映画『ショップガール 恋の商品価値』に学ぶ、愛のある貧乏男or愛のない金持ち男……どっちを選ぶ?

【相談者:20代女性】
お金がないけど凄く愛してくれる人、お金があるけど割り切った関係の人。うまくやっていく方法ってありますか


みなさん映画は観てますか? 恋愛jpで映画のアドバイスを担当しております利根川です。担当といっても映画を薦めるのが僕の仕事で、お悩みと同じような経験をしている映画や1シーンをお勧めし、少しでも答えのヒントになればと思いご紹介させていただきますね。

なかなかのご質問どうもありがとうございます。ま、勝手にやってください……というのが本音ですが(笑)。

何でしょ、「うまくやっていく方法」というか、「どちらかを選ばなくてはいけない」ということを考えて、一つ参考になりそうな映画を1本ご紹介しましょうか。

『ショップガール 恋の商品価値』発売元/20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン

「Shopgirl/恋の商品価値」 価格:¥1,419(税込¥1,490) 品番:FXBV-30054 コピーライト(C)2008 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

「Shopgirl/恋の商品価値」
価格:¥1,419(税込¥1,490)
品番:FXBV-30054
(C)2008 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

原作から制作からなんとっ!? “スティーブ・マーティンおじさん(レイ)”です。「花嫁のパパ」とかの白髪のおじさんね。“トム・ハンクス”を使おうかと思ってたんだけど、俺の方がわかってる……ってことで結局出ちゃったみたい(笑)。

ヒロインに“クレア・デインズ(ミラベル)”。ロミジュリの天使の仮装は最高だったなぁ~。でもあの泣き方どうにかならんのかな……。でね、大事な味のあるダメ男に“ジェイソン・シュワルツマン(ジェレミー)”。

この人ね、『ロッキー』の“エイドリア~ン”の実の息子なんですよ。しかも、『ゴッドファーザー』で有名な“コッポラ監督”は叔父、“ソフィア・コッポラ”、“ニコラス・ケイジ”はいとこなんだって……超一流の映画一族や。ちなみに僕とタメでドラマーね。

ストーリー

さてさて、お話はね、ヒロインのミラベル(クレア・デインズ)を中心に進んでいきます。彼女は冴えない高級デパートの店員&冴えない絵描きさんね。恋人もおらず、なんとなくの毎日を過ごしてました。

冴えない自称アーティストのジェレミー(シュワルツマン)と、冴えないコインランドリーで出会い一夜を共にします。あまりのダメ男さかげんに、本気の恋に発展せずのまま微妙な関係を。

そんなある日、冴えてる男レイ(マーティンおじさん)登場。冴えてるプレゼントを贈ったり、冴えてるお食事に誘ったり、まぁ冴えすぎてる(笑)。そんな彼の一言、「将来の約束をしない自由な関係でいよう」。

そんな割り切った恋の中、ミラベルは何を求め、どんな道を選ぶのでしょうか。

この映画はね、ただ単純に、冴えないけど「愛のある」ダメ男と、冴えてるけど「愛のない」男の天秤映画ではなくてね、その間で揺れ動く女性の心理、自分探しみたいな部分がとても繊細に描かれている映画なんですよ。しかも、副題の「恋の商品価値」、話の合間合間に解説が入ってるんだよね。

「ミラベルはこの男のチェックリストをクリアする、持ち家2件、離婚暦あり……」なんて分析してるんですよ恋を(笑)。そんな、「商品価値としてみた恋」名言をいくつかご紹介しますね。

恋の商品価値は? 名言その1 ~ジェレミー編~

※ダメ初デート後、ミラベルの部屋の前で。

ミラベル:今日はありがとう!
ジェレミー:入っても?
ミラベル:もう眠るわ、疲れたからおやすみ。
ジェレミー:じゃあ、僕の電話番号あげるよ。紙とペンある?
ミラベル:ええ……
ジェレミー:ミラベル、キスしてもいいかい?
ミラベル:なんで?
ジェレミー:じゃあ、帰るよ。忘れてた、今日は素敵だったよ。キスは……しない、好きなのにな……。

恋の商品価値は? 名言その2 ~レイ編~

※突然贈り物を届けたレイ、お店に訪ねに来ました。ちなみに初対面。

レイ:届いたかい? 手紙も(ディナーのお誘い)?
ミラベル:ええ、ありがとう。
レイ:僕はレイ、で返事は? ディナーは金曜日、ビバリーヒルズの“ラ・ロンド”で、時間は8時、もし君が現れなければ1人で食べる。店の名前は?
ミラベル:ラ・ロンド。
レイ:時間は?
ミラベル:8時
レイ:(笑顔、無言で立ち去る)

恋の商品価値は? 名言その3 ~レイ編~

※ミラベルが困っていた学生時代の学費の返済を解決したレイ。

ミラベル:あなたはなんて優しい人なの!
レイ:他になにもできないから、私が君にしてあげられることは経済的なことだけだ。
ミラベル:心はくれないのね。
レイ:すまない。

恋の商品価値は? 名言その4 ~ミラベル/レイ編~

ミラベル:なぜ、私を愛してくれないの? 私は暇つぶし?
レイ:理解してくれてたと……、
ミラベル:つまり、今傷つくか後で傷つくか……そのどちらかね。
レイ:……、
ミラベル:なら……今にする。

恋の商品価値は? 名言その5 ~ミラベル/ジェレミー編~

※ダメジェレミーと再会、ダメじゃなくなってたジェレミー(笑)。久しぶりのデート、ミラベルの部屋の前で。

ジェレミー:色々勉強した、それはチャンスの掴み方。つまりこの瞬間がものすごく大切で、今こそキスすべきだと思う。ずっと前にこの同じ場所で断られ傷ついたけど、もう一度頼むことにした。
ミラベル:何があなたをこんな風に変えたの?
ジェレミー:君だよ。君が変われって云ったから……。
ミラベル:そんなことで(笑)。
ジェレミー:お礼に……これからは僕が君を守るよ。


いかがでしたでしょうか。

パッと読んだ感じ、「NOといえない流れに身を任せる女」「割り切った付き合いをしたい勝手な男」「バカだけど一途な男」そんな3人の話に見えます。

しかし、人によっては、「その場その場必要なものを手に入れていくしたたかな女」「誰にも心を開けない悲しい男」「バカだけど一途な男」そんな3人の話にも見えます。

誰にでも、表裏はあります。それは、何が正しいとかそんなことではなく、見え方、見方によって違うのかもしれない。少なからず、自分には嘘をつきたくないですね。

さて、今回の名シーンというかね、それはもう合間合間の綺麗で繊細な描写と音楽。この監督さんね、『真珠の耳飾りの少女』や、僕の大好きなチェロ奏者を題材にした『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』の監督さん。人間描写のセンスと表現の仕方が最高。

アーティスティックな部分とリアリティさの融合、是非描き方が(CG含め)素敵なので気にしながら見てみてくださいな♪

そしてね、最後のあの映画の締め方……何ともいえない「ジーン」としたなぁ~。

あとは映画観て笑って、泣いて、感じて、きっとヒントがあると思いますよ。

ハッピーエンド目指して……。

現実は映画よりも映画っぽい。

利根川でした。

●ライター/利根川建一(映画専門家)

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