大人たちが口々に「若いうちに海外へ行った方がいい」と言ってくる理由

【相談者:20代女性】
10個年上の姉や、15個年上の親戚のお兄ちゃんは、私に、「大学生のうちに海外旅行に行っておいたほうがいいよ」と言います。海外旅行ってそんなにいいのですか? なにが楽しいのですか? 彼氏との新婚旅行の参考にさせてほしいです

qa_a 「知っていること」の深さが違ってきます。

大学生くらいの若い女性に、仕事がらインタビューをすることがあります。インタビューの前後には雑談をします。そのときに、若い女性がパスポートを持っていないという事実を知って唖然とすることがあります。

たしかに時代は変わった。10年前、20年前は、休暇と言えば、海外に行っていた人が大勢いたものですが、今は景気が悪いからなのか、海外に行くという発想自体がない人が多いのかもしれません。

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『抽象的な言葉として知っていることと、それを実体験として知っていることとでは、同じ知識でも、その深さは全く異なる』

世界的な建築家として有名な、安藤忠雄さんの言葉です。

海外旅行って、そんなにいいのか? いいんです。テレビでハワイの海を見るより、実際にハワイに行って、裸足で砂浜の熱い砂の上に立って、ダイアモンドヘッドを見る。これがいいんです。体験しないとわからないことって、いっぱいあるんです。

雲の上から朝焼けを見たことはありますか? 海外旅行に行くと、運がよければ、雲の上から朝焼けを見ることができます。どこまでも果てしなく広がる雲が、あかね色に染まるんです。地上は(たぶん)曇りか雨降りです。あかね色の雲は、刻々と表情を変えて、神様が降りてくるくらい神々しく輝いたと思えば、すぐに消えてゆくんです。

水平線に沈む夕陽だって、相当に美しいものです。ビーチリゾートによっては、見渡す限り、なにも遮るものがない水平線を眺めることができます。水平線はまっすぐではありません。ゆるやかにカーブしています。これこそが私たちが毎日暮らしている、この地球の姿です。ゆるやかなカーブの淵から、どこかの国のなにかを積んだ大きな船が現れて、やがて夕陽が沈む頃に、闇に紛れて消えてゆきます。

というようなことを、「テレビで観た」のと「体験した」のとでは、なにかが違うんです。だから年長者が海外旅行に行けと言うのです。

世界は広い。言葉にすればこんなわかりきったアホなことはありませんが、でも、この事実を身をもって知るだけでも、今後の人生の豊かさが違ってくるのです。

●ライター/ミクノトモ(コミュニケーションデザイン専門家)

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