コネ入社した同僚が使えない! 仕事業務をスムーズにするコミュ術

【相談者:20代女性】
私は、社員数名の小さな会社に勤めているのですが、社長の恋愛問題に頭を抱えています。社長は、妻子持ちなのに不倫相手がいます

1年ほど前ですが、社長が会社に彼女を入社させました。社長の愛人ということもあり、社員が気を使って接していたせいか、愛人は仕事もできないのに大きな態度です。若い男性社員のなかには、パシリのような扱いを受けている人もいます。業務に支障も出るので、他の社員と連れだち、社長にそれとなく意見したところ、頭ごなしに罵声を浴びせられました。

社長はもともと、気の優しい人なんです。平和で仲の良い職場だったのに、愛人の登場によって、めちゃくちゃです。なんとか社長と彼女を別れさせて、彼女には会社を出て行ってもらいたいのですが、良い方法はあるでしょうか?

a スムーズに業務が進行することだけを目的に、一致団結するのが得策。

こんにちは。ライター、みわあやのです。

相談者さんとしては、その傍若無人な愛人さんを、社長から(会社から)引き離したいと。うーん。

まず、「良い悪い」はさておき、社長と愛人の件は、あくまで二人の問題ですので、他の人が介入できる話ではないと思います。そして、社員の皆さんが迷惑を被っているとしても、会社での決定権は、経営者にあるわけです。

とても理不尽に感じるかもしれません。私といたしましても、誠に遺憾ではございますが、それが現実だとお考えください。本当は社長本人に気づかせ、考えなおしてもらうのが一番ですが、なにしろ「人の気持ち」の問題なので、そう簡単にはいきません。

ですので、今回は、せめて業務がスムーズに運ぶようにと願って、心理学を使ったコミュニケーション法を、ご紹介します。

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うちの上司はなんで部下の話が聞けないの?

部下が意見をいうと、カッとなって話を聞かない上司っているものです。一生懸命説得しようとしても、かえって相手の反発が強まる。こんな心理を『ブーメラン効果』といいます。

・断定的な言い方をされたときや、自分の信念・価値観の部分を指摘され、「否定された感」を覚えてしまう。
・嫌いな相手が賛同していると、反対の意見を支持したくなる。
・自分でも「良くないな」と思っている、痛い部分をつかれた。

など、さまざまな原因でブーメランしてしまうんですね。なるべく相手の抵抗感を減らして、話の内容を聞いてもらうためには、否定された感を排除してあげる必要があるのでしょう。

そこで有効なのが、『質問型の言い回し』です。

「~だと思いませんか?」
「~してはいかがでしょう?」
「~ではないでしょうか?」

という感じですね。

さらに、『理由付け』をするともっと心に響きます。

「~なので、~してみてはいかがでしょうか?」

たとえ正論であっても(むしろ正論であればあるほど)押し付けずに、やんわり。めんどくさいですが、言い方だけで反発されて、話の内容も伝わらないくらいなら、急がば回れの気持ちで試してみる価値、あると思いませんか?

「筋書きのある」ミーティングで、思い通りの結論へ

社員同士で意見が一致している場合、根回しをおこない、筋書きを作っておくのも有効です。

「~してみてはどうでしょう」と1人が発言したら、次々とみんなが賛同していくような“台本”をつくっておくんです。

人間は、複数の人数のなかにいると、「被暗示性(暗示のかかりやすさ)」が高まります。その場にいる多くが、そうだそうだと言っていると、反発しにくくなり、最終的に自分も同じ意見だと思い込んでいく、というわけです。

A「コクが出ておいしいと思うので、目玉焼きには、マヨネーズをかけたらどうでしょう?」

B「いや、マヨネーズはカロリーが高いというリスクが!」

A「カロリーハーフを選べば、リスクは減らせるのでは?」

B「なるほど、それなら問題ないね」

一同「それがいいね」「やっぱりマヨネーズか」「賛成です」

例文がきわめて幼稚で申し訳ありませんが、このように、筋書きを用意しておくことで、主張は通りやすくなるかも、です。


いかがでしたでしょうか。

昔から、ものは言いようといわれていますが、ちょっと意識して変えていけば、相手の反応も変化するもの。

あまり「痛い部分」に触れず、業務上困るところに的をしぼって解決案を出す、ということも、組織で上手にやっていくのに必要なスキルですよね。他の社員の方も、相談者さんと同じ思いでしたら、一致団結して業務がスムーズに運ぶよう、画策してみてはいかがでしょう。

ほら、共通の敵ができると、集団の結束は強くなるって原理もあることですし。これをきっかけにチーム力をあげるって考え方もできます。もしかしたら社長も、そんな社員を見て考えなおすかもしれません……よね。

わざわざ、他人の色恋沙汰に首を突っ込んで、下手に怨みを買うようなリスクを負う必要もないと思います。丑三つ時に五寸釘を打っても仕方ありませんし、現実的にいこうではありませんか。

●ライター/みわあやの(カルチャー専門家)

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