観ると勇気がもらえる! LGBTをテーマにしたオススメ映画2選

【相談者:20代男性】
僕は映画を見ることが好きなんですが、最近LGBTをモチーフにした映画も食わず嫌いせずに見るようにしています。そこで、僕のような当事者ではない人が見ても面白いLGBTをテーマにした映画を、なにか紹介してもらえないでしょうか

a見たら勇気がもらえるLGBTをモチーフにした映画を、ふたつほどチョイスしてみました。

ライターの雪見かおるです。ご質問ありがとうございます。

当事者ではない人が見ても面白いLGBTをテーマにした映画をなにか教えて欲しい、というご相談ですね。

私もLGBTをテーマに扱った映画を積極的に見るようにしているのですが、今回は最近見た映画のなかでも、一際勇気をもらった映画をふたつほどピックアップしてみましたのでご紹介します。

すでに見た方も多いかもしれませんが、どちらも当事者の方に限らず楽しめる作品ですので、この機会にぜひ見直してみてはいかがでしょうか。

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『プリシラ』(1944年製作/ステファン・エリオット監督、脚本)

「ドラッグ・クイーン」をモチーフにした映画のなかで、一番の話題作といわれています。ちなみにドラッグ・クイーンというのは、男性が女性の姿をしてパフォーマンスをする人のこと。特に最近では、“マツコデラックス”さんや“ミッツマングローブ”さんが有名ですよね。

そんなドラッグ・クイーンが登場する本作ですが、あらすじは3人のドラッグ・クイーンがショーの仕事のために、現在地の大都会シドニーからオーストラリア中部まで3000キロにも及ぶ旅に出るという、いわゆるロード・ムービー。その旅先でさまざまな人と出会い、偏見や差別を歌と踊りと笑いを交えて乗り越えていく。その姿に勇気と、気持ちを奮い立たせてくれる感動を与えてくれる作品になっています。

そのほかに私がこの映画を見て感じたことが、一見ちょっと奇怪に見える3人も、私たちと同じような悩みを抱えているということ。また、そんな私たちも、3人のような少なからず人とは違った一面を持っているということ。

ドラッグ・クイーンについて知識がない方が見ても、不思議と心に訴えてくる、なにか通じるものがある作品だと思います。

『メゾン・ド・ヒミコ』(2005年公開/犬童一心監督、渡部あや脚本)

「ゲイの老人ホーム」が舞台な本作は、プリシラとは打って変わって、とても静かで淡々としている雰囲気が特徴です。

あらすじは、ゲイの父親をずっと嫌って生きていた“柴咲コウ”演じる沙織と、その父親の面倒をみている“オダギリジョー”が演じる晴彦との絡みを描いたもの。さらにその父親は、ガンで余命いくばくもない状態で、実はその父親の恋人は晴彦という関係。

ゲイの老人ホームという少し変わった設定に目を引きますが、実際に映画を見てみるとゲイ云々よりも、各キャラクターそれぞれの人格の方が際立って見えます。

あれほどゲイを毛嫌いしていた沙織が、物語が進むうちにゲイを庇うようになったり、ゲイの晴彦が沙織とキスをして気持ちを通じさせようとしたり、と……。見る人によって感じ方は異なるかもしれませんが、人を愛するということについて深く考えさせられる、とても大人な映画だと思います。

大人だからこそ勇気がもらえる映画、あなたも一度見てみては?

どちらの作品も、着目したいのは各キャラクターの人格です。もはや「LGBTだから」ということではなく、ひとつの映画として、特に気分が落ちているときに見ると感動もひとしお。実際、両作品で得られる感動は、当事者もノンケ(異性愛者)も、そう大差ないかもしれません。

質問者さんも含め、あなたもぜひ一度、見てみてはいかがでしょうか。

●ライター/雪見かおる(セクシャリティ専門家)

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