映画『ビフォア・サンセット』に学ぶ、忘れられない恋を思い出にする方法

【相談者:30代男性】
付き合っている恋人がいますが、過去の“忘れられない人”への想いがずっと胸にあります。これはいけないことでしょうか


みなさん映画は観てますか? 恋愛jpで映画のアドバイスを担当しております利根川です。担当といっても映画を薦めるのが僕の仕事で、お悩みと同じような経験をしている映画や1シーンをお勧めし、少しでも答えのヒントになればと思いご紹介させていただきますね。

さて、過去の恋についてですが、これも一つの想い出として素敵なことだと思いますがね。良いか悪いかなんて、しらんよ(笑)。

「男性は別フォルダとして保存」「女性は上書き保存」なんて例えを云う人がいましたが、実際のところ個人差ある気がするなぁー(笑)。

ま、いいや。そんな素敵な思い出、過去の「忘れられない人への想い」を綴った素敵な映画を1本ご紹介しますね。


『ビフォア・サンセット』発売元/ワーナーエンターテイメントジャパン株式会社ワーナー・ホームビデオ

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発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2010/04/21 希望小売価格:1,429円+税
発売中/レンタル中
(c) 2004 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ストーリー

9年前、ユーロトレインの車内で出会い、ウィーンで一夜だけを共に過ごした恋人たち。別れの時約束した、半年後の再会を果たせないまま9年の月日が流れ、二人は遂にパリで再会した。しかし、二人が一緒に過ごせる時間はジェシーがNY行きの飛行機に向かうまでの、わずか85分。人生について、社会について、恋愛について……9年前の恋の結末を確かめたい気持ちとは裏腹に、とりとめのない会話を重ねる二人に、タイムリミットは刻一刻と迫っていく……忘れられない人との再会という、誰もが共感を覚える普遍的なテーマ。タイムリミットまでの85分、リアルタイムで進行する二人の恋の展開。男女の恋愛観の違いを浮き彫りにする、等身大でリアルな会話。その圧倒的な臨場感に、いつのまにか顧客は引きずり込まれ、二人の恋の行方を固唾をのんで見守っている……自分のかつての恋と重ね合わせて—。

前代未聞のラブストーリーと絶賛され、ベルリン映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した、95年の『恋人までの距離<ディスタンス>』の続編にあたる本作。1作目では夕方から夜明けまでの14時間が綴られていたが、今回は再会した二人をリアルタイムで追っている。男女が9年ぶりに再会を果たすという以外に、いわゆるプロットらしいプロットも存在しないこの映画が、これほどまでに人々の胸に感動と共感をもたらすことの不思議。もはや、続編を超えた傑作であることは間違いない。


これね、以前ご紹介しました『ビフォア・サンライズ』の続編ですね。ラブストーリーの金字塔と呼ばれている3部作の2番目。

前回では、列車の中で劇的な出会いをし、一晩素敵な夜を過ごし、明け方素敵に別れた恋をご紹介しました。今回はね、実は前回から9年も経っちゃうわけですよ。

この時点で前作見てない人は、“前回どうなったの?”ってことになるけど、気にせず進めるね(笑)。

お互い9年前の一夜の想い出を良くも悪くも胸に秘め、それぞれの道を歩んでいました。今度はパリの街で偶然の再会をするわけですね。演じるのは、現実に9年歳を重ねたジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルビー)。実際に年齢を重ねているので、会話も演技も更に深みが出てて、なんかね、友人の恋模様をみてるみたい(笑)。

そんな、“忘れられない人”との会話を綴った名言をご紹介しますね。

“忘れられない人への想い”名言その1 ~セリーヌ~

セリーヌ:過去と向き合わないでいいのなら、想い出って素晴らしい!

“忘れられない人への想い”名言その2 ~ジェシー~

ジェシー:想い出って変えられる、生きている限りね……。
※良くも悪くも

“忘れられない人への想い”名言その3 ~セリーヌ~

セリーヌ:私にとって昔の彼は、今も昔も特別な存在(好き嫌いはおいておいて)。細かい所に目がいって、そしてそれに感動して忘れられなくなる。みんなそれぞれ美しく特別な存在だった。

“忘れられない人への想い”名言その4 ~セリーヌ/ジェシー~

セリーヌ:若い頃、出会いは沢山あると思ってる、本当は“稀”なのに……。
ジェシー:そして、その機会も知らずに潰していってしまう。
セリーヌ:世の中思い通りにいかない方が当たり前なのにね。

“忘れられない人への想い”名言その5 ~ジェシー~

ジェシー:愛とはつまり、“尊敬や信頼、賞賛”ってことだと思う。


いかがでしたでしょうか、相変わらず、ユーモラスでお洒落な会話だけで成り立つ不思議な映画。定型づけやすい男女の関係を、根底から揺るがす、そんな衝撃的なメッセージ性を含んでいます。

何が良くて何が悪いかなんてのは、人が決めることじゃないですね。本人たちもどこかおかしいと思いながらも止められないんだから(笑)。それが人間なんじゃないですか。良い出会いがあれば、男性だろうが、女性だろうが忘れられないと思うし。

大事なのは、その想い出を胸に秘めた時、“今”という現実に前向きに作用すれば素敵な想い出だし、後ろ向き、例えば、「あの頃はあ~だったのに……」「あの時あ~すれば」なんて、恐ろしい発言をした時点で残念な結果となるわけです。

そして、大事なのは今側にいる人への配慮や想いですね。その辺を蔑ろにしたら、ただのクソヤローで終わってしまうので(笑)。

昔の想い出に浸るのも良いと思いますが、今目の前の現実と向き合った上で、素敵な想い出(胸の内)として浸ってくださいな。

ちなみにこの映画、あと1部最終話がございます。このあとジェシーとセリーヌはどうなったのでしょうか? 気になるでしょ(笑)。それはまた別の機会に♪

あとは映画観て笑って、泣いて、感じて、きっとヒントがあると思いますよ。

ハッピーエンド目指して……。

現実は映画よりも映画っぽい。

利根川でした。

●ライター/利根川建一(映画専門家)

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