恋人からのデートDV事例と対処法

【相談者:20代女性】
彼の束縛がひどくて困っています。付き合って半年ですが、携帯を見るのなんて当たり前。もちろんロックなんかしていたら怒られます。毎日夜の9時に電話をしてきて、今日は誰と会ったのかとか、どこに行ったのかなど聞かれます。男の人がいるところに行った、なんて言うととても機嫌が悪くなります。

最初のうちは大切にされているような気がしていたけど、最近ちょっと重いし怖いです……。

a 人の行動を監視して制限するのは立派なDVです。

こんにちは。マリッジノート専門家の湯原玲奈です。

恋愛初期は不安の塊。自分の感情が裸のままさらけ出されるので、自分が言ったことを相手はどう捕らえたか、嫌われたのではないか、ほかに好きな人ができてしまうんじゃないか、など、自分が相手に本当に受け入れられているかどうかが気になって仕方がない。想像が膨らみに膨らんでしまいます。結構辛いですよね。

その辛さを、相手の予定や活動を把握することで解消しようというのが束縛です。束縛されている側は、最初のころは「私、すごく愛されてるんだわ」なんて思ったりしますが、自由な行動を制限されたり、プライベートをすべてさらけ出すことを強要されると、次第に違和感を感じてくるもの。

行き過ぎた束縛は、自分自身が楽になるために、相手を自分の思い通りにコントロールしようとしている、とても身勝手な行動です。束縛されて行動を制限されることで、他の友人との人間関係が薄れ、次第に活動範囲が狭まり、いつしか2人だけの世界しかなくなってしまう。実はこれ、立派なDV(ドメスティック・バイオレンス)のひとつなのです。

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デートDVを問題視しないことが多い

DVというと、身体的暴力や言葉の暴力が一般的に広く認知されています。しかし実は、2人以外の外の世界との付き合いについて制限したり、行動を監視したりすることは「社会的暴力」と呼ばれ、DVの一形態として定義されています。

DVとしては、精神的暴力、身体的暴力、社会的暴力、経済的暴力などが挙げられます。多くは配偶者間等で起こるものと思われていますが、交際中の男女にも起こることで、『デートDV』とも呼ばれています。

内閣府が平成24年4月に行った、「男女間における暴力に関する調査」によると、10人に一人の割合で、「交際相手から何らかのDVを受けたことがある」と回答しています。また、「別れたいと思ったが別れなかった」という回答を含めると、DVがあったにも関わらず、それでも「別れなかった」という回答が50%以上ありました。

恋愛という感情のやり取りの中で起こる暴力行為を、「相手には自分が必要だと思ったので別れなかった」という回答をした方が30%もいることを見ると、当事者になってしまうと、「この恋愛関係はおかしい」と気づくことは結構難しいのではないかと感じます。

自分を大事に、尊重してください

恋愛は究極の人間関係です。ワクワク、どきどき、イライラ、そわそわ……人間が持つ、そんな心のいろんな動きを沢山経験できる体験が恋愛。嫉妬や独占欲なんて恋愛には付き物。そこで生まれる不安を相手にぶつけ、理不尽に拘束することはすべてDVです。

たとえば、

「電話に出ないだけで怒る」
「異性の友人と会うことを禁止する」
「別れるなら死んでやるという発言」

なども、すべてDV。

あなたはそんな暴力に従う必要はありません。

あなたは自分で自分の時間を選択し、あなた自身の人生を選ぶ権利があります。

がまんしていませんか? がまんしなくていいのです。彼氏だからって言いなりになる必要はないのです。それで嫌われるくらいの相手とは、一緒にいないほうがいい。これから一緒にいても、何一ついいことはありません。

今後もし不安に思ったり、危険を感じることが起こったら、早めに学校や地域の女性センター、もしくは警察などに相談してみましょう。あなたの心が「もういやだ」と感じるときが来たら、別れ時だと思いますよ。

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●ライター/湯原玲奈(マリッジノート専門家)

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