幸せな同棲生活をスタートさせるための資金繰りのコツ【後編】

前編では、同棲をスタートさせるときにまずふたりで確認しておきたい項目についてお話しました。

おおよその方向性が決まると、準備が必要なものごとが明確になってきます。それとともに、新しい生活をスタートさせるための費用について、目処を立てられるようになります。

たとえば、住む場所と間取りが決まれば家賃の目安が分かりますね。家具を追加して購入するかどうか、引っ越しは業者に頼むのか自分や友人の力で手配するのかが決まることで、金額が見えてきます。

どちらかが現在住んでいる家にふたりで住む場合

家賃・光熱費などの固定費を負担する割合をはじめに決めることが大事です。ここをあやふやにしてしまうと、片方ばかりが負担することになる可能性もあり、心の中で不満を溜め込んでしまう原因になりかねません。

決めるべきことは最初に線引きしておく。これが金銭トラブルに予防にはもってこいです。

ふたりとも一人暮らしをしているカップルの場合、冷蔵庫や洗濯機など、これまでどちらかが使っていた大物家電を処分しなければならない可能性があります。こうした家具の処分費用や引っ越しする側の家の退去関連費、引っ越し費用などもかかります。

このケースの場合、同棲をスタートするためのひとりあたりの目安として、家賃・光熱費の半額と新しい家具購入費にプラスして5万円くらいを想定しておきましょう。新居をあらたに借りる場合よりも初期費用を抑えることができる選択だと言えます。

新しい場所をふたりで借りる場合

新居の敷金・礼金、1ヶ月分の家賃、ふたりの引っ越し代や家具の処分費用、新しく購入する家具の費用、現在住んでいる家の退去関連費用がかかると想定しておきましょう。

お互いにどのくらい負担しあうか、はじめにしっかり話し合っておきたいところです。

まとまったお金がはじめに出て行く場合、貯金額ギリギリでなんとか動こうとしてしまうカップルもいますが、引っ越し後しばらくは何かと想定していない支出が発生するものです。多少の余裕を持って計画を立てましょう。

特に新居の家賃は、無理のないようにしましょう。どのくらいを目安に借りればいいのか判断がつかない場合は、「毎月のお給料の3割程度が家賃の相場」と言われていますのでひとつの指標にしてみるといいかもしれません。

もし、以上の点を考えた時、現在の手元資金では足りないということが分かったらどうすればいいでしょうか。

足りない費用は、毎月金額を決めて積み立て貯金をしてみましょう。もし、ふたりであと6万円足りなかったら、ひとりあたり毎月1万円ずつ準備すれば3ヶ月で目標金額を達成することができます。

デートの内容を工夫したり、いつもよりも働く時間を少し増やして収入を増やすなど、できることに取り組んでみましょう。早くふたりで暮らしたいからと無理矢理すぐに何とかしようとするのではなく、少し時間を取って準備することです。

これはお金を管理することに対する自信にもつながっていきます。この自信は、家計管理にはとても大切なこと。ふたりで暮らし始めてからより一層、この経験は活きてくるはずです。

同棲することで得られる家計のメリットがあります。

それは、ふたりがそれぞれ別の場所に暮らしている時よりも生活費を抑えることができるということです。家賃にしても、光熱費にしても、食費にしても、ふたり暮らしをすることで合計金額を以前より減らすことが可能です。

特に、いずれ結婚を視野に入れているカップルや、貯金をしたいと考えているカップルにとって、これはとても大きなメリット。別々に住んでいた時よりもお金を貯めやすくなります。

前よりも生活費が減ったからとむやみに浪費してしまうのではなく、減った分は貯金にまわして有意義に使えるようにしておくことをオススメします。

同棲をきっかけに、お互いのこと、特に相手の金銭感覚についてより理解を深めることができると思います。どんなに愛する人でも、育った家庭・環境が違えば金銭感覚も違って当然です。それをむやみに否定したり非難したりするのではなく、考えているライフスタイルを伝え合ってそのためにどうやってお金を遣っていきたいのか考えてみることで、より信頼を築いていくことができます。

どこでどんな暮らしをしたいかによって必要な金額が変わってきますから、前編と後編でお話したことをしっかり話し合いながらアイディアを出してみてくださいね。

この機会を持つことで、お金の話題を切り出すことに対する恐怖心が少しずつ軽くなり、スムーズにふたりで家計をやりくりしていく体制を整えていけるようになるでしょう。

●ライター/鉢須祐子(ライフプラン専門家)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

このコラム読んでどう思う?

  • いいね (0)
  • うーん (0)

恋愛jpをフォローする