですよ。ぜひ、ショーン・ペンの目、観て欲しいなぁ~。

ではね、妄想癖のウォルターを参考に、理想とする妄想を辿りながら、ぜひ現実の世界で勇気を出すコツとしてみてくださいな。

妄想(1)好きな女性に理想と想われたい~ウォルター/シェリル~

※目の前のアパートが火災、シェリルの犬を助ける妄想

シェリル:「犬を助けてくれてありがとう、あなたは凄い!」
ウォルター:「僕は冒険心と勇気、創造力に満ちてるんだ」
シェリル:「私の理想の男性だわ!」

妄想(2)言いたいことをはっきり言う妄想~ウォルター~

※意地の悪いヒゲ面の上司に嫌味を言われ

ヒゲ上司:「君の仕事は何だ、ケーキ君?」
ウォルター:「ヒゲが似合うのはダンブルドアだけだ!!」
仲間達:「一同爆笑」

妄想を現実へ(a)イタリア人風のワイルドな詩人~ウォルター/シェリル~

※休日は「ラテン男の詩を聞きながら、氷山の雪解け水で入浴してた……というのは嘘、冷蔵庫の修理屋を待つつまらない休日を過ごしてた」というシェリルと友人の残念な会話。

ウォルター:「氷は色っぽい女のようだ。俺はウォルター・ミティ(イタリア人風)」
シェリル:「シェリル・マルホフ、登山?」
ウォルター:「人間の限界に挑戦してた」
シェリル:「私もその頭に登りたいわ」
ウォルター:「ハヤブサを使って君に詩を届けよう!」
シェリル:「ハヤブサ詩人、素敵な人ね……」

妄想を現実へ(b)“LIFE”スローガン~LIFE詩~

「世界を見よう 危険でも立ち向かおう 壁の裏側を覗こう もっと近づこう もっとお互いを知ろう そして感じよう それが人生(LIFE)の目的だから」

妄想を現実へ(c)今を楽しむ~ショーン~

ショーン:「俺にとって好きな瞬間は、カメラに邪魔されたくない。一瞬を慎重に、今を楽しむんだ」

※このショーン、いやショーン・ペンの“目”! こんな表情できる人間は……なかなかいないんじゃないですかねぇ(笑)。そんな衝撃を受けてしまった!


いかがでしたでしょうか、人によっては、本当にメッセージ性の強い作品となっています。僕にはズドーンときたなぁ~(笑)。

妄想ばかりでなかなか現実の世界で頑張れなかったウォルターが、“妄想を糧”に頑張るわけです。そんな妄想の使い方もあるんですね(笑)。現実を、今その瞬間を楽しむショーンに出会ったのも、何かの縁なのでしょう。後半では現実を全力で生き、楽しむウォルターになっているわけです。

“妄想癖”や“ゲーム、ネットの世界”が悪いわけではなく、自分流に現実で頑張るための糧にすればいいわけですね。

さて、今回の名シーンですが、この映画ね、サントラが抜群、映画中の曲が良すぎるんですよ!! Jose Gonzalez『Step Out』にJohn Lennonの『#9 Dream』に完璧! David Bowie の『Space Oddity』でヘリコプターに飛び乗るシーンなんて、僕は一番このシーンが好きなんだけどね、思わず映画館中見回してしまいましたね。興奮し過ぎて、叫びそうになりましたよ。「皆さん大変なことが起きてますよ、今!」(笑)。

ちなみに、劇中でウォルターが理想のデートの誘い方は、Rupert Holmesの『Escape』という曲の歌詞だと言うシーンがありましたね。歌詞の内容がね、ある既婚者の女性が新聞のパーソナルコラムで男性相手にデート願望を書きます、匿名で。今で言うSNSだね。

「もしあなたがピニャ・コラーダが好きで、雨に濡れても平気でヨガに夢中じゃなくて、そんなにおバカさんでもなくて、真夜中に砂丘でメイク・ラヴしたいと思ってるわ」その記事を読んでね、返信の手紙を出して実際に会いに行った男性が、なんと何も知らない夫だった(笑)。そんな話なんですよ。

ウォルターの理想はね、ここからなんですね。驚いている妻に向かって、夫も驚きながらも一言いいます。「君こそ僕の捜し求めていた女性(ひと)さ、おいで、僕と一緒にエスケイプしよう!」

ちなみにこの曲、エンドロールの一番最後の曲です♪

あとは映画観て笑って、泣いて、感じて、きっとヒントがあると思いますよ。

ハッピーエンド目指して……。

現実は映画よりも映画っぽい。

利根川でした。

●ライター/利根川建一(映画専門家)

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