“ツァイガルニク効果”に学ぶ、過去の恋愛が美しく見える理由

【相談者:20代男性】
付き合っていた彼女と別れて半年が経ちますが、いまだに立ち直れません。忘れてしまったほうが楽になるのはわかっているのですが、元に戻れないかと考えてしまいます。このままでは新しい恋に向かうことができません。どうしたらいいですか?

a人は中断されたものに魅力を感じます。過去のきらめきは差し引いて考えましょう。

ご質問ありがとうございます。恋愛小説専門家の倉本真帆です。

心理学を参考に、アドバイスを小説風に仕立ててみましたので、ご覧ください。

130916kuramoto

 カランカラン、それはこの店のドアベルの音。

 お客様のご来店を告げるその音がなったら、私はコーヒーを準備する。

 『心理学でお悩み相談カフェ・お代はコーヒー一杯で』

 ここはちょっと風変わりな喫茶店。オーナーの私が、一杯のコーヒーと一緒に、相談を受けるお店なのだ。

 今日のお客様はどんな相談だろう。20代くらいの、男性――。

 「コーヒーをお持ちしますので、お席でお待ちください」

 そう声をかけ、お盆を用意する。

 「お待たせしました」

 テーブル席に腰かけた男性のもとへコーヒーを運び、私も腰かける。

 「お悩みを、お聞かせください」

 コーヒーを一口飲み、男性が口を開く。

 「実は、半年くらい前……付き合っていた彼女と別れてしまいまして」

 「ええ」

 「それ以来、彼女のことが忘れられなくて、立ち直れないんです。新しい恋に向かうこともできなくて」

 そうでしたか、と私は頷く。

 「“ツァイガルニク効果”というものがあります。途中で中断されたものに対して、人は興味をひかれるといったものです」

 男性は頷いて聞いている。

 「お客様の場合は、付き合っていた彼女さんとお別れをしたということですが、お客様のほうでは、まだその方への想いに区切りがついていないのでしょうね。こうした場合、未練が残り、なかなか次の恋に向かえないのだと思われます」

 「僕はどうしたらいいんでしょうか」

 「そうですね。“過去はきれいに見えるもの”だということを、ご自身の中で納得できる方向に持っていくのがよいかと思います。過去の良さに目を奪われがちになりますが、少し差し引いた目で見てみるといいのかもしれませんね」


いかがでしたでしょうか。

過去の恋愛に、ご自身の中できちんと区切りをつけられない状態ですと、いつまでも引きずってしまいがちです。“ツァイガルニク効果”と呼ばれるものも、そういった、中断された状態のものに関心をひかれるという法則です。

ご自身の中で過去のものという認識をする作業が、これからにつなげるのに必要なのではないでしょうか。

どうぞ、参考になさってください。

【関連コラム】
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●ライター/倉本真帆(恋愛小説専門家)

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