小悪魔女子との恋が長続きしないワケ

【相談者:40代男性】
45歳、独身男です。職場のバイト女性のことで悩んでいます。容姿もかわいらしく好感のもてる女の子ですが、20代前半と若く、年齢差もあるので、恋愛対象ではありませんでした。ですが、彼女が気のある素振りを見せてくるので困惑しています

私のことを「ステキ」だと褒める。私が飲んでいる缶コーヒーを一口ちょうだいと言う。疲れたと言って、背中にもたれかかってくる。など、甘えてくれるのはうれしいのですが、他の男性社員にも同様の態度をとるのが気にかかります。社員のなかには既婚者や、女性にだらしのないタイプの男もおり、彼女が心配でなりません。

最近では、彼女が悪い男性に引っかからないようにと目が離せなくなっております。嫉妬のような気持ちも湧いてきます。

実は、私には、他に言い寄ってくれる女性がいます。地味ですが落ち着いた女性で、年齢も30代後半です。その女性との真剣な交際を考えていた矢先のことでした。現在は、自分の気持ちがわからなくなってきました。解決のヒントをいただければと思います。

qa_a 大変恐縮ですが言わせていただきます。「しっかりしなされ!」

こんにちは。カルチャー担当、みわあやのです。

そのバイトの女の子は、絵に描いたような「小悪魔ちゃん」ですね。

私は美容関係の仕事をしていましたので、キャバ嬢や、スナックのママなど、接客業をしている女性にお話を伺う機会も多かったんです。彼女らによれば、男性に気のある素振りを見せて、関係を円滑にしようとするのって、仕事上当たり前のことだそう。

商売でなくとも、そういう考えの女性って少なくないのかも。小悪魔ちゃんなりの、大人の男性に対する処世術なんじゃないでしょうか。

他の男性にも同様の態度をとるのであれば、相談者さんが彼女にとって特別な男性である可能性は、低いと思います。

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小悪魔ちゃん女子との恋愛、その問題点とは

いきなり、夢を壊してしまい申し訳ございません。でも、万が一恋愛感情があったとしても、彼女のような小悪魔ちゃんとの恋は、なかなか一筋縄ではいかないというのも現実なんですよ?

というのも、小悪魔はいつでも心が冷静でないと、自分の魅力を利用して相手をコントロールすることはできないからです。それが「故意」であれ「天性」であれ。自分の心を開かずに、相手の心をガッツリとつかんで夢中にさせるためには、自分がハマるわけにはいかないんですよね。

恋の始まりは、それでいいのかもしれません。でも、恋愛も長く続いてくると、「恋のドキドキ」や、相手を手に入れたいっていう情熱は、薄れてきます。

そこで、次は愛情を育てていく必要が出てくるわけですが、そのキーワードになるのが、「相互依存」という関係。心理学では、一人ひとりが自立していながら、お互いに愛情を与え合える関係を「相互依存」といいます。これが理想的なパートナーシップのあり方、とされているんです。

片方が冷静で、もう片方は相手にべったりという関係では、どちらかひとりが常に不満を抱えて過ごす状態に。自分のことを愛してくれない相手に、愛情を注ぎ続けるのは不安ですから、長続きは無理ですよね。

相手が小悪魔ちゃんである以上、長く、安定した関係を築きあげるのは、至難の業といったところでしょうか。

小悪魔に出会ったら、小悪魔をやっつけろ!

逢佛殺佛、逢祖殺祖(仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺せ)。

これは、臨済宗の開祖、臨済のことば。一見すると、めちゃくちゃ物騒だと感じますが、「真実を見るためには、決して他人に惑わされてはいけないよ」という意味です。

たとえ、ブッダのように偉大な人物でも、かわいらしい小悪魔でも、そこに執着してしまうのはいかがなものか。自分の外側に「権威」を置いてはダメですよ。自分の拠りどころは、自分であるべし。という主体的な生き方のすすめ、ですね。

人間は、優しくしてくれたり、愛情を見せてくれたりするひとに、寄りかかってしまうものです。友達、家族、異性、常に何かに甘えたいのは自然ですが、“甘え”と“期待”は、だいたいセットになっています。自分に気のある素振りを見せてくる女の子、彼女は自分のことを好きなんだろうか。そう「期待」しても、彼女が「他の男性にも気をもたせている」ことで、裏切られたような気分になる。本来、彼女は何も裏切っていないのに……。

そのうち、彼女はどう考えているのかってことばかり気になって、あなたの人生の主役が彼女に。こうして、多くの男性が小悪魔に振り回されてしまうわけです。

けれど、幼く見えても、彼女はもう大人。彼女の選んだ人生があるんですよね。それを、あなたがどうこうしようというのは、彼女にこうあって欲しいという「甘えからくる期待」ではないでしょうか。甘えたい誘惑を断ち切って、期待する気持ちも遮る。どうか、そんな侍魂で、自分が本当に欲しいものを見つけてほしいと思います。

あなたが誰とどのような生活を送りたいのか、「どんな自分」で生きていくのが理想なのか。そこに照準をしぼって考え、前に進んでいただきたいです。

●ライター/みわあやの(カルチャー専門家)

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