失恋以上にツラい? 「不幸な人生」の本当の意味とは……

【相談者:10代女性】
18歳です。これからオトナになっていくのが、なんとなく不安です。不幸なことが起こらないといいなって思います。不幸な人生って、どんな人生ですか

qa_a 「ない」ということを認められない人生だと思います。

10代だと、漠然と未来のことを想像して、漠然と不安感に襲われたりしますよね。まだ具体的に生きるということを考える素材をたくさん持っていないので、考えがどうしても漠然としてしまいますよね。

不幸な人生とは、「ない」ということを認められない人生です。たとえば夢があるうちは、不幸ではない。100%夢がない人生。どことなく不幸な感じがしますよね。

あるいは、愛している人が去ってゆき、ここにいない人生。不幸っぽいですよね。

物理的に「ある」ものは、いずれなくなります。このことを昔の人は諸行無常とか栄枯盛衰という言葉で表現しました。高校の授業で習ったと思います。

これまで身近にあったものが「ない」という状態になったとき、人は苦しみます。そして、その苦しみから抜け出せないとなれば、心がここにない、つまり、今を生きていないという状態になります。

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こういう状態が人生のなかで最も苦しく、人生を不幸にしてしまうといったのはお釈迦様です。仏教用語に四苦八苦という言葉があります。ふだん私たちがよく使う「四苦八苦」という言葉は、じつは仏教が元になっているのです。

四苦八苦の「四苦」とは生老病死です。つまり、人がどうすることもできない100%の自然現象のことです。人為的にコントロールができないから苦しいのです。「八苦」は、この4つに愛別離苦(愛する人と離れてゆく苦しさ)や、求不得苦(求めても手に入らない苦しさ)などをプラスして8です。ぜんぶ合わせて四苦八苦。

「ない」人生は不幸です。欲しいものが手に入らないとか、夢がかなわないなど、誰もそのような人生を望まないでしょう。

しかし、「ない」ことを認められずに、ないことに苦しみだけを覚える人生はもっと不幸です。

「ない」こと、あるいは「なくなってゆくこと」には理由があります。その理由を知ること、知ろうと努力することが、不幸にならない生き方ではないかと思います。

●ライター/ミクノトモ(コミュニケーションデザイン専門家)

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