好きなの? 嫌いなの?“生理的覚醒”による自分の恋愛感情を知る方法

【相談者:10代女性】
運動系のサークルに入っています。サークルの同期に、私に好意を持ってくれているかも、と感じる人がいます。私自身の気持ちは、自分でもよくわかっていなかったのですが、活動後につきまとわれるのが、少し面倒だなと感じています

体のドキドキは心のトキメキにつながりやすいはずでは? と思ったのですが、違うのでしょうか。

qa_a “生理的覚醒による優勢反応の強化”によると、プラス・マイナスどちらに転んでも不思議はありません。

ご質問ありがとうございます。恋愛小説専門家の倉本真帆です。

心理学を参考に、アドバイスを小説風に仕立ててみましたので、ご覧ください。

131125kuramoto

 カランカラン、それはこの店のドアベルの音。

 お客様のご来店を告げるその音がなったら、私はコーヒーを準備する。

 『心理学でお悩み相談カフェ・お代はコーヒー一杯で』

 ここはちょっと風変わりな喫茶店。オーナーの私が、一杯のコーヒーと一緒に、相談を受けるお店なのだ。

 今日のお客様はどんな相談だろう。10代くらいの、女の子――。

 「コーヒーをお持ちしますので、お席でお待ちください」

 そう声をかけ、お盆を用意する。

 「お待たせしました」

 テーブル席に腰かけた女の子のもとへコーヒーを運び、私も腰かける。

 「お悩みを、お聞かせください」

 「あの……運動とかをしたあとで体がドキドキしていると、心もときめきやすくなると聞いたことがあるのですが」

 「ええ、確かにそういうこともありますね」

 「じゃあ、どうして私はそういう状況にあっても、好意を持ってくれているかもしれない人を、ちょっと面倒に感じてしまうんでしょうか?」

 「そういうこともまた、起こりうるんですよ」

 私がそう言うと、女の子はきょとんとしている。

 「“生理的覚醒による優勢反応の強化”と言うんですけれどね。これは噛み砕くと、気合いが入った状態では、自分の中でより強く思っている気持ちが力を持つ……というようなことです。例えば、勉強をしなければと思いつつ、面倒だなと思っているとき、“勉強をしよう”という気持ちが大きければ、やる気を出そうと気を引き締めたときにきちんと勉強することができますが、“面倒だな”という気持ちが勝っているときは、やる気を出そうとしたときの方がむしろ勉強できなくなるんです」

 「ということは、私は相手のことを“好きかも”と“嫌いかも”の両方で揺れていて、サークルの活動後で気持ちが張っているときに現れる感情で、どちらが大きいかがわかる……っていうことですか?」

 「そういうことですね」

 なるほど……、と女の子はコーヒーを飲み、カップを両手で包んでいる。

 「確かに運動系のサークルなどでは、カップルができやすいと言われますよね。でもそれは、もともとあった好意を強く感じやすくなるということで、その逆もまたあるのですよ」


いかがでしたでしょうか。

“生理的覚醒”が起こっているときにご自身がどう感じているかを確かめることで、自分でも認識していなかった気持ちに気づけるかもしれませんね。

必ずしもプラスの感情が強化されるわけではありませんので、マイナスの反応が強くなることも、どちらもありうるということを知っていただけたことと思います。

参考になりましたら、幸いです。

●ライター/倉本真帆(恋愛小説専門家)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

このコラム読んでどう思う?

  • いいね (0)
  • うーん (0)
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

恋愛jpをフォローする