勤務中に飲酒することは法律上許される?

【相談者:30代男性】
毎日毎日仕事と家の往復で、ゆっくりと時間を過ごすことがほとんどなく……。ストレスが溜まってきています。けれども、どうすることもできないから頑張って働いていますが、残業中は会社に人も少ないし、お酒でも飲みながら少しリラックスして仕事したいところです

勤務中飲酒しながら仕事しても問題ないですよね? むしろリフレッシュ効果だと自分では思ってます。


ご相談ありがとうございます。アディーレ法律事務所弁護士の刈谷龍太です。

ストレスは現代社会の大敵です。それゆえに、ストレスとうまく付き合っていかないと身体を壊したり、業務効率も悪くなり……。少しでもストレスを軽減させ、リラックスした環境で業務に従事したいところです。僕もお酒が大好きなのですが、仕事終わりに帰宅して飲む一杯は、やはり格別です!

でも、仕事をしながらお酒を飲むことって、法律上許されているんでしょうか?

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実は、法律では勤務中の飲酒について規定されていません。お酒を飲むことが業務である職業もありますから、それを一律に禁止することはできず、禁止するかどうかは、あくまでも会社の自主性に任せられているようです。

ちなみに、会社によっては、就業規則の服務規程で、業務中の飲酒の禁止を謳っていることがあります。就業規則で明確に禁止されているにもかかわらず、業務中に飲酒してしまった場合は、服務規定に違反するとして解雇されることがあるかもしれません。

ただし、業務中の飲酒行為が解雇理由として正当なものと認められるかどうかは、ケースバイケースです。タクシードライバーが業務中に飲酒することは許されないが、深夜にオフィスで一人少しお酒を嗜みながら会議資料を作っていた、というくらいであれば、許容範囲という感覚は理解しやすいのではないでしょうか。

会社による、と言いましたが、とある県では、昼食時にビールを飲むことが当たり前になっているという話を聞いたことがありますから、ひょっとしたら業務中の飲酒に対する寛容さは、県民性による面もあるのかもしれません。

少し話がそれましたが、業務中の飲酒が許されるかどうかは、会社の就業規則等を確認してみてください。ただ、就業規則等に書いてないからと言って、必ず許されるというわけではないので注意が必要です。

それと……。個人的には、相談者さんがそれだけの業務をしていて身体を壊さないかが心配です。身体が資本ですから、残業はほどほどに。また、残業代についてはきちんと支払われていますか? 残業した分の賃金はきちんと支払われるべきですので、残業代はきっちりと請求してくださいね。

法律上の根拠はありませんが、残業代が支払われないということは業務ではありませんから、お酒を飲んでいたとしてもとやかく言われるようなことではないと思います。反面、残業代が支払われているのであれば、お酒は帰宅してから飲むようにしてくださいね。

●ライター/刈谷龍太(弁護士:東京弁護士会所属)

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