浮気された時に慰謝料請求できる3つのケース

【相談者:30代女性】
4年前に離婚してから付き合った彼がいます。同棲しています。最近、帰りが遅いなど態度がおかしいと思うことがあり、聞いてみると、別に女ができたとのこと。彼は、「一生じゃないし、遊びだよ」と言っていましたが、その女ができてから私との体の関係がなくなり、怒りっぽくなって、家にいなかったりと不安でたまりません。

以前も、メンタル面で不調を起こしたこともあり、今回のことで薬を飲むこともしばしばです。その相手の女は、同棲して付き合ってる私がいることを知ってのお付き合いで、承知の上で遊んでいるようです。彼のことを信じていたし、本当に愛していたのに、裏切られたとしか思えないし、心が空っぽです。

このことをきっかけに、お酒が入っていれば暴力もふるわれることもあり、好きな人だから仕方ないと思う部分もありましたが、ちょっと限界がきてしまいました。話をするだけでも、なにされるのかわからないですし、とにかく今の状況が許せません。

相手の女性の連絡先などわからないのですが、2人を訴えることができるのでしょうか?


この度は、ご相談ありがとうございます。アディーレ法律事務所弁護士の島田さくらです。

同棲相手の浮気ですか……。浮気されたとなると、「傷ついた分の慰謝料を払え!」というイメージがあるかもしれません。しかし、単にお付き合いをしていただけでは、浮気についての慰謝料を請求する法的根拠がないので、残念ですが、慰謝料請求は難しいでしょうね。

そもそも、「付き合うって何だろう……」と深く考えていくと迷宮に迷い込んでしまいますが、お付き合いの段階で、「浮気したら慰謝料だ!」となると、みんな恋愛に臆病になってしまいますよね。

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浮気の場合に“慰謝料”をとれるのはこの3つ!

(1)結婚している場合
(2)婚約している場合
(3)内縁関係にある場合

浮気の場合、慰謝料をとれるのは上記3つだけです。

また、(2)「婚約している場合の浮気」であっても、婚約破棄に至らない場合に慰謝料請求ができるかというと、難しい場合もあるでしょう。

あなたの場合に可能性があるとすれば、(2)「婚約をしていた場合」や、(3)「内縁関係があった場合」ですね。理屈の上では、ふたりの口約束があれば、婚約は成立します。

しかし、裁判で実際に請求していく場合には、両家への挨拶や結納、婚約指輪、結婚準備等の事実を主張して、まず“婚約があったんだ”ということを認めさせなければなりません。

また、単に同棲していれば内縁関係が認められるというというわけでもありません。内縁というのは、『役所に届け出をしていないだけで、実際には夫婦同然の生活をしていること』が必要になります。『家計を一緒にしているか、冠婚葬祭に出席するなど夫婦として振舞っているか』ということ等の事実を総合して判断していきます。あなたと彼との間に、婚約や内縁が認められそうな事実はあるでしょうか。

また、浮気相手の連絡先が全くわからないとなると請求のしようがありません。もし、訴訟等を考えているのであれば、探偵をつけるなりして相手を特定することから始めなければなりませんね。

もっとも、彼に暴力を振るわれたということであれば、これは立派な不法行為であり、彼に対して慰謝料請求をすることもできるでしょう。ただ、裁判となると彼から暴力を受けたことを証明しなければなりません。診断書やケガの写真等はきちんととっておく必要がありますね。


一度離婚を経験なさって、もう一度信じてみようと思った男性からの裏切り行為なので、傷ついて当然です。彼の心ない態度に悔しい思いもあるでしょう。

しかし、暴力を受けても好きだから仕方ないと思わせるような男なんてろくなもんじゃありません。あなたにふさわしい人じゃなかったんです。

空っぽになった心は、別のもので埋めればいい。とりあえず、さっさと別れましょう。

●ライター/島田さくら(アディーレ法律事務所:東京弁護士会所属)

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