「一目惚れ」をする時の恋愛メカニズムとは

【相談者:20代女性】
私はどちらかというと、男性を好きになるのに時間がかかる方です。最近、合コンで知り合った人に、「一目惚れした!」と言われたのですが、私のことを何も知らないのに好きになるとか信じられません。一目惚れって本当にあるんですか? からかわれているだけなんでしょうか?

a 人は0.1秒で恋に落ちる!?

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。ご相談ありがとうございます。

合コンで知り合ってすぐに、「一目惚れした!」と言われても驚いてしまうお気持ち、よく分かります。特にご自身にそういった経験がないのであれば、尚更信じがたいですよね。

でも、実は、一目惚れはあると脳科学でも実証されているのです。

研究者によってその早さは0.1秒から0.5秒と若干の違いはありますが、いずれにしても1秒もかからないということが分かっています。

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脳は0.1秒で恋をする

『脳は0.1秒で恋をする』これは、脳科学者の茂木健一郎氏の本のタイトルですが、茂木氏はこの本の中で、人が実際にどのようにして恋に落ちるのか、脳内で起こる恋愛のメカニズムについて、一目惚れを例に挙げ、次のように書かれています。

『脳にはおもに、ふたつの情報処理経路があります。ひとつは、「扁桃体」を中心とする情動系。もうひとつは理性的な判断を司る「大脳新皮質」です。「扁桃体」は、おもに瞬間的な反応や感情を司る部位で、ここの働きによって人間の最初の好悪の感情は決定しています。意識に上る前の無意識の段階で、「これは好き」「これは嫌い」と瞬間的に判断している』

つまりどういうことかというと、

『目の前で起こった出来事を、頭の中で言語化して整理し理解する前に、稲妻のような速さで結論を下して行動に移しているのです』

このように、一目惚れする瞬間に脳内で起こる瞬間的な判断が、いわゆる“ビビッ”と来る瞬間だそうです。また、茂木氏は次のようなことも書かれています。

『そして後から、「大脳新皮質」によって冷静な判断が始まります。「この人の笑顔が感じがいい」「性格も合いそう」「こういうところが好き」というように。最初の直感に対して、理由づけをしていくのです』

なぜ大脳新皮質がわざわざ後から理由づけをしていくのかについては、次のように説明しています。

『最初の直感だけでは、自分でも心もとないからです。人間は、理由を必要とする生き物です。ただ「好き」というのだけでは不安で、「どうして好きなのか」というところまで理解したい。その分析を、大脳新皮質が担当してくれるのです』

一目惚れしないのは何故?

では何故、全ての人が一目惚れしないのでしょうか?

これは心理学の観点から見ると、せっかく扁桃体で「ビビッ」ときたものを、自分で打ち消してしまっているのだと考えられます。

茂木氏の言う、「こういうところが好き」という理由づけをする段階で、逆に「こういうところが嫌い」と、好きという感情を否定する材料を探してしまっているのです。

これは考え方の癖というか、自己肯定感が低い人に多く見られるもので、「私なんかが好きになっても相手にしてもらえるはずがない」という潜在意識が働いて、否定材料を無意識のうちに探してしまっているんですね。

今回のケースで見ると、「会ってすぐで私の事なんか何も知らないのに」この言葉の裏には、「私にはこんな欠点があるのに」そんな言葉が隠れていて、それが一目惚れを受け入れられない要因になっているように思います。

自分のいいとこ探しをしてみましょう

自分の長所はなんですか? そう聞かれた時にすらすら答えられるでしょうか?

少なくても3つくらいはパパッと答えられるように、普段から自分の長所を意識してみると、もっと恋愛に積極的になれると思いますよ。

せっかく告白されたのですから、“からかわれている”と最初から全てを拒否しないで、とりあえずお食事くらいなら一緒に行ってみて、よくよくお相手を観察してからお付き合いするかどうか決められてもいいのではないでしょうか?

【参考文献】
・『脳は0.1秒で恋をする』茂木健一郎・著

●ライター/SAYURI(生活心理専門家)

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