最低な元彼を見返すことに伴うリスク

【相談者:20代女性】
私を裏切った彼を見返してやりたいです。交際2年で彼に振られました。理由は彼の仕事が忙しく、気持ちに余裕がなくて……とかなんとか。すっかり彼のことばを信じて、仕方がないと受け入れましたが、真相は違っていました

失恋した私を励まそうと、共通の友達が教えてくれたんですが、本当は私の他に付き合っている女性がいたんです。どうにかして、彼を見返してやりたいとばかり考えています。こんな風に考えるのは、悪いことでしょうか。

a大丈夫。「怒り」は人としてあたりまえの感情。でも聞いて欲しいことがあります。

こんにちは。カルチャー担当・みわあやのです。

「女にモテている俺が大好き」あるいは、「俺を好きだっていう女はキープしときたい」、そして二股。ところが、もう一人の女性にバレたか何かで、「バレた女の方側に付いた俺」。

でも、自分を悪く思われたくないし恨まれるのもイヤなので、あなたには、「プライベートを捨てるほど、仕事に没頭する俺」をかっこ良く演出。うまくケリが付いたと思ったら、共通の友人にバラされちゃう。うまく信頼関係も築けてないような友達に「自慢したかった」か、なんかで重大な秘密を暴露されている「間抜けな俺」。

私の勝手な想像なので、実際のところは知りませんよ。でも、結果をみると似たようなもんなんだろうなーと、思います。

だとしたら、すでに彼は相当に「滑稽なやつ」なわけです。わざわざ相談者さんが、貴重な時間を割いて見返さなくても、もう見返している。というか、客観的にみて、勝手に「サブい感じ」になってらっしゃるというか。

ただ、相談者さんは「見返したい」って思った自分を責めないで欲しいんです。

心理学では、『自分の自己愛を傷つけられたとき、怒りや憎しみを感じるのはあたりまえのこと』とされているんです。ですから、その感情は、どんな人にでも起こりうることなので、悪いことじゃありません。

しかしながら、「見返そう」と思い続けているうちは、「彼」という存在が心のなかに居座り続けていることになります。相手に何らかの反応を求めようとしている限り、ムカつく相手を心のなかに住ませていることになるんです。

ぜひ、相談者さんが心から楽しいと思えることや、自分の成長のためになるって思えることに時間を使ってくれたらいいなって思います。

131003miwa

自灯明(じとうみょう)

釈迦のことばが収められた経典『涅槃経』に、自灯明ということばがあります。自らを灯りとせよ。「他者ではなく、自分を拠りどころにしなさい」という意味の禅語です。

他人がどう思うか、他人にどう見られているか。そんな、「誰かの気持ち」のような、移ろいやすいものに執着せず、自分がどうありたいか、それを心の道しるべにする。「自分自身」を指針に生きましょう。

「見返す」という行為は、うまくいっても結局、罪悪感が芽生えたり、思ったような反応がなかったらかえって腹が立ったり。そんなリスクが多い上に、結果を相手の気持ちに委ねている、ということです。

人と張りあったり、人を責めたりすることで、一時的にスッとするかも知れません。でも、「怒り」は自分の心からくる問題。相手の問題ではないんですね。

怒りの感情は、誰もが持っている、人としてあたりまえの気持ちです。自分の問題として受け入れ、ゆっくり手放していければ、と思います。

ぜひ、「倍返しだ!!」などと考えず、自分のためになるような生き方を選んでもらえると、うれしいです。

●ライター/みわあやの(カルチャー専門家)

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