失敗の原因はいつも彼? どんくさい恋人にイライラしてしまう理由2つ

【相談者:20代女性】
同棲して半年になる彼のことで相談です。彼が決めたことに従うといつもうまく行かないし、頼りなく感じます。本当は年上の彼がリードしてくれるのが理想です。でも、私がしっかりするしかないんでしょうか。家事も分担してやってくれているのですが、彼の要領の悪さにイライラして、ついつらく当たってしまうことも多く、疲れてしまいました。

a どうしてあなたはいつも、「彼のせいで失敗する」と感じているのか。失敗は正しく認識しないと、次に生かせない。

こんにちは。カルチャー担当、みわあやのです。

古今東西、男女問わず、“どんくさい人”っているわけです。でも、仕事のミスならいざしらず、日常の些細な“失敗”を誰かのせいにして憤るのって、どうでしょう。しんどくないですか? そして、その“失敗”は、本当に彼の行動が原因なのでしょうか?

失敗は次に生かしてこそ、意味のあるものだと思うのですが、そのためには、しっかり分析して次回への対策をとる必要がありますよね。

それなのに、人間の心にはよく、『認識のゆがみ(バイアス)』が起きるんです。バイアスがある以上、常に誰かにイライラしていなければならないし、それを理解してもらえないという状態になりがち。

憎きバイアスを払しょくして、心安らかなお付き合いをするためにはまず、敵を知りましょう。

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自分はいいけど、他人はダメ!! 自分勝手なバイアス2つ

何かの問題が起きたとき、その原因は何なのかを探そうとする心の動きを、心理学では『帰属』と言います。この『帰属』は、さまざまな理由でゆがみやすいものなのです。

たとえば、定食屋でさしみ定食を食べようとしたけれど、間違えてテーブルにあったソースをさしみにかけてしまったとき。

他人がこれをやると、「うわ、どんくさ! 不注意な人」と感じます。けれど、自分が同じことをやってしまった場合には、「容器が似ているのが悪い! 店側の配慮が足りない!」と怒り出しちゃう。

そんな気持ちになることを、心理学では『行為者、観察者バイアス』と言います。

他人の行為ならば、原因はその人にあると考え、自分の行為なら、原因を自分以外にあると考えてしまう。これは誰にも起こりうる心の動きです。

もうひとつ、人の心にありがちなのが、「成功したのは私のおかげ、失敗したのはアンタのせい」という認識のゆがみ。

たとえば、パートナーと二人で料理を作っていたとします。とてもおいしくできた! 大成功! という場合には、「私がうまくやったからね」と考えます。

しかし、やっかいなのは「失敗したかも……」という状況のとき。すかさず人間の心の中には、「相手が調味料の分量をミスったから」「相手がどんくさくてスムーズにできなかったから」という思いがよぎるんです。

このジャイアン的発想は、『セルフ・サービングバイアス』と言います。思い当たる節はないでしょうか?

そうまでして、人間は“自分を守りたい生き物”

上記のような考え方は、ずるいように見えちゃいますが、人間なら誰もが持っている“クセ”のようなものなんですね。

自分のことはよく見ているし知っているけれど、他人のことはそこまでちゃんと見ていない。さらに、自分目線の景色は自分に都合よく映る。そういう“視点の違い”がバイアスを生みます。

また、人間は“自分の心”を守るために必死になりがち。もし、自分の間違いや失敗を認めてしまうと、自尊心が傷つけられボロボロになります。だから、認めたくないという防衛本能が働いてしまうんですね。


いかがでしたでしょうか。

・人間は自分の失敗の原因を、自分以外に求めるもの
・人間は他人に厳しく、自分に甘いもの

このバイアスを知っておくと、何か問題が起きたときに冷静に判断できるかも。

必要以上に他人にイライラしなくて済みますし、「お互い様ね」って優しい気持ちで接することができるのではないでしょうか?

●ライター/みわあやの(カルチャー専門家)

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