LGBT当事者に聞く、“人間関係”や“パートナー”について思うこと

【相談者:20代男性】
先月入社してきた同僚が元女性だったようで、一緒に酒を飲みながら、いま付き合っている彼女や将来のことについて、いろいろと話を聞かせられました。いままで、そういった当事者を目の当たりにする機会がなかったので、正直感慨深かったです

そこで、もっと当事者の方々の意見を聞いてみたいのですが、ぜひ取り上げてもらえないでしょうか。よろしくお願いします。

a当事者が感じる“周囲との人付き合い”や“パートナーとの将来”について、私の友人にインタビューしてみましたよ。

ライターの雪見かおるです。ご質問ありがとうございます。

最近はメディアで取り上げられることも増えてきたので、知人や職場の仲間に当事者がいるといった方も、少なからずいらっしゃるかもしれませんね。

前回の『LGBT当事者に聞く、“恋愛観”と“将来”について望むこと』では、当事者の恋愛観や将来について話を聞いてみましたが、今回も引き続き、「私生活におけるLGBT(※1)の現状について思うこと」を、私の身の回りにいる友人にインタビューしてみました。

お話を伺ったのは、現在システムエンジニアとして働いている、岐阜県在住の23歳のパンセクシャルのトランスジェンダー(戸籍変更、性別適合手術済)、友人りなさんです。

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— 自身のセクシャリティ(性自認、性的指向)について思うことはなんですか?

『私はトランスジェンダー、パンセクシャルなので、ほかのセクシャリティの人の「同性(異性)は受け付けない」という気持ちが分からないことが残念です。たとえば、ゲイやビアンの人と恋愛の話しをしていても、「異性もいいと思うんだけどなぁー」と思ってしまい、話が噛み合わなくなってしまうこともあるので……。ほかのセクシャリティの人と話すときは、相手との違いを自分のなかで明確にして割り切ることが大事かなと感じています』

— 出会いはどこで見つけていますか? 恋愛のことについて教えてください。

『SNSです。リアルで会った人にもいい人はいたんですが、相手のセクシャリティが合わず、なかなか恋愛関係には発展しませんでした。ピッタリと合う人とどこかで会っていたのかもしれませんが、目印があるわけでもないですし、結局SNSを活用する方が多かったですね』

— 将来について今後望むことがあれば、意見を聞かせてください。

『結婚はしたいですね。それと仕事でたくさん活躍したいです。どうしてかというと、いまよりもっと仕事や生活の質を高くして「私はなに不自由ない幸せな生活をしていますよ」と、言い切れるようになりたいからです。そのためにも結婚は大きな役割を果たすと思うので、できれば25歳までにしてしまいたいと思っています』

— 最後に、りなさんにはいまパートナーがいますが、そのことついてなにか思うことはありますか?

『パートナーのことをいうなら、彼の一部の知人からの心ないひと言が原因で、彼が嫌な思いをしてしまうことを何とかしたいですね。この間も、彼が私のことをカミングアウトしたことがあったんですが、そのときの周りの反応がイマイチで真剣に取り合ってもらえなかったそうです。なので、今後は自分たちのセクシャリティや、周りの人との関係をどう作っていくかが課題ですね』

あなたの身の回りにもLGBT当事者がいるかもしれない

普段は、「そんな人いるのかな……?」といった印象を抱かれがちなLGBTの存在ですが、いざ目の前に当事者が現れたとき、どういったコミュニケーションを取るのか。まだまだ円滑な対応ができる社会とは言い難いかもしれません。

だからこそ、今後は性的マイノリティに限らず、相手を尊重するコミュニケーションの取り方が大切になってくるのかもしれませんね。

※1:レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーのそれぞれの頭文字をとって作られた、性的マイノリティの総称を表す言葉。

●ライター/雪見かおる(セクシャリティ専門家)

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