アイドルの盗撮写真が流出したら? プライバシー権の侵害になる基準4つ

【相談者:30代男性】
アイドルのプライベートな盗撮写真が週刊誌などで流出しているのですが、これって週刊誌に写真を売り込んでいる人がいるのでしょうか? だとしたらそれはいけないことだと思うのですが、この売り込んでいる人は罰せられたりしないのでしょうか


ご相談ありがとうございます。アディーレ法律事務所 弁護士の岩沙好幸です。

アイドルのプライベートな写真が週刊誌に掲載されていると、気になってついついチェックしてしまいますよね。特に、「熱愛」情報は週刊誌で大きく取り上げられることが多く、記事を見るたびに、芸能人って自由がなく大変な職業だなって思います。

アメリカ等の諸外国においても、セレブリティをつけまわし、彼らのプライベート写真などを撮影して生計をたてるカメラマン、いわゆるパパラッチが大問題となっており、有名人とその子どもへのパパラッチ行為を規制する法案の是非も議論されています。

芸能人は全ての行動が注目されていますが、彼らは盗撮写真が週刊誌に掲載されても、何も文句を言えないのでしょうか。また、カメラマンが芸能人を盗撮し、週刊誌がそれを掲載することに問題はないのでしょうか。

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まず、盗撮にも色々種類がありますが、芸能人の家の浴室・寝室を盗撮することは、軽犯罪法や迷惑防止条例で処罰されるため当然に犯罪といえます。服の中の盗撮も同じです。一方、例えば、街でぶらぶら歩いている芸能人の姿を撮影しても、直ちに犯罪にはなりません。

しかし、芸能人にもプライバシー権があり、撮影した写真を利用して芸能人のプライバシーを侵害してしまった場合は、民事上の損害賠償責任を負う可能性がありますので注意が必要です。

プライバシー権が侵害されたかどうかについては、判例が示した以下の4つの判断基準があります。

(1)私生活上の事実だったり、それらしく受け取られたりするおそれがあること
(2)一般人の感覚では、公開されたくないこと
(3)まだ、一般に知られていないこと
(4)公開されたら不快になり、不安になるようなこと

「この条件を全て満たす!」と裁判所に判断されてしまうと、民事上の損害賠償責任を負う場合があります。なので、街角で芸能人の熱愛の決定的瞬間を見かけしまっても、それを撮影して週刊誌に売り込むことには慎重になった方がよいです。

芸能人も、仕事以外の時間は一般人です。プライベートの時間くらいはそっとしておいてあげましょう!

●ライター/岩沙好幸(アディーレ法律事務所:東京弁護士会所属)

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