恋人に「重い」と思われた時の“相互作用効果”を使った対処法

【相談者:20代男性】
2週に1度くらいのペースで会っていた彼女がいますが、ここのところ、そのペースが落ちてきています。連絡も前ほどマメではなくなり、心変わりされたのでは……と不安になります

女々しいと言われるかもしれませんが、今後どうしたら関係が修復できるのでしょうか。

qa_a お相手との関係を維持できるかどうかは、「会話」にかかっています。

ご質問ありがとうございます。恋愛小説専門家の倉本真帆です。

心理学を参考に、アドバイスを小説風に仕立ててみましたので、ご覧ください。

131202kuramoto

 カランカラン、それはこの店のドアベルの音。

 お客様のご来店を告げるその音がなったら、私はコーヒーを準備する。

 『心理学でお悩み相談カフェ・お代はコーヒー一杯で』

 ここはちょっと風変わりな喫茶店。オーナーの私が、一杯のコーヒーと一緒に、相談を受けるお店なのだ。

 今日のお客様はどんな相談だろう。20代くらいの、男性――。

 「コーヒーをお持ちしますので、お席でお待ちください」

 そう声をかけ、お盆を用意する。

 「お待たせしました」

 テーブル席に腰かけた男性のもとへコーヒーを運び、私も腰かける。

 「お悩みを、お聞かせください」

 「実は彼女とうまくいっていなくて……」

 男性は困惑を隠せない様子だ。

 「会う頻度がですね、以前よりも減って、連絡もちょっと。前ほどは、ないんです」

 「関係を修復されたいとお考えでしょうか?」

 「はい」

 きっぱりと、答える。

 「でも、彼女は心変わりをしたのかもしれないとも思うんです。だとしたら、どうしようもないのかな、と」

 「人間同士が一緒にいると、“相互作用効果”が働くと言われています」

 私は語りかけ始める。

 「誰かに好意を持つと、相手にも好意を持ってもらいやすい、というのはもちろんあるのですが、必ずそうなるとは言えません。嫌悪もまた、相互作用するのです。相手を嫌っていると、自分も嫌われます。そして、“相手に嫌われている”と思うことでも、関係はどんどん悪くなるのです」

 「じゃあ、彼女がもし、もう僕を嫌だと思っていたら……ああ、そうか。こう考えていること自体、ふたりの関係性が終わりに近付いているんですね」

 自嘲気味に男性が呟く。

 「距離が近ければ近いほど、“相互作用効果”は強く働くでしょうね。仮に彼女さんが、お客様との関係にマイナスイメージを持ってしまっているとすると、お客様ががむしゃらに頑張って距離を縮めようとするほど、そのイメージは濃くなってしまうことも考えられます」

 「距離を置いた方が、良いということですか?」

 「恋愛感情には、波がありますからね。一時的に気持ちの高まりが落ち着いてしまうことも、よくあります。そういうときに、相手との気持ちの温度差を強く感じると、“この人とは合わない”と思わせてしまうのではないでしょうか」

 男性は黙ってコーヒーを飲んでいる。

 「人間関係では、バランスが重要になってきます。プラスの感情同士はもちろんですが、マイナスの感情同士というのも、バランスは取れているんです。一方がプラスで、もう片方がマイナスの場合、不安定なのでどちらかになろうと葛藤があります。コミュニケーションがとれていない状態ですと、会う回数を増やすことで関係が急速に冷めていく危険性がありますよ。まずは、スムーズなコミュニケーションのはかり方に気を配ってみてはいかがですか?」


いかがでしたでしょうか。

人間関係は“相互作用効果”によって関係性が変化していくのですね。極論を言えば、ふたりで話していてポンポンと会話が続くようなら、お互いに好意を(温度差はあるかもしれないけれど)持っていて、その関係性はいい方向に向かって行っているでしょうし、その逆であればなかなか難しい状況かもしれません。

ですので、まずは「会話」を意識してはいかがでしょう。恋愛感情の波で気持ちの高まりが落ち着いているときに、相手から過剰に求められると、プレッシャーに感じてしまいますよね。楽しく会話ができる関係でいようとすることで、気持ちをつなぎとめられるのではないでしょうか。

参考にしていただければ、幸いです。

●ライター/倉本真帆(恋愛小説専門家)

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