ブスでもモテる“ポジティブス的”恋愛戦略術

【相談者:20代女性】
私はかわいくないので、常に雑誌などをチェックし、せめてファッション、メイクだけは、流行に遅れないように努力しています。ですが、「元」が良くないためか、合コンで誰からも相手にされないことが多いです。男性が話を振ってくれても、美人の友達と比較して、私を笑いたいとしか思えないパターンばかり。

最近も、小さい目が嫌で、つけまつげをして合コンに行きました。そしたら、その中にいた毒舌な男性にバカにされて、「ムダな努力」といわれ、周りの皆もくすくす笑っていました。少しでもかわいくなりたいと努力しているのに、あんまりです。ブスは努力する権利さえないんでしょうか。

a 目的と手段があやふやになっている人生はしんどい。

こんにちは。カルチャー担当・みわあやのです。

美人は優遇され、ブスがその比較対象とされて貶められることって、実際にあるわけですが、それはもうどうにもならないですよ。

どうしたって、「ブスは、外見的に評価されない」という現実は変えられないし、それは良い悪いじゃなくて、普遍的なことだと思います。「空は青い」のように。

大事なのは、それはそれとして、一旦受けとめた上で、どういう戦略をねるかという話でしょうね。

例えば、ラーメン二郎のラーメン。もやしが山のようにもっさりと乗っているし、お世辞にも見た目が美しいとはいえません。

ですが、こってりした脂としょっぱさ、甘みのあるスープ。太麺の歯ごたえと、ぷるっとやわらかなチャーシュー。一度食べたらファンになる人がすごく多いんです。しばらく食べないと禁断症状が出るって話も聞くくらいで。

でもこれが、原宿あたりの小じゃれたカフェかなんかのメニューだったらどうでしょう。「なんだこれ」って感じですよね。

生クリームがたっぷり添えられたパンケーキ。そこに食べられるのかも分からないような花びらをあしらいました的な、そんな代物のほうが、雰囲気重視の場所では存在としてしっくりきます。客もそんな雰囲気を求めて、長蛇の列をつくるんでしょう。

2つのメニューは、「お客さんに気に入ってもらう」という同じ目的を持っていたとしても、アプローチが全く違うわけです。土俵が違いすぎて、もはや比較すらされませんよね。

どんな土俵で、どんな方法をとれば、自分の魅力が発揮できるのか。一度、戦略的に考えてみるのも、おもしろいかもしれませんよ。

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手段に夢中になって、目的を忘れるな、という先人の教え

商売、恋愛、職場や友人の関係、これは皆、人の心を動かして行動に結びつける行為という意味では同じですよね。

己のポリシーと、他人の価値観をすりあわせながら、顧客のニーズは? 持ち味を生かせる市場は? 適正価格は? と、手段を模索する。

これがうまくできないと、ラーメンに花びらを散らしてみたり、魯山人の器に入れてみたり、迷走することに。それで余計なコストが増え、肝心のスープの味がないがしろになり、お客が離れてしまうんです。

そこで、ご紹介したいのが、「忘筌(ぼうせん)」という禅のことば。

これは、仏書、「景徳伝灯録」に記されている、「魚を得て筌を忘れ、兎を得て蹄を忘るる」という一節からきたことばです。

「筌」は、魚をとるための道具。「蹄」は、うさぎを捕らえるための『罠』のことです。この獲物をつかまえるための道具は、無くてはならない存在ですが、獲物が手に入れば、用を終えるものでもあります。道具にばかりにとらわれていると、本来の目的を見失いますよ。という意味ですね。

例えば、あなたの目的が、「人に好かれること」だとすると、それを達成するための手段はいろいろあるはずですよね。

もちろん、「外見の美しさ」も人に好かれるための有効な手段(道具)のひとつ。ですから、美を磨くのも、もちろん意味のある行為でしょう。

でも、そこにこだわるあまり、目的が、「美人になりたい」にすり替わっていませんか? 

「美人」という道具にとらわれて、そればかり目指していくら頑張っても、もともと素晴らしい道具を持っている人にはかなわない。そして、自信をなくし、「どうせ私は……」とだんだん卑屈になってしまう。

常に外見を気にしているから、他人の外見も気になる。あの人は自分より下だ、と勝手に優劣を決め、有頂天になってこき下ろしたり、キレイな人の欠点を血眼になって探したり。

似たような人をみつけて群れを成し、部外者を攻撃することで結束を高め、傷を舐めあい、つらい現実を忘れようとする。けれど、実はその内心でも、お互いに勝った負けたと格付けしあっている。

女どうしのコミュニティーには、こうした悲劇がおこりがちです。それもこれも、単なる道具のひとつにすぎない、「外見の美」という不明確な概念にとらわれすぎているから。

そんなのすごくもったいないです。だって、何か別の道具を持っているはずなのに、それを探そうともせず、勝手に負けてボロボロになっているんですから。

周りの人に認められ、好かれたいのは、人間が本来持っている願望です。そのための努力をあきらめろなんて誰もいっていません。

目的はひとつでも、手段はいっぱいあるはずです。自分なりの、「良い道具」をみつけてください。


いかがでしたでしょうか。

他人を観察して、やだなーと思うことは、自分は絶対にしない。逆に他人がしてくれてうれしかったことは、自分もやってみる。

小学校なんかで一度は教わったと思いますが、素直にこれを守るだけでも、だいぶ人に好かれると思いますが、どうでしょう?

地味なので、今さら取り上げる人も少ないですが、「あたりまえ」を大切にするのも、人に好かれる「手段」のひとつかもしれませんよ。

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●ライター/みわあやの(カルチャー専門家)

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