同棲して発覚した価値観の違いを乗り越える方法

【相談者:20代女性】
はじめまして、彼氏のことでご相談させてください。彼氏と同棲をはじめて1か月がたちます。一緒に暮らし始めてから、細かいことを口うるさくいってくる彼に疲れてきました。脱いだ靴を片付けろとか、床に荷物を置くなとか、そういう小さなことです。せっかく楽しく暮らせると期待していたのに、正直ガッカリしました。

精神的にも、彼しか頼れる人がいないので、別れたくはありません。八方塞がりでどうすればいいのかわかりません。

a 主体性と柔軟性のバランスが取れていない人生は、つらすぎる。

こんにちは。カルチャー担当・みわあやのです。

生活の中の小さな「基準」って、本当に人それぞれです。

たとえば、玄関に脱ぎっぱなしの靴。彼の基準の中では、「すぐ片付けるべき」っていう項目があって、その重要度が高い。

一方、あなたの基準の中では、「片付け」という項目はそんなに重要ではなかったので、うるさいな~って思っちゃう。

私の個人的な見解ですが、歩み寄るためには「重要度」って大切で、重要度の高い方に合わせるのが手っ取り早いと思います。片付けに関しては、あきらかに彼の方が重要に思っていますね。だったら、引き下がって片付ければいいんです。

あなたが「片付けない」ことをすごく重要だと思っていて、譲れない。もしそうなら、よく話し合ってお互いが我慢できるポイントを探すことは大事だと思います。……別にそうじゃないですよね?(笑)

なんでもかんでも相手に合わせてしまい、不満を抱えるのは問題。自分にとって重要な問題は、しっかり話し合って決めて欲しいです。もし、それができない相手なら、「別れる」っていう選択肢も出てきます。

でも、自分にとって重要じゃないことまで意地になってつらぬく必要はないですよね。

・自分にとって何が重要で、何がどうでもいいことなのか、判断できること
・どうでもいいことにこだわらない柔軟さ

このバランスが取れていないと、不満ばかり抱えながら生活することになるんじゃないでしょうか。

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随処作主(ずいしょにしゅとなる)

“臨済義玄”という禅僧のことばをまとめた『臨済録』に、「随処作主」ということばがあります。これは、「いつでも自分を主体にして生きよう」という意味の禅語。

相手に合わせたり、流されていたりする生き方は、「自分で考えなくてもいい」からカンタン。でも、そのうちこんな問題にぶつかることも。

嫌なことでも我慢してついて行くしかないので、常に不満を抱える。あるいは、自分がどうしたいのかさえ、わからなくなり大人の迷子に。

人生の不満を解消するために、常に誰かと戦って「勝ち負け」を競い、勝てば安心し他者を見下してご満悦。負ければ、勝者のあげ足をとる、自分より劣っているもの責め、見下すことで安心感を得ようとする。

「こっちだよ」って言ってくれる人に、ついて行っては、「なんか違う」って引き返して、それを何度も繰り返す。そのうち、「本当の自分はどこにいるんだろう?」なんて、自分探しの旅とかに出かけちゃうけど、見つかんない。なぜなら、ここにいる自分に気づいていないから。

そんなふうに、他者の視点でしか判断することができず、自分の中の「主」を見失う。すると、思い通りにならないことがあるたびに、いちいち怒ったり悲しんだり。その責任は、「他者や世の中」にあるような気になるから、苦しみ続けるし、ぜんぜん解決しない。

自分で考えて、判断を下していくということは、とても面倒だし、難しいことです。

でも、自分の決めたことなら、たとえ結果が悪かろうと、問題をすり替えることなく、事実をまっすぐに受け入れられると思います。

人間は助けあって(作用しあって)生きていますから、お互いの気持ちを思いやることは大切です。でも、自分の本心だけは見失わないようにしたいもの。

相談者さんは、彼しか頼れる人がいないといいますが、自分の人生の「主」になれるのは自分だけ。

主体性と柔軟性。ちょうどいいバランスを模索しながら、自分の人生を選んで欲しいな、と思います。

●ライター/みわあやの(カルチャー専門家)

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