話下手でも話上手になれる“頷き”のポイント

【相談者:20代男性】
はじめまして。私は話下手で、女性と話をしていても、いまいち盛り上がりません。気さくに話せるタイプではないので、それがいけないのでしょうね……。気を回しては、空回りする、というパターンが多いです。どうしたらよいでしょうか

a 話下手でも、“頷き上手”なら会話は盛り上がります。

ご質問ありがとうございます。恋愛小説専門家の倉本真帆です。

心理学を参考に、アドバイスを小説風に仕立ててみましたので、ご覧ください。

131021kuramoto

 カランカラン、それはこの店のドアベルの音。

 お客様のご来店を告げるその音がなったら、私はコーヒーを準備する。

 『心理学でお悩み相談カフェ・お代はコーヒー一杯で』

 ここはちょっと風変わりな喫茶店。オーナーの私が、一杯のコーヒーと一緒に、相談を受けるお店なのだ。

 今日のお客様はどんな相談だろう。20代くらいの、男性――。

 「コーヒーをお持ちしますので、お席でお待ちください」

 そう声をかけ、お盆を用意する。

 「お待たせしました」

 テーブル席に腰かけた男性のもとへコーヒーを運び、私も腰かける。

 「お悩みを、お聞かせください」

 「あの、実は……」

 と言ったきり、男性は黙ってしまい、困ったようにコーヒーに口をつける。私は、これは時間がかかるかも、と思いながら、のんびりと待つことにする。

 「……実は。もうおわかりかもしれませんが、私は話すのが苦手なんです」

 私は静かに頷き、続きを促す。

 「なので、いつも女性との会話は弾むことなく、気まずい雰囲気になってしまうんです」

 「それを、改善されたい、ということでしょうか」

 「ええ」

 「お客様は、ご自分が会話をリードしたい、とお考えですか?」

 私が訊ねると、男性は「え?」と瞬く。

 「会話の話題は、どちらか一方が引き出してこなければならないものではありませんよ」

 「ああ……そうですね。確かに、そうです。つまり、聞き上手になれ、ということでしょうか」

 端的に言えば、と私はほほ笑む。

 「でも、聞き上手になれ、というのも具体的ではありませんよね。具体的なアドバイスとしては、頷くことを効果的に取り入れてみては、というところです」

 「効果的、ですか。……積極的、ではなく?」

 「効果的、です。これは心理学の実験でも明らかにされていることなのですが、あまりに積極的に頷くのも、考えものなんです」

 「嘘っぽくなる……」

 「その通りです」

 そして私は説明をした。

 『相手の話の句読点がつく場所で、15%・40%・80%、それぞれの割合で頷くとする。最も好印象なのは40%。次いで、15%、最後に80%。ちなみにタイミングが適切であれば、15%のときでも、40%の割合で得られた好感度に近いものが得られるようだ』

 「話下手、ということは、おそらくよく考えながら会話をされる方なのでしょう。お客様なら、きっときちんと相手の方のお話を聞き、適切な相づちをされると思いますよ」

 ありがとうございます、と、今度は少し照れたように、慌ててコーヒーを飲んだ。


いかがでしたでしょうか。

頷きながら相手の方のお話を聞くだけでも、会話は弾みます。気持ちよく話をさせてくれる相手、というのは魅力的なものです。決して頷き過多にならないように、お話される方のペースを見ながら、様子を見ながら試してみてください。

参考になることを、願っています。

●ライター/倉本真帆(恋愛小説専門家)

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