“イデオシンクラシークレジット”に学ぶ、好意の蓄積方法

【相談者:20代男性】
人との距離感が難しいです。いい子だなと思うと、つい先走って馴れ馴れしくしてしまいうまくいかない、というのがパターン化しつつあります。でも、距離をとりすぎても仲良くなれないですし……。

a 好意も貯金と同じく、少しずつたまっていくものです。焦らずいきましょう。

ご質問ありがとうございます。恋愛小説専門家の倉本真帆です。

心理学を参考に、アドバイスを小説風に仕立ててみましたので、ご覧ください。

131102kuramoto

 カランカラン、それはこの店のドアベルの音。

 お客様のご来店を告げるその音がなったら、私はコーヒーを準備する。

 『心理学でお悩み相談カフェ・お代はコーヒー一杯で』

 ここはちょっと風変わりな喫茶店。オーナーの私が、一杯のコーヒーと一緒に、相談を受けるお店なのだ。

 今日のお客様はどんな相談だろう。20代くらいの、男性――。

 「コーヒーをお持ちしますので、お席でお待ちください」

 そう声をかけ、お盆を用意する。

 「お待たせしました」

 テーブル席に腰かけた男性のもとへコーヒーを運び、私も腰かける。

 「お悩みを、お聞かせください」

 「僕は人見知りもしないし、とっつきやすい方だと思うんですよ」

 男性はそう切り出した。

 「でも、いいなと思った子と、うまくいかないんです。距離感が間違っているのかな……だけど早く仲良くなりたいじゃないですか」

 「初対面か、それに近い方との距離の取り方、でしょうか」

 「そうです。その辺り、心理学的にはどうなんでしょう?」

 ここまで、ずばっと聞いてくるお客様は珍しい。

 「そうですね……“イデオシンクラシークレジット”について知っておくといいかもしれませんね」

 「それはなんですか?」

 不思議な単語を聞いた、という顔で男性が訊ねる。

 「個人的信用のことなのですが、好きという気持ち、相手への信頼は、貯金のように少しずつ時間をかけてたまっていくという考え方です。つまり、初対面のとき、相手への好意の量はゼロからスタートです」

 「つまり、最初からこちらが攻め込みすぎると、アウトってことですよね」

 「好意がたまってきたら、くだけた態度も有効でしょうけれど、好意の貯金がない状態でそうしてしまうと、「苦手だな」「嫌だな」と思われる危険性は高まるでしょうね」

 「なるほど……」


いかがでしたでしょうか。

“イデオシンクラシークレジット”の考え方を知っておくと、恋愛に速効性を求めるのが難しいことがわかると思います。積み重ねは大切ですね。

参考になれば幸いです。

●ライター/倉本真帆(恋愛小説専門家)

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